日: 2010年4月17日

沖縄 コザ3日目

 午前10時起床。
 昼過ぎになって、定点観測へ。
 昼の中の町。
 さらに、「にれ」の希望で銀天街。
 銀天街は、各地のシャッター通り研究家である阿川大樹おすすめの(当社比)日本一のシャッター通り。
 
 全国のシャッター通りファンが涎をたらして喜ぶ筋金入りのシャッター商店街である。
 どのくらいすごいかというと、アーケードの柱が根元で腐っていて危険だが、取り壊す費用も出せない、という。
 ついには行政が視察にきて、国道拡張のおかげでやっと入り口部分だけ取り壊しができた、というくらい、もうすでにどうにもならない商店街なのである。
 中はさながらダンジョンであり、007の映画で追跡シーンに使ってもいいくらい。
 ベネチアの裏路地にアジアの猥雑を加え、そこに中性子爆弾を落として、生物をすべて死滅させたあとの感じ。
 客と店員あわせて、そこにいる平均年齢は80歳を越えるかもしれない。
 冗談みたいだが、その中に爬虫類専門店まである。いやあ、なんて念の入った演出なのだ。
 
 アーケードのはずれには小さな公園があり、ものすごく立派なトイレがある。
 池がしつらえてあり、壁の噴水約15カ所から水が滝のように流れているように作ったらしいが、経費がかかるためか、水は完全に涸れている。
 つまり、行政がお金の使い方を間違えているのだ。
 立派なトイレをつくっても、人は来ないし、シャッター通りに店は増えない。
 タクシーで北谷の「カラハーイ」へ。
 りんけんバンドの中心メンバーである「かーつー」さんから招待をいただいて、初めてのりんけんバンド。
 立派なライブステージと客席のあるお店。本土の基準からすると飲み物や料理も安い。
 りんけんバンドは、アーチストというよりもエンターテインメント。ラスベガスのショーを彷彿とさせるよく錬られたショーだった。
 本日到着の小林淳子とそれをコザで待っていた「にれ」はアンコールの直前に滑り込みセーフ(ほとんどアウト)で合流。
 上原知子(照屋林賢夫人)の歌が良かったので、CDを買ってサインしてもらった。
 タクシーでコザへもどると、午後11時前。
 GATE 2 GARAGE 、JET とライブハウスをハシゴ。
 中の町、SHUNで軽く腹ごしらえをして、PEGへ。
 いつもはコザにきても、仕事以外にはあまり何もしないのだけど、今回は、歌手2名を、毎日、観光案内(?)しているので、ものすごく盛りだくさん。
 沖縄だからひとつひとつは安いのだけど、4軒5軒とハシゴするので、飲食代がどんどんかさむなあ。
(肝臓も疲れる)