月別: 2010年3月

尾道で『フェイク・ゲーム』を買おう

 広島方面のみなさん!
 尾道の「啓文社 福屋ブックセンター」というところで、作家の自筆POPフェアがスタートしました。
 30人ほどの作家さんたちの手書き自筆POPと著書が一堂に並べられています。
 阿川大樹の「フェイク・ゲーム」も久々に(笑)面出しで十分な店頭在庫があります。
 もちろん、手書きのPOPも展示中。

プチ出社拒否

 午前10時、マンション駐車場タワー駐車場のアルゴリズムについてヒアリング。
 正午前、部屋に戻ると、妻が起きていたので、一緒に朝食。
 スウェーデン風ラップサンド。美味。
 天気がいいので、遠回りして、徒歩で伊勢佐木町まで。
 おそい昼食は、リンガーハットの皿うどん。(520円)
 そうか、軽い出社拒否なんだ、自分。
 そう気づいたので、スタジオには向かわず、スターバックスで pomera で原稿書き。
 ほとんど休まず毎日黄金町のスタジオに出ているからなあ。
「赤・黒 ウエストゲートパーク外伝(石田衣良 徳間モバイル)読了。
 携帯電話で全編を読んだ初めての長編。
 読みにくくはない。でも、心地よくもない。持って出ることを考えなくてもいつも持っているのは便利。
 iPad や Kindle のような読書に特化した端末で読めれば、未読の本をすべて入れて持ち歩ける。電子ペーパーは紙よりずっと読みやすいし。
 早くそういう時代になって欲しい。
 pomera のモノクロ液晶はとても見やすい。透過型カラー液晶の画面は目が疲れる。
 パソコンも長時間執筆専用で、モノクロ反射型液晶の外部ディスプレイがあったら、それにしたいのだけどなあ。
 カラーより高くても、僕は買います。
 長時間PCで仕事をする人にとって、目の健康はとても重要。
 夕食は、「聚香園」でタンメン(600円)。
 午前零時前、スタジオに泊まることにする。
 午前1時半、仕事を終えて、黄金町駅近くの焼き鳥屋へ。
 レバー、カワ、豚バラ、それに瓶ビール。
 レバーだけとっさに2本にしたのは、きっと目が疲れているから。
 〆めて1280円。
 午前2時過ぎ、寝袋に潜り込む。

書くことがない単調な日

 もう月曜日だ。
 3月も今週で終わり。がんばるぞ。
 朝昼兼用でマクドナルド。
 クーポン使って、ビッグマック+ポテトL+コーヒーSで、450円。
 カロリー高いな。
 そのまま pomera で原稿書き。
 そのあと、スタジオへ。
 帰り、メチャ寒い。この冬一番だと思う。
 まだ飲み屋がやっている時間だったので、に都橋でちょっと飲む。
 帰宅は、午前1時過ぎ。

大岡川に寒波襲来

 日曜日だけど仕事。
 真冬並の寒さのため、昨日とは打って変わって、地元の人すら歩いていない大岡川周辺。
 午後9時過ぎ、予定の原稿が上がったので、いつもより早いけど帰宅する。
 昼は、家から持ってきた白いご飯にふりかけで済ませたので、まったくお金を使わなかった。

大岡川に桜が咲けば

 土曜日だけど仕事。
 暖かい。気温はさほどでもないのだけど、日差しは確かに強くなっている。
 桜が咲き始めた大岡川の川沿いには、散歩する人が多く、人通りはいつもの10倍くらいある感じ。
 夕方から急速に気温低下。

メガカロリー!

 疲れ、たまってるなあ。
 まあ、それでも昼近くになると元気になってくる。
 広島県尾道の本屋さん、啓文社福屋ブックセンター向けの手書きPOPを書く。
 手書きの字を人に見せるというのは、人前に下着で出るような恥ずかしさ。
 尾道で新しい読者に巡り会えますように、と思いを込めて。
 好物のテキサス・バーガーがまた販売されたので、昼はマック!と思ってみなとみらいのマクドナルドへ行くと、子連れママたちで満員。
 なんでだろうと思ったら、そうか春休みか。
 お財布の窮屈な小説家にとって、マクドナルドは300ー400円で座って食事ができて仕事もできる外食プレースなので、これからしばらくはちょっと困る。
 というわけで、日ノ出町駅前のマックでリベンジ。
 ここはふだん、本州でもっとも平均年齢の高いマクドナルド、もっとも老人一人客の多いマクドナルド(当社独断比)なのだけど、ここにまで小学生高校生がはびこっている。
(沖縄では高齢者もアメリカ文化で育っているので、マクドナルドに老人はすごく多い)
 セットがクーポンで590円だったので、いつもは単品なのにセットを食っちまったぜ。
 1メガカロリー・オーバー。
 さっそく運動しなければ。

祇園遊びを垣間見る

 午後、久しぶりの都内。
 某施設のオープニングレセプション。
 オーナーが京都の人で、祇園の舞妓さん芸妓さんによる「祝いの舞」があった。
 舞妓さん4人、芸妓さん8人。(だと思う)
 僕は一番近くで見せてもらう。
 芸妓さんたちの花代は、祇園の屋形を出てからそこに戻るまでらしい。
 これだけの人数を京都から東京に呼ぶと何百万円になるわけだ。
 こういうのを「お大尽」というのだね。
 祇園の芸妓さんといえば、日本舞踊の踊り手として、日本でも超一流であるわけだから、でもこの金額は実は高くはない。むしろ安いくらいだと思う。
 日本の伝統的エンターテインメントのプロ中のプロなんだから。
 祇園の舞妓芸妓は100人ほどという話も聞いたので、そうだとすると、その1割以上を東京に呼んでしまっているというわけか。それもすごい。
 ちなみに舞妓さんたちも舞ったけれど、その踊りの完成度に関して、芸妓さんと比べると問題にならない。
 舞妓さんはたしかに若くて可愛らしいけれど、芸妓さんの踊りを先に見てしまうと、その魅力も霞んでしまう。
 ステージで見てこれなのだから、自分の座敷に呼んで目の前で踊ってもらう、というのは、なんたる贅沢であるかと、改めて思う。
 文化は、お金のある人がそうやってお金をつかうことで守られていく。
 自分が貧乏だからといって、金持ちが金を使うのを否定的に考えるのは間違っている。金持ちの金遣いを咎めると、文化は衰退し、貧乏人はもっと貧乏になる。
 金持ちであれば、金を湯水のように使うこと自体が社会貢献であり、お金のある人にどんどん使ってもらわなければ、日本は困るのだ。

締め切り

 午前8時過ぎ、起床。
 寒い一日が始まる。
 朝食は、100円ローソンのパンと野菜ジュース(合計210円)
 しばらくしてこし餡の団子。(105円)
 さっそく連載の原稿に着手。
 編集者から電話。
「D列車でいこう」文庫化の件など。
 
 午後4時、遅い昼食。
 大たぬきそば(550円)
 暗くなる頃スピードが出てきて、空腹を感じなくなったので、夕食は買い置きのカレーパン(105円)。
 午後7時過ぎ、「野毛にいるんだけど」とお誘いがかかるが、締め切り当日故、身動きがとれず。
 翌午前1時過ぎ。原稿1本アップロード。
 雨だし、寒いし、タクシーで帰ろうと思いながら、歩いていると思い切ることができず、桜木町駅まで来たところで、空腹になった。
 24時間営業のバーミヤンで、瓶ビール、サラダ、餃子。(1173円)
 さっさとタクシーに乗って帰った方がよっぽど安上がりだ。(笑)
 サラダを食い始めたら止まらない。体が強烈に野菜を求めているのだ。
 しかし、体にエネルギーが満たされてくると、家でも仕事場でもない場所で過ごす時間を心地よく感じてくる。
 午前2時、やっと心と体がほぐれてくる。
 帰宅。

構想を転がす日

 連載小説の長期的なプランを、頭の中で転がしながら、ほとんど何もしないまま夜になった。
 午後11時過ぎ、近所で食事をしていたら、隣の映画館の支配人と遭遇。「すべては海になる」(山田あかね監督 阿川大樹エキストラで冒頭シーンに出演(笑))の上映をトークショー込みで監督に無断で勝手に売り込む。
 twitter にて、事後承諾で山田あかね監督の了解を得る。
 考えがまとまらないので、早めに寝よう。
 というわけで、翌午前2時前、仕事場の寝袋に潜り込む。

リアル探偵ごっこ

 午後4時過ぎ、遅いランチを食べた帰りのことだ。
 途中に通りかかった路地の奥。
 風俗店の外に女性が一人で立っていた。
 あたりは風俗店の密集地。
 女性が通り過ぎることはありえるが、風俗店の外に立っているのは、いくつかの特殊なケースに限られる。
〈彼女は、中から出てくる人間を待っている〉
〈出てくるのはおそらく男で、いまなにがしかの料金を払っているのではないか〉
 仮説を立てた推理作家は一旦通り過ぎ、電話をかける振りをして立ち止まる。
 さっきの女性が、推理作家を追い越していく。
 思った通り、若い男性と一緒だ。
 推理作家は50mほど間を空けて尾行をはじめる。
 前に某業界風の男性がやはり同じルートをたどっている。
〈もしかしたら彼はガードについているのかもしれない〉
 商店街へ出たところで、急に腕を組む。言葉を交わしながら、少し進んで今度は手を繋ぐ。
 それ以降、一見したところ、仲のよいカップルに見える。
 カップルは、商店街をまたいで次の通りを左に曲がる。
〈やっぱり〉
 100mほど先に、ラブホテルがある。
 その前まで来て、その男女は女性がリードするかたちでホテルに入った。
 業界風の男はそのままホテルの前を通り過ぎ、推理作家は手頃な路地を曲がってその場から離れた。
 恋人同士なら、昼下がり、風俗店から出てそのすぐ近くのラブホテルには入らない。