午前10時、「にれ」がすごく名残惜しそうにコザを去っていく。
すっかりコザのマジックにはまったらしい。
バス停で小林淳子と一緒に彼女を見送ったあとは、僕は定例月曜火曜の「連載小説モード」に突入。
ゲストハウスではデスクというものが確保できないので、食事をしたりして執筆場所を確保するように店をホッピングしていくのが、コザで仕事をするコツ。
しかし、正午から開いていて長居ができる「オーシャン」が閉まっているのがつらい。
まず、Sideways でランチ(コーヒー付き780円)。
しばらく執筆。
中央パークアベニューを突き抜けたコリンザの屋上へ行って、そこから嘉手納基地を見る。
コリンザは失敗した第三セクターの箱ものの典型。
いまでは、ハローワークと、むりやりテナントになっている行政関連の組織、あとは100円ショップ、それにコールセンター。
がらんとしたフロアに、喫茶店にあるようなイスとテーブルが、うめくさに置いてある。
それがなんと執筆場所にぴったりではないか。しかもタダ!!
というわけで、そこを次の執筆場所にして、夕方まで原稿書き。
(もってきたHHKBもつないだのだ)
午後8半、サーミーの店「海鮮居酒屋ちゃぼ」へ。
サーミーは一時期音楽をやめていて、12年間和食の修行をして店を開いたのだという。
いまは、みんなに引っ張り出されて、ギタリストとしても活動している。
今夜の飲みのメンツは、ひがよしひろ、コウゾウ、小林淳子のミュージシャン3人にミュージシャンでない僕、という組み合わせ。
途中からお母さんが民謡歌手のSさんも加わって、沖縄の音楽の話とか。
(コザでは、どの店へいってもすぐに知り合いに会うので、飲み会のメンツはどんどん増えていく。
そちらは午前1時半にお開きにして、PEGに顔を出して帰宅。
僕は執筆モード中なので、10時過ぎからはほとんど飲むのをやめていたけど。