月別: 2008年6月

晴れた

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 ロックの日である。
 さて、昨日の晩は世界が狭かったが、今朝判明したところでは、コザは更に狭かった。
 なんと、同じ宿に前日から泊まっていた女性3人組は、コザ音楽祭の出場者だったのだそうだ。偶然、まったく顔を合わすことがなかったけれど。
 さて、午前八時に起きると、外は晴れている。
 ネットで天気予報を見ると、週間予報まで真っ赤っかに晴れているではないか。昨日までの予報は、あれは嘘だったのか。というわけで、事実上の梅雨明けかもしれない。
 こちらの人は糸満のハーリーのころがだいたい梅雨明け、と考えているようだし。
 暑くなりそうだが、涼しいうちに運動をしようと、携帯電話の新機能 Run & Walk を作動させてウォーキングに出かける。
 いったん基地のゲート方面へ向かい、そこからコザ運動公園(次に執筆予定の小説の舞台の一部になる予定)を経由して、胡屋十字路までもどってくるコース。
 携帯電話のGPS機能で自動的に距離が出て、地図の上に歩いた路程がプロットされる。朝の散歩は3.6kmだった。
 もどってくる頃にはかなりの灼熱になっていて、ミュージックタウンにあるウェンディーズで朝食。飲み物はコーラのLサイズにした。ゴクゴク。(520円)
 帰宅後、シャワーを浴びる。
 洗濯もしようと思ったけれど、宿のオーナーがシーツなどを大量に洗っているようなので、とりあえずパス。
 執筆開始。
 まずはゲストハウスの居間。
 昼過ぎになったので、どこかでランチをしようとパルミラ通りを歩いていたらサイドウェイズのテラスで知り合い3人がランチをしていて、そこに引き込まれてしまう。(どこにしようか迷っていたのでちょうどいいんだけどさ)
 グルクンの天ぷらをタルタルソース風のもので食べる。デザートも飲み物もついて780円。予算的にはもう少し安くあげたいけど内容的にはコストパフォーマンスはよかったし、なにより美人が一緒だったのでたいへん楽しいランチでありました。
 その後、また居間で仕事。
 夕方が近づいて蒸してきたので、オーシャンにいってコーヒー350円で仕事。
 途中、知り合いの常連と小説のヒントになりそうな話もできたり。
 とにかく、今日は執筆の調子がいい。
 さて、夕食はパーラーリンリンでトーフチャンプル(ご飯味噌汁のセットで650円)で野菜をたっぷり取る。
 その後は、調子がいいのでさらにコザクラへ行ってコーヒー(300円)でテーブルを借りて仕事。
 23時半あたりになって一区切りついたので、常連の地元の人たちとしばらくゆんたく。
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コザ音楽祭で審査員

 起床午前8時40分。
 晴れている。晴れるとなったらそれはもう強烈な日差しだ。
 まず初めに考えたこと。洗濯できる!
 沖縄の天気は変わりやすい。お天道様のゴキゲンのいいうちに人間はスキをうかがって洗濯をせねばならぬ。というわけで、朝食前に洗濯。
 さすが二時間ほどで乾いてしまった。横浜のマンションはベランダに洗濯物が干せないので、太陽の光で干したものを着るのは久しぶりだ。
 しかし、この変わりやすい天気では会社勤めの人は洗濯物を干せないな。
 朝食は昨日のうちに買っておいた ZAZOO のパン。
 ちょうどオーシャンの隣なのだけれど、なかなかおいしいのだ。
 昼前から原稿書き。
 昼は、昨日食べ損なった弁当を冷蔵庫から出して電子レンジでチン。
 いつものようにオーシャンに出勤して原稿書き。
 午後4時、コザ音楽祭本戦会場のミュージックタウン音市場へ。
 どういうわけか本日の僕はこのバンドコンペティションの審査員なのだ。
 その他の審査員はコンディショングリーンのボーカルとして有名なカッチャン、紫のドラマー宮永英一、ZODIACの照喜名薫ほか、錚々たるメンバー。本土の人間は僕だけである。
 本戦は午後5時半から11のバンドで争われた。
 客席後方に設けられた審査員席で、評価シートに点数をつけながら聴く。
 プロを目指す若いミュージシャンにとっては将来がかかっている。いい加減に点数をつけるわけにはいかない。しかも、唯一の小説家の審査員として、場合によっては特によかった歌詞があれば審査員特別賞を出すということだ。
 バラエティに富んだ出場者たちだったが、これはすごいと驚かせてくれるグループはいない。演奏技術も凡庸。
 ずっと関わってきた審査員たちによれば、今年は全体にレベルが低いのだという。
 小説でもそうだけれど、プロになるということは、世界に満ちあふれているすべてのミュージシャンと競争する場に出るということ。ある年の本選会で一番であるかどうかは、それを考えればほんとに些末なことなのだ。
 グランプリと金賞は僅差だったが、真剣な討議の結果、COCORE(ココア)というバンドがグランプリに決まった。
 僕はベストボーカル賞のプレゼンターとして賞状と副賞をわたす。
 さて、終了後は、「音洞(おとぼら)」という店でリーミーがアコースティックで歌うライブが九時からあるはずなので、駆けつける。ただし、時刻はすでに10時半である。
 初めての店におそるおそる入っていってみると、コザには珍しい天井の高い静かな雰囲気の店で、まさにちょうどリーミーが3人のユニットでしっとりと歌っているところだった。
 チャージは無料なのだけれど、店のシステムがわからないので、適当なところに座って聴いていると、曲の合間のMCの途中でリーミーが僕を見つけて「大樹さん、こっち座ってこっち」と最前列真ん前に有無をいわさず座らされた。(笑)
 リーミーというは金武というもっとも荒くれ者たちのいる海兵隊基地キャンプハンセンのそばの町で、ロックを歌っていた女性で、あえていえばジャニス・ジョプリンのような人なんだけど、姉御肌でカリスマ性のある女性なんだな、これが。
 かくいう僕も彼女がロックを歌うのはビデオでしか聴いたことがなく、きょうは彼女は実にしっとりとしたアコースティックだった。
 ライブが終わったあと、やっとコロナ(550円)をゲットして、リーミーの店の常連さんなんかと午後1時過ぎまでその店でゆんたく。
 部屋にもどると、昨日から同部屋になっていた男性が、「もしかして、コザ音楽祭で審査員をやっていませんでしたか?」と。
 世界は狭い。(て、コザが狭いだけか)

コザ 3日目

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 久しぶりに8時間ゆっくり眠った。
 外では明日投票の沖縄県議会議員選挙の声がしている。なんと僕の知っている人も立候補していたりして、いろいろなところで人に会うたびにそのことが話題になっている。
 雨で朝食に出るのがおっくうなので、買い置きのカップ麺「沖縄そば」を食べる。(138円)
 沖縄には同じ苗字の人が多いので、選挙ポスターをみると、ほとんど候補者が下の名前だけをカナで書いているので、ちょっとふざけているみたいな感じがして面白い。
 オーシャンでコーヒー(350円)を頼んでテーブルで原稿書き。
 四時過ぎになって昼食「すき家」で牛丼並と豚汁のセット(玉子お新香つき500円)。意外に椅子の座り心地がいいので、そこでも少し原稿書き。
 上間てんぷら店で、ラフテーの弁当(400円)とてんぷら2つ(合計100円)を買って、宿にもどる。
 今夜はサッカー。オマーン戦なので、外へ食事や飲みには行かないのだ。
 しかし、宿の居間では宴会が始まっていて、誘われる。
 テレビチャンネルの確保がてらそのすぐ横でパソコンを開いて仕事の続き。
 空気の読めないやつでスミマセン。(笑)
 いよいよ琉球放送でサッカーの番組が始まったところで、焼きそばと泡盛のご相伴に与る。
 そこにいる人たちとテレビサッカー観戦。
 いろいろと話し込んで午前2時就寝。
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コザ 2日目

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 ちょうどよい気温でよく眠れた朝10時半。
 居間でベースを引いていたら「おはようございます」の声。ふたりいる同宿者(部屋は別)のひとり。もしかして起こしてしまったかな。
 インターネットにつながっているパソコンで天気予報を見る。
 昨日までは、来週までいい天気が続くという予報だったのに、午後から雨だって。沖縄の人は「天気予報なんてあたらないから」という。日差しが強くて局所的な上昇気流が多いと変化が大きくて予報は難しいんだろう。
 午後を待たずに雨が降り出す。
 雨の音を聞きながらシャワーを浴びる。南にいる感じがする。
 ミッキー食堂でカレーライス(600円)。
 この値段でフライドチキンが5個くらい入っていて、ご飯もルーも大盛りで食べきれず。(沖縄の人は辛いのが苦手なので、こっちのカレーはだいたい辛くない)
 カフェコザクラのテーブルを借りて原稿書き。
 手始めにエッセイを一本書き上げたところで、ひがよしひろ(ブルースシンガー)から電話。夜の約束。
 サブプライムの余波で旦那がJPモルガンチェイスをクビになったばかりというニューヨーク帰りの美人起業家(コザ出身)とか、地元銀行の支店長とかと、あれやこれやの話をする。
 世界と沖縄市の経済状況とか。(笑)
 雨は降ったり止んだり。
 夕食はキャサリンでチャーハン。(600円)
 オーシャンで東京在住で沖縄ツアー中の今西太一のライブ(ワンドリンク付き1500円)。ビール追加500円。
 いい歌を聞いて気持ちよくなる。いつでも全国を回っていて、年間200ステージやっているという。ステージに立ったとたんに人の心を掴む人。
 ひがよしひろと合流して、PEGへ移動。
 1時半ごろ帰宅。

沖縄に来ています

 午前9時起床。
 アラームよりも先に目が覚めてしまったから、いつもより少し緊張しているのかな。
 髪を洗いたいのでまずシャワー。
 バタバタせわしいのもいやなので、朝食は省略。
 YCATでANAにチェックイン。羽田行きのバスに荷物を渡してしまえば、あとは那覇で受け取るだけ。(てぶらサービス)
 バスは頻繁に出ていて羽田まで30分以内で安定して着くし、チケットレスで搭乗ゲートに10分前にいればいいので、飛行機の旅もずいぶんとカジュアルになったなあ。
 いくら飛行時間が短くても飛行機は空港での待ち時間が長いのが問題だったけど、こういうシステムなら大阪と沖縄と時間はほとんど同じ。「旅割」料金なら飛行機代も横浜大阪間の新幹線とほぼ同じ料金だ。
 沖縄は暖かかったり暑かったりするので着替えの荷物も少ないし、いい安宿があって飲食費も安いので、トータルとして大阪よりも沖縄の方が安い。
 とりわけ、僕のように長期に仕事をしに行くとなれば、沖縄がどんどん有利になる。もちろん横浜でホテルに籠もって仕事をするよりも飛行機代をつかっても沖縄に来た方が安い。
 本日の空弁(そらべん)は、「焼き鯖寿司」(1050円)。
 本当は崎陽軒のシウマイ15個入り(550円)にしようと思っていたけど、YCATの売店に真空パックのものしかなかったのだ。あれは味も違う別物。
 ターミナルの配置もかわって、羽田のゲート近くで買えたシウマイも今回は見あたらなかった。
 席はいつもの76C(二階席通路側)
 機内で使えない機器のリストに「パーソナルコンピュータ」があって一瞬ドキっとしたけど、無線LANの電波を出さないようにしてあれば大丈夫らしくホっ。
 定刻通り那覇に到着。
 コザへ向かうバスは15時20分。15分待ち。荷物受け取りの遅れなどもあり得るから、やはり127便がちょうどいい。そのあとは1時間以上バスがなくなる。
 気温は29度。たしかに湿気が多いがこのくらいなら辛いということはないかな。(なにしろこれからしばらくの宿にはクーラーがない)
 16時半、コザに到着。なつかしい。帰ってきたという感覚とそれでも新しい環境であるという緊張と。
 パルミラ通りにあるゲストハウス「ヒトトキ家」がしばらくの棲み家なのだけれど、そこにチェックインする前にすでに知り合いに会って挨拶が始まる。(笑)
 ヒトトキ家は、南国&エスニックな雰囲気がただようなかなかすてきなゲストハウス。まずは一週間、ここで暮らす。
 あとは半年間の町の変化をアップデートしながら「来てるよ」と挨拶回り。6軒。
その内訳は、
 夕方、日が暮れる前にゲート通りの「オーシャン」でタコス(300円)とビール(500円)。シンガーソングライター・ヤッシーの店。
「コザクラ」で島酒(500円)。内地から来た人なのに実は町おこしのキーパーソンになっている鈴木雅子さんの店。
「パーラーリンリン」でフーチャンプルー(500円)とビール(400円)。
「ムーンドーター」で島酒(一合:1000円)。女性ロックシンガー・リーミーの店。
「Shun」でさんぴん茶(400円)と豚バラ串焼き(380円)。実は食い物が本格的においしい中の町のバー。
「PEG」でさんぴん茶(400円)。ギタリスト照喜名薫の店。(僕のギターが預けてある)
 宿に戻ったのは午前3時過ぎ。

みなとみらいで打合せ

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 明け方までB社向けの資料読み。
 ちょっと寝て、10時半に起きる。
 13時からA社編集長と改稿の打合せ。
 1時間半ほど方向性を確認。
 その足で横浜美術館の「木下孝則展」に。
 二回目だけど、何度見てもいいなあ。
 まもなく終了してしまい、沖縄から帰って来たときには次の展示になっているので、最後だ。
 あ、写真は企画展のほうじゃなくて、美術館のコレクション展の方です。
 いよいよ旅行の準備とほんとの執筆モード。
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photo with W61CA

肌寒い梅雨の日

 なんとなく肌寒い日がつづいていますが、みなさん、お元気ですか。
 昨夜は花火だったけど、家の窓からは見えないし、ワールドカップの3次予選オマーン戦があったので、そっちを見ました。
 安定したいいサッカーをしてました。岡田監督になってからいちばんサッカーらしいサッカーができたんじゃないかな。
 その後、中田の「旅人ドキュメンタリー」。
 メディア関係の人にあうと、中田のメディア対応をすごく批判する人が多い。しかし、昨今のメディアを見ているとむしろ「メディアが自分の真意を伝えない」というのが彼にとっていかに重要であるかはとてもよく理解できます。
 メディアというのはスポーツマンのステレオタイプ、つまり「あまり頭がよくなくて、とにかく『がんばります』とか『努力』を連発するさわやかなスポーツマン」を好んでいるのだけれど、笑顔でそういうことをいわない人は朝青龍も含め、だいたいメディアに批判的に報じられる。
 いろいろなタイプの人間がいるから世界が面白いのに、スポーツマンは(あるいは横綱は)こうでなければいけない、という枠にはまらない人はメディアにとって気に入らないらしい。
 エリートスポーツマンが努力をしていないなんてことはあり得ないし、プロである以上努力をしたりがんばったりすることはあまりにも当たり前で、そんなことを特別に売りにする方がおかしいと思うのだけれど、メディアというのはそういう人を「いかにも」な形で伝えたいらしい。
 メディアに対して冷たい人がいると「偉そうにしている」といったりね。
 選手たちは日々戦っているわけだから、メディアに向かっていつもニコニコしていられないし、ましてや失礼な質問や失礼な態度でズカズカとプライバシーに立ち入ってくるメディアに向かってへりくだることが「すぐれた人格」なわけでもない。
 nakata.net の中田の場合もそうだけど、メディアへの情報リリースをあてにしないで、自分で直接ファンに情報を届けるスタンスもメディアが大嫌いなやり方なんですよね。
 中田の取材制限はメディア業界では有名らしいけれど、テレビの人は「一般人がだれでも喜んでテレビに映りたがる」と勝手に思いこんでいて、実際にそういう人も少なくはないので、「取材される方が協力的で当たり前」であるという奢りがあるので、その裏返しで「取材に非協力な人」を「偉そうにしている」なんていうわけだけど、「喜んで取材に応じて当たり前」という態度の方がよっぽど偉そうだということに気づいていないらしい。
 お仕事はひたすら出張の準備。
 もっていかなくてはならない資料本を減らすために、そのうちいくつかを読んでサマリーをパソコンに入力してます。どうせあとで読むんだから、たぶんコピーをとるよりも生産的かな。

第1回コザ文学賞募集開始

 コザ(沖縄県沖縄市)で募集されている「第一回コザ文学賞」の募集が始まりました。
 阿川大樹は選考委員のひとりに名を連ねています。

新橋で打合せ

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Photo with W61CA (Mobile Phone)
 朝までかかって原稿書き。
 沖縄ロックの巨匠・宮永英一プロデビュー40周年記念リサイタルのパンフレットの原稿800字。友人の慶事なのでギャラはなし。
 午前8時就寝。午後0時起床。
 お茶とパイナップルで家を出る。
 新橋第一ホテルにてD社新雑誌の編集者と打合せ。
 そもそもいつ着手できるとも知れぬものを、ふたりで2時間ほどアイデアを転がして、「なんだか面白い小説ができそうな気がしてきましたね」などという会話をして終了。
 こちらの編集者は「プロットは先に決めないでください。それに縛られない方がいいですから」という流儀。
 作家と編集者の組み合わせの分だけ、小説の書き方がある。
 60年続いてきた中古カメラ屋「大庭商会」が閉店してました。
 クラシックカメラブームだったり、大人買いで高額なライカなどがよく売れた時期もあったのに、いまや年配の人もすっかりデジタル一眼レフになちゃったからなあ。
 もともと新橋という土地の高いところではむずかしいのでしょうけれど。
 横浜にもどったら、横浜も雨が上がってた。
 西口のヨドバシカメラでデジカメのバッテリー(7650円)を購入。