日: 2009年5月26日

推理作家協会賞のパーティ

 銀行でお金を降ろして午後2時過ぎにスタジオ。
 午後3時からは黄金町エリアマネージメントセンターの連絡会。つまり、この地区の施設に入居しているアーチストの月に一度の会議。
 始まる直前に、電話の着信に気づく。
 いない間に友人が訪ねてきて、近くの喫茶店にいるらしい。
 会議が終わるまで待っていてもらうことにする。
 3時半過ぎ、近くで待っていた友人がスタジオにやってくる。なんとびっくり女性同伴……と思ったら、15年くらい会っていなかった会社員時代の仲間。
 サボテンだのプリザーブドフラワーだのエノテカのワインだの、事務所開所祝いとして頂戴する。ありがとうございます。さっそく飾らせてもらいました。ワインは自宅で飲ませていただきます。
 午後5時には都内に向かわなくてはならなかったので、それまで1時間あまり歓談。旧交ってやつだ。楽しかった。
 なんだかんだで、予定のことはさっぱりできなかったけど、まあ、人生だからそんなもんだ。
 二人を送り出し、午後5時過ぎ、黄金町から京浜急行で新橋に向かう。
 第一ホテルにて、推理作家協会賞贈呈式パーティ。
 ふだんはほとんど食べ物を摂らないのだけど、知り合いがいつもより少なかったので、途中、摂食モードに切り換え、刺身、寿司、ステーキ、その他、デザートまで、そこそこ食べる。
 食べてみると、けっこう美味しいではないか。(笑)
 書評家のYさんを見つけたので話しかけると、すでに『フェイク・ゲーム』を読んで戴いていた。ありがとうございます。
 貴重な感想なども聞けました。内容は内緒。
 あとは、いつものように知り合いの編集者や、ソフトボール仲間たちと、雑談。
 宴たけなわの頃、角川書店の編集者Tさんから、二次会のお誘い。
 今回の受賞者のうち、柳広司さんと曽根圭介さんが、角川からの受賞ということで、銀座に宴席が設けられているという。
 受賞のお二方を直接存じ上げなかったので、行っていいものか迷ったけれど、せっかくのお誘いなのでお邪魔することにした。
 今回は受賞者が多く、近隣4箇所で、それぞれの宴席が開かれているらしい。
 二次会が始まると、なんと司会の編集T氏から、マイクでひとこと言えと。
 柳さん曽根さんには壇上の高いところからの初対面の挨拶となる。恐縮至極。おめでとうございます。
 一方、スピーチを仰せつかったおかげで、僕の顔と名前が一致していなかったであろう編集者の何人かと話す機会ができた。Tさんの配慮のおかげである。
 文芸の世界は、編集者同士が仲良しで、業界全体で作家を育てるという伝統になっている。なので、角川書店のパーティにも他の出版社の編集者もふつうに参加している。
 やがて、近隣の別会場をこなしてきた協会の重鎮たちが会場に現れる。
 新しく理事長になった東野圭吾さん、逢坂剛さん、石田衣良さん、などなど、次々にスピーチ。
 午後10時をまわったところで、こちらはそろそろ辞去。
 2日連続の東京だったが、いや、なんともめまぐるしい一日だった。