日: 2006年9月1日

中野でコンサート

 今日から9月。
 湘南新宿ラインで原稿を書きながら新宿経由で中野へ。
 中野駅近くのなかの芸能小劇場で、小林淳子さんのコンサート。
 僕の女友達には3人のプロ歌手がいるのだけれど、3人ともみごとにジャンルが違う。
 淳子さんの音楽はジャンル定義がとてもむずかしく、曲目のほとんどはシャンソンのタイトルだけれど、バッキングはジャズ、高音部の囁き語るような歌い方とステージングはひとり芝居のようであり、低音部のダイナミズムは男性的ですらある。僕よりずっと年上なのに、かわいらしさとパワーを兼ね備えている。
 しばらく演奏活動を休止していたので、実に4年ぶりの活動再開を待っていたファンは多く、150人ほどの小ホールは立ち見がでるほどだった。
 休憩をはさんで二時間のステージをピアノとベースとボーカルだけでしっかりと楽しませていた。
 彼女は芸術家肌の人なので、たぶん自分では不満がいっぱいあったと思う。
 そんなこともあって、終了後は話をしたくなさそうな感じでもあり、僕の方も執筆期間中で人見知り状態なので、終了後は早々に会場をあとにして、新宿まで出て、ゴールデン街でひとり飲みして帰宅。