diary2006

コーヒーショップ


出来立ての原稿と。
パソコンを持たないで外出する解放感(笑)

脱稿

した。
少しくつろいで外へでる。

戦争と人生

 叔父の葬式、午前9時過ぎに家を出て午後8時帰宅の一日仕事。
 叔父の棺には、予科練のころの集合写真があった。
 叔父には戦争の話を聞かせてもらいたかったが、彼が予科練だったことで、僕の心の準備ができなかった。16歳かそこらで国のために命をかけようと思い立った人と向き合うには、こちらにもそれを受け止める覚悟が必要だと感じていた。
 話を聞ける自分になろうとわざわざ江田島の海軍兵学校へ行ってみた。だが、そこでみたものは、自分の青春と当時との差であり、かえって道は遠のいてしまったのでした。
「おじさん、教えてくれ」と虚心坦懐に何も知らずに聞きに行けばよかったのかもしれない。
 叔父が予科練にいたころは、日本にはもうたくさんの飛行機を作る国力も、飛行士を養成する時間もなくなっていた。叔父は飛行機ではなく、水上特攻艇「震洋」というので訓練していたらしい。人間魚雷回天が有名だけれど、僕が江田島で模型で見た震洋はベニヤ板でつくった、子供だましみたいなチンケな小舟だった。
 あれでは軍艦の曳き波でも簡単に転覆してしまうだろう。
 特攻のとき、突っ込むこともできずに波に煽られて転覆して死ぬ姿が想像できてしまう。それだけで泣けてくる。
 乗ってみれば、彼らも訓練中に自分の最後をそのように想像したにちがいない。国のために死をいとわないという志を、きちんと受け止める国力すら日本にはなく、死に場所としてあまりにみじめなベニヤの船と、「特攻」にすら性能が不十分な船で、多くは「犬死に」が待っていたばかりだった。
 棺の中の予科練当時の集合写真。
 そのセピア色の集合写真を見て、このうち何人が生き残ったのだろうという思いが浮かび、6人の孫まで儲けたことを思えば、戦争で死なずに今年の正月二日まで生きていて本当によかったと思って涙が出た。
 叔父が死んだことよりも、彼がその日まで生きたことを喜ぶ気持ちがした。
 原稿は書けずに、疲れて就寝。

阿川大樹のラジオ放送

 昨年11月の沖縄コザ訪問の時に収録、12月20日にFMコザで放送された 「エロかしまし小桜ナイト(ゲスト:小説家・阿川大樹) 」がポッドキャストで公開されましたので、以下のURLで聴取可能です。
 パーソナリティの「コザクラおばあ」こと、まーこさんとのトーク番組。
  http://log.ti-da.net/ad/user/ad.php?id=329 (mp3 34MB)
 (残念ながら携帯からはお聞きになれません)

大晦日は大捨て日

 午前7時前起床。朝型である。
 朝食に好物たぬき蕎麦を食べて、忽然と仕事場の部屋の片づけを始める。
「迷ったら捨てる」の基本方針の下、地下のゴミ捨て場まで、6往復はしただろうか。
 仕事場の見えている床が倍増した感じだ。本棚からあふれていた本もほとんど収まってきた。
 昨年はまったく見なかった「紅白歌合戦」を(うわの空ながら)ほぼ観た。
 だって、知らない歌手ばっかりでているのも、常識を要求される小説家としてはマズイんじゃないかと。
 近ごろは、テレビも読書も、娯楽ではなく、仕事のためのものばかりのような気がするが、ま、いっか。
 受験生の娘がいるという友人に誘われて近所の洲崎神社へ。
 到着は12月31日午後11時54分。
 本殿の前から3列目で新年を迎え、さっそく手を合わせて拝む。何をお願いしたかは内緒。
 おみくじ、大吉。
 一説には射手座は12年に1度の強運の年なのだそうだ。

整形外科の風景

 明日はフットサルの試合で6試合。
 何ヶ月か前から腰痛気味なので、これが骨なら運動しない方がいい。その原因を確認しておく必要有り。ということで、整形外科へ。
 年末最後の診療日ということでやはり大混雑。
 待合室で2時間近く待った。
(パソコンで仕事できたしうたたねもしたので、時間が無駄ではなかったけれど)
 で、骨は異常なし。よかった。
 年明けからリハビリに通います。
 300円ほどでマッサージが受けられるみたい。内容に差があるとはいえ、癒し系サロンよりずっと安いジャン。どうりで、おばあさんたちが常連で入り浸っているわけだ。
 天気がいいので、横浜を放浪。
 身体は使ったけど、精神はくつろいだかも。自分を解き放つことの快感。
 最後は、野毛の焼鳥屋に立ち寄って八海山で締め、よい一日の終わり。
 あすのフットサルに備えて、ふだんより少し早い就寝。

リモコンパニックからの脱出

 昼過ぎに起床。
 自分の分、カミサンの分、合計400枚ほどの年賀状を投函し、贈呈本の冊子小包を発送。
 駅前まで出て、ダイエット食品を調達。ヨドバシカメラでソニーのプログラマブルリモコン RM-PL500D を購入。(全部、ポイントで足りた)
 帰宅後、リモコンの設定。
 居間のテレビ、ハードディスクビデオ2台、CDプレイヤー、ラジオチューナー、MDプレイヤー、などをAVアンプで切り替えているのだけれど、リモコンだらけでパニックになっているので、ひとつのリモコンに統合する。ほぼ、思った通りになったかな。
 あとは、執筆、執筆。

暖かいなんてもんじゃない

 おいおい、気温20度だぜ。
 暖かいので2時間ほど散歩して最後にスーパーに行くと、野菜が値上がりしている。正月価格だ。ピーマンなどものによっては倍近い。
 安いのは白菜とキャベツ。
 改稿のイメージはかなり固まりつつあるので、〆切まで20日のラストスパート前の一区切りに年賀状でも書くか、と郵便局へ行ってインクジェット紙200枚。
 この時期でも売り切れていないなんて。
 昨年のが39枚残っていたので加えてシャッフル。
 正月早々、運のよい方には当たっても商品がもらえないハガキが届きます。
 すでに何度か実験済みなんだけど、実績として、古い年賀ハガキだと気づく人はほとんどいない。
 暖かいといっても夜は鍋を食べる程度には「涼しい」ので、つみれ鍋。
 年賀状の送付先選別、宛名印刷、本文の文案とデザインで夜が明ける。
 個人事業主なので、仕事関係への挨拶は定期的にしないとね。

忘れ物はゆず胡椒

 追い込み。いや、年末だからじゃなくて〆切だから。
 体調を調整しながら心を盛り上げる。
 オリンピック選手みたいな感じ。(て、オリンピックアスリートをやったことないけど)
 カラダと向き合って対話している。
 昨日、ヨットで少し身体を動かしたので、肉体も上向いてきているけど、まだまだ。
 今日は、忘れ物(ポン酢とゆず胡椒)を取りに自転車でヨットハーバーまで。車でも自転車でも最短距離では片道30分くらい。
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 帰りは遠回りして、本牧を通り、山下公園経由で。
 マリンタワーと氷川丸の営業最終日で、大勢並んでいる。そんなあたりを時々止まって写真撮ったりしながら、往復2時間ほどの運動。
 帰ってきたら、amazon の中古で買った太極拳のDVDが届いていたので、居間でやったら身体が温まった。
 現在、ダイエット中で、一週間で約1キロ落としました。
 30日にはフットサルもやるので、ベスト体重に近づけておきたい。ダイエット食品も慣れたけど、脳はかなりカロリーを要求するので、昼食を170Kcalに抑えたら、夕方、強烈な眠気。低血糖症状みたい。
 というわけで、夕食はガッツリ食べる。
 今日のカロリー摂取は、1400Kcalくらいのはずだから、基礎代謝以下。
 深夜、小説の構成についてああでもないこうでもない。

ヨット納め

 横浜駅でゲストをピックアップしてヨットへ。
 ハーバーで、仲良くしているレース艇のオーナーMさんがひとりだったので、我が艇に合流。
 八景島で鍋。夏頃もらった白ワイン。まあ、飲めた。(笑)
 いつもそうだけど、帰りは寒くなる。
 これで年内、ヨットも乗り納め。
 一応クリスマスなので、夜は、久々にフレンチワインを開ける。
 ふだん新世界とかイタリアあたりのワインを飲むのがほとんどなので、「ああ、フランスのワインってこんなかんじだったね」と思い出す。