日: 2011年4月1日

野暮なエイプリルフール

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 本日はエイプリルフール。
 ウソを見かけたら騙されたふりをすればいいのに、それはウソだとさっそく暴いて喜ぶ人が午前0時5分には現れて、今年も興ざめのエイプリルフール。
 インターネットで情報流通が速くなっているので、集合智でウソの寿命が短くなってしまっているんだね。
 みなさん、来年からはウソを見抜いてもせめて夕方ぐらいまではそれを指摘しないようにしよう。ウソを指摘する代わり、自分も気の利いたウソをつこうじゃないか。
 と、そんなようすを見ながら、明け方まで旅支度をしていた。
 午前9時起床。
 お出かけ前はなにかとバタバタ。
 YCATへ向かうために久々に横浜駅東口のポルタを歩くと、ずいぶんと様変わりしていてびっくり。
 安い速い系の飲食店がことごとくなくなり高級化している。
 不便だなあ。
 物販系もファッションにシフトしてしまっている。
 丸善が洋服屋になっているのに愕然。
 YCATも航空会社のカウンターがなくなり、シウマイも真空パックだけになり、ひっそりしている。世の中、どんどん経費が切り詰められている。
 ここからは10分おきに出ているバスに乗ると25分で羽田空港に着く。
(成田行きのバスも90分きっかりで空港に着く)
 実は、横浜は東京のほとんどの場所よりも羽田にも成田にも近いのである。
 朝昼兼用の食事は空港の寿司屋「勘六」(一人前1365円)にしたのだけど、伊勢佐木町の回転寿司の方がうまい。
 というわけで、12時40分発、ANA133便で、沖縄へ向かう。
 座席はいつもの二階76C。
 午後3時15分、那覇に到着。
 ゆいレールで旭橋まで出て、バスセンターから4時5分発77番のバスでコザへ向かう。
 コザの胡屋についたのは午後5時。
 いつも泊まっているゲストハウスに到着すると無人。
 書いてある電話番号に電話すると、「入って右の部屋です」。
「とりあえず部屋を使っててください」
 と、チェックインもせずに部屋に入り、そのまま一晩泊まる。
 沖縄らしいよね。
 コザインフォの前へ行くと、みんながちょうど福島いわき市向けの応援寄せ書きをしているところで、「阿川さん、ちょうどよかった」と僕も参加。
 まさか沖縄に来て福島の応援に参加するとは思っていなかった。
 明日、応援部隊がいわきに向かうそうだ。
 1年ぶりのコザはけっこう変わっている。
 全体によりアメリカ人のニーズに特化した店が増えている感じ。
 いまごろになって学んだのか、むしろ本土の人が来てやっているのか。
 腹ぺこなので、まずは「オーシャン」へ。
 なんとテレビが地デジ対応になっている。
 ヤッシーは新しくギターも買っていた。
 オーシャンには何年も通っているけど、1年でこんなに変わったのは初めてだ。この店、ちなみに創業41年目だったかな。そのあいだほとんど変わっていないはず。
 ビールとタコライスで1000円。
 つぎは「りんりん」。
 島酒300円。
 つぎは「伍八」。
 やきとり、イカの刺身、生ビールで1200円(たぶん「友達割引」してくれている)
 ここで、商店街の再開発の行政の資料や図面を見る。
 午後10時半、つぎは「Shun」。
 ちょうど店を開けたところ。
 泡盛のボトルが置いてあるので、すごくおいしい豪華お通しがついて800円。
 午前0時、最後は「PEG」。
 ここもちょうど店を開けたところ。
 もう酒は飲みたくないので、さんぴん茶。
 ピカンテソースのかかったオムレツがついて400円。
 午前1時過ぎ、帰宅。
 これで知り合いの店で行っていないのは「ちゃぼ」だけか。
 これで、明日には、僕がコザに来ていることが知れ渡っているはず。
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