午前8時に起きる。
ことしのお節料理で、自家製は妻の作った黒豆、僕の作っただし巻き玉子。あとは買ったものである、伊達巻き、蒲鉾、こはだ、それから暮れにおろしたブリの刺身で、朝食。
〆はお雑煮。
昼まで細々としたことを少し片づけ、自動車で母親を自宅に送り届ける。
その足で、妻の実家へ向かう。
夕方まで、いつものように歓談して、自宅へ戻る。
というわけで、大晦日午後6時から、元日午後6時の24時間で年末年始のイベント終了。
あとは、さっそく仕事開始。
仕事を始めるのがいちばん落ち着く。新しい年の決意新た。
いつも見ているウィーンフィル・ニューイヤーコンサートは今年はパス。
午後4時、本牧へ向かう。
中華菜館「清心(しんしん)」に頼んであったお節料理を受け取りに。
次に、野毛にまわり、カジュアルフレンチレストラン「イグレック」へ。ここでもお節料理を受け取る。
大晦日の投げ売りを期待して、コットンハーバーのプラザ栄光生鮮館にもよるが、成果はいまひとつ。
午後6時過ぎ、一人暮らしの母親がやってくる。
紅白歌合戦をみながら、早々とイグレックのお節料理をつついて年越し。
フレンチのオードブルがびっしり重箱に入っているのだけれど、これがまた、一品一品が創意工夫に満ちた一級品なのですね。「隠れた名店」と呼びたいぞイグレック。
4組目くらいから最後まで紅白歌合戦をみた。こんなに見たのは何年ぶり? 十年以上だと思う。
他局の番組も気にせずフィーチャーして、なんでもありの構成でしたね。
まあ、見ている方としては、NHKにフジテレビの番組がでてきても困らないわけで、無意味なこだわりがないのはよいことです。とりわけ、スポンサーのしがらみがないからNHKの方がそういうことはやりやすいのかも。
ただ、個人的には紅白歌合戦の良さは「偉大なるマンネリ」にあると思うので、新しく変わろうとするくらいならやめてしまえばいいのに、と思うのが正直なところ。
大衆演劇でジャズダンスをやる必要はないし、水戸黄門にミッキーマウスがでてくることもないだろう。
というわけで、南極昭和基地から「赤組ガンバレ」という電報がくるわけでもなく、集計に野鳥の会の協力を得たりしない紅白歌合戦なんて、やっても意味がないような気がする。別に視聴率が10%だってかまわないから、紅白歌合戦らしい一定の様式を守ってほしいと思った。
お正月に餅を食うのを「マンネリだからやめよう」という人はいないのだ。
別に50%を越える視聴率がなくたって、10%なら10%で上等じゃない。テレビ局はよけいなことはしなくていいから、大晦日には昔ながらの紅白歌合戦をやっていればいい。むしろ安定供給という社会的責任(笑)があるのではないかな。
それにしても、テリー伊藤のお兄さんの玉子焼き屋さんは、絶大な宣伝効果でありました。
そうこうしているうちに、新年となりました。
みなさま、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。