月別: 2011年4月

連載小説2本目

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「第三企画室 returns」連載第二回の原稿。
 一応できあがったけど、〆切まで寝かせておく。

花筏

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 黄金町のスタジオの窓の外、大岡川では花筏。満開の桜もいいけれど。季節の移り変わりが素敵です。
 連載の原稿のために地震のシーンを書いているのだけど、頭の中にいやなことを自分で作り出さなくてはいけなくて、けっこう辛い。でもって、読む人には明るい未来を伝えなくてはならない。
 つらいけど、それがいまの僕の仕事。小説家の役割。
 出したゴミがカラスに狙われて大爆発!
 今日、思ったこと。
 どんなときでも一人一人のささやかな暮らし方に思いを至らしめるべきだなあ。人間を十把一絡げで考えてしまってはいけない。
 一度に沢山の人が死んだり被害を受けたりすると、つい、そういうことを忘れてしまう。自戒を込めて。
 横浜・若葉町の中華料理店「聚香園」、一ヶ月ぶりに夕食を食べた。震災以来しばらく閉まっていたのだ。「中国へ帰っていた」とのこと。
 本日発売の「新刊展望」5月号(日販)の特集・地方を元気にする物語にエッセイを寄稿しています。
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エッセイの原稿

 今日は、 カナダの日本語誌「ふれいざー」向けのエッセイの原稿。
 太平洋戦争後の沖縄の芸人・小那覇舞天(おなはぶーてん)のこと。

仕事モード

 まもなく始まる「第三会議室 returns」の連載第一回の原稿。
 やっと集中力が出てきた。

地震後、初めて都内へ

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 寝袋にくるまって板の間で寝ているときに余震が来た。
 避難所にいる人の気持ちが少しわかった。
 午後、さらに大きな余震が来た。
 もう一ヶ月経つけど、そこら中に地殻のひずみができているみたい。
 夕方から、練馬までお通夜に。
 なるほど、こういう風に駅が暗いのね、とお上りさん。
 帰りの渋谷駅で、念願の「どん兵衛」アンテナショップへ。
 東日本、西日本、北海道、それぞれの味の違「うどん兵衛」が200円で食べられる。
 というわけで、帰りは山手線内回りのホームに着くのだが、改札を出る前に、わざわざ外回りのホームへ移動して、どん兵衛ショップ。
 面白いし、200円でとりあえず空腹が収まるのはいいね。
 ただし、急いでいるときには向かない。
 何しろ、砂時計を渡されて、お湯を入れて3分(うどんは5分?)待たなくてはならない。
 しかも、丼が発泡スチロールなので保温性がよすぎて、暑くて食べにくいしスープも飲みにくいわけ。
 というわけで、これを食べるには、山手線を何本か見送ることになります。
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〆切モード

 〆切モード突入。
 5月14日までに、「第三企画室returns」(日経ビジネスオンライン)短期集中連載4本、エッセイ「窓を開けると港も見える」(ふれいざー)2本、「幸福な会社」(徳間文庫)の続編の改稿、と、〆切目白押し。
 過去最大級(当社比)の〆切密度だ。(笑)
 なので、S社むけ書き下ろし長編改稿の予定が入れられず。
 5月中旬以降になります。ごめんなさい。と、ここで謝ってもしょうがないけど。
 さらに金原亭馬吉さんが高座にかけてくれることになっている新作落語も5月が〆切だ。
 それが済んだらすぐにK社書き下ろしに着手できるようにします。
 と、ここで宣言しておけばきっとできる。(ほんとか)
 とりあえず、4月初めてのスタジオ泊まり込み。

黄金町花見スタジオ

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 統一地方選。
 投票所は横浜美術館。
 投票後、サブウエイのサンドイッチの朝食。
 そのまま黄金町のスタジオへ。
 みなとみらいの日本丸の前の通りも、野毛から黄金町への大岡川沿いも、徒歩通勤路の約半分が横浜市内有数の桜の名所。
 世の中は桜満開である。
 沖縄へ出かける前日の3月31日にはまったく咲いていなかった。
 ふつうならもうとちっている時期、桜よ、僕の帰りを待っていてくれたのか。(笑)
 さいわいなことに心配していた鉢植えの植物も枯れていなかった。
 事務的な仕事から始めて、長編の直しを少し。
 午後5時、フットサル仲間が6人、やってくる。
 スタジオの窓の外が桜でいっぱいなので、室内から花見宴会だ。
 途中、妻と妻の友人もしばらく合流。
 午後10時半、散会。
 よく飲んでしゃべって笑った。
 残った物は500mlのビール缶?個、酒瓶6本。
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最終日だけ那覇

 午前8時半、目が覚めたのでそのまま起きる。
 シャワーを浴びて外出。いつもは前日にパンを買っておいて朝食にするのだけど、買い置きの野菜ジュース(88円)を飲んでから、今日は、ミュージックタウンのすき家で牛丼(並250円)。
 コザを去りがたくてゲート通りを散歩。
 質屋が開いていたら三線を見てみようと思ったけど閉まっていた。
 NPOで町おこしをやっている「コザインフォ」に顔を出して、ゆんたくというか待ちの在り方についての意見交換というか。
 日本茶をご馳走になりました。
 後ろ髪を引かれながら、ゲストハウスを後にして、胡屋バス停から那覇へ向かいバスの人となる。
 県庁で降りて、パレット久茂地のコインロッカーに荷物を預ける。(400円)
 パレット久茂地の前では、東日本義援金のためのチャリティコンサート。
 ステージではなんと「元ちゃん」が演奏中。
 元ちゃんは、てるりん祭の出演者であり、その晩、りんりんで余技を披露していた一人でもある。
 ちょうど日陰のなくなった時間帯、汗をかきながら牧志方面へ。
 牧志公設市場近くの市場本通りのいつものオバアのところを目指す。
 本通りのとある角で、オバアは店でなく机を一つ出して海ぶどうだけを売っている。僕が2つ買うと2つオマケしてくれる。
 ところがそのオバアが今日はいなかった。
 どうしたんだろう、と思うとさびしくなってもう今日は海ぶどうを買うのをやめようと思ったけど、結局、その近くの店で買った。
 昼食は通りのハズレで沖縄そば350円。
(ちなみに国際通りは600円。公設市場の二階の食堂街も観光客向けなので高い)
 このあたりはどうせちゃんとした沖縄そばを売る店はなくて、どこでも同じ製麺所の麺に、同じメーカーのスープを薄めて出しているだけだ。
(公設市場1階の麺を卸している店に二階の食堂の人が麺とスープを買いに来たのを僕は目撃している)
 買い物はこれで終わりなので、国際通りのスターバックスで仕事。(アイスコーヒー340円)
 久茂地に向かい、「ヘリオス・パブ」で地ビールを飲みながら仕事。
 県庁前からゆいレールで空港へ移動し、クレジットカードのラウンジで仕事。
 身体が乾いていて、トマトジュース2杯、グアバジュース1杯、コーヒー1杯。(すべて無料)
 このあたりの帰りの日の那覇での過ごし方は完全にパターンが確立していていつもいつも完全に同じ。でも、海ぶどうのオバアがいなくなってしまったのがね。
 午後6時過ぎ、羽田行き、スカイマークエアラインの機上の人となる。
 スカイマークエアラインを利用するのは初めてだけど、地上職員はすごく感じがよかったし、キャビンアテンダントも必要十分。
 制服がスーツスタイルではなくポロシャツで、スカートは自前らしくみんなバラバラ。
 それで十分だよね。

ロックミュージカル「Aサイン物語」

 金曜日。
 午前中、運動不足解消のため、7kmほどウォーキング。
 運動公園まで歩き、陸上競技場と野球場の外周を回る。
 今年から、ここの陸上競技場はJFL・FC琉球のホームグラウンドになった。
 監督はあのトルシエだ。
 町にもわずかに幟が立っていたりするのだけど、沖縄ではサッカーはまるで盛り上がっていない。むしろプロバスケットリーグのキングズが人気。
 オーシャンで仕事。なかなかよい調子。
 午後6時半、いったん帰宅して、午後7時、ミュージックタウンへ。
 ロックミュージカル「Aサイン物語」に友人が多数出演するのだ。
 夕食を摂らないままの3時間はちょっときつかったけど、第二幕はすごくよかった。
 難点もある。
 カッチャンは歌も歌えていないし面白くないし、出さない方がいい。
 僕の知る限り、カッチャンの音楽性を褒める人はだれもいない。存在感のある特異なキャラクタだというだけ。
 宮永英一も歌を歌うだけにして演説や説明はしない方がいい。
 コザの音楽界も大御所が幅をきかすのはそろそろやめにしたらどうかな、というか、音楽にだけ真っ直ぐに向かい合って欲しい。
 ミュージカルなのか、コンサートなのか、自分の考えの啓蒙活動なのか、コザの有名人をしるコザンチュのためにやるのか、一般人を対象にするのか、コンセプトをはっきりさせたほうがいい。
(カッチャン以外)すばらしいミュージシャンが揃っているのだから、もっとシンプルに音楽の力を信じればいい。言葉を加えすぎる。
 でも、もういちど見るチャンスがあれば、僕はまた3000円払って見たいと思う。
 午後10時、公演終了。
 出演者全員出口に出て東日本大震災の募金活動。
 宮永英一に会うのも久しぶりでしばし立ち話。
 演技と美しさの光っていた Kozue さんのもつ募金箱に1000円寄付。
 出口を出て振り返ったらサーミーがいたのでもどって握手。
 オーシャンにいるフォーク歌手・ひがよしひろと三線製作者・照屋林次郎に合流。
 林次郎はてるりん祭の実行委員長、ひがよしひろはスタッフでもある。
 話は当然、てるりん祭の話。
 三線欲しいけど、林次郎の三線は30万円から。そもそも僕のような初心者未満の人間が持つ楽器ではない。
 ちなみに、昨日一緒に飲んだ金城宏次のつくる紅型染めの帯は50万円。
 午後10時40分、オーシャンを出て、ひがよしひろとふたりで中の町の “Grass Fantasy” へ移動。
 よしひろの友人、チーコのライブ。ピアノ、サックス、ボーカルのトリオ。
 ジャズを中心にゴスペルというか黒人霊歌というか。
 僕はいいものを知っているいい友達に恵まれているなあ。うれしいなあ。
 午前1時、よしひろと別れて、食べそびれていた夕食がてら、沖縄には珍しい日本蕎麦の「きく石」へ。立派な手打ち蕎麦、700円。
 最後の晩だから、またPEGによる。
「Aサイン物語」の話をしていると、出演していたJETのドラマーのコウチャンが入ってくる。
 午前2時、表向き店を閉めている「りんりん」へ。
 ここにも「Aサイン」の出演者。ベースのコウゾウとギターのサーミー。
 さっきまで宮永英一もいたらしい。
 午前3時、「本当に閉店」(笑)のため散会。
 僕の長い長いコザの夜遊び(笑)は終わった。

金城宏次と飲む

 寝たのが遅かったのでややゆっくりスタート。
 いつものようにオーシャンで仕事をしていたら、沖縄市役所の新人研修のツアーの大集団がやって来た。
 さっきまで客は僕一人だったのに、あっというまに満席。
 ソフトドリンク各種、あっというまに売り切れ。
 20分ほどいて、嵐のように去って行った30人ほど。
 午後4時過ぎ、ちょっと身体が重いので、デイゴホテルの大浴場へ。(500円)
 スーパーサンエー5Fにある宮脇書店(中の町店)の市場調査。
「D列車でいこう」は3刷が入っていました。
「幸福な会社」は見た限りではなさそう。
 スーパーにて、さんぴん茶と野菜ジュース、マツモトキヨシで、キネシオテープと「ウコンの力」(の類似品)を購入。
 向かいのモスバーガーで仕事の続き。
 パソコンを拡げていたら、店員さんがやってきて、
「そちらの席の横にコンセントありますよ」と。
 なんと親切な。
 でも、パナソニック・レッツノートはたっぷり一日、バッテリーだけで仕事ができるのだ。
 午後8時、琉球紅型染アーチストの金城宏次、登場。
 一緒にまたオーシャンに戻って飲む。
 オーシャンの三線を借りてちょっと鳴らす。
 三線欲しいなあ。
 でも、楽器というのは弾けないと買いに行けない。自分でもっていないと弾けるようにならない、というジレンマ
「PEGが空いていたらPEGへ閉まっていたら解散にしましょう」とゲート通りを歩いて行くと、果たしてPEGはやっていました。