日: 2008年6月15日

小さな町

 昨夜終盤でいろいろな面白い話でゆんたくしてしまい。その後も部屋でいろいろやっていて、寝るのが4時近くになってしまった。
 一日のリズムを壊さないため、眠い目をこすりながら9時に起床。
 午後二時半まで部屋で執筆。
 食事のために外出。
 ホテルの近くの「もろみ食堂」を外から偵察。24時間営業だ。
 RICHMONDという食堂へ行ってみようと思ったのだけれど、休み。
 昼間の死んだ中の町社交街を通り抜けてパルミラ通りから中央パークアベニューへ。ミッキーはやっていたが目当ての「コザ食堂」は休み。ゲート通りへ出て、「茶ンス・COM」に入る。
 このお店、飲茶屋さんなんだけど、全体に女性向けのつくり。
 座ると、とてもおいしい中国緑茶がポットで出てくる。
 中華のランチ(650円)。
 客は僕ひとりだったので、ゆっくり原稿書き。
 ところが、しばらくすると、知っている顔を複数含む団体がどどどと入ってくる。毎日のように見かけるコザレディスたちだ。
 ゲート通りのゴミ拾いボランティアが終了したところだそうで。わいわいがやがや。こちらも負けずに原稿書き(笑)
 その椅子とテーブルなりの姿勢が長くなったので、道の反対側のオーシャンへ移動。(コーヒー350円)
 午後7時半くらいまで原稿書き。
 昨日まではA社向けだったけど、いろいろ事情があって今日からは頭を切り換えてB社向けに着手せねばならぬのだ。
 ホテルに戻ってつづきを書こうと、330号を歩いていると、向こうからなんと「ひがよしひろ」が歩いてくる。そういや彼の家はホテルのある園田だった。
 ちょっとだけ立ち話をして別れる。
 とにかくコザは小さな町で、しかも、商店会系やミュージシャンなど、町の中枢を担っている知り合いが多いので、店でも町を歩いているだけでも、すぐに知り合いに会ってしまうのだ。
 途中で吉元弁当(24時間営業)に寄って「じゅーしー弁当」(400円)を買う。本日の夕食。「じゅーしー」というのは炊き込みご飯のこと。
 ちなみにコザミュージックタウンの土地は吉元弁当がもっていたのだという。古びてけっしてきれいとはいえない弁当屋なのだが実は沖縄市の長者番付に載るほどの金持ち。
 部屋にもどって、弁当を食べて原稿書きのつづき。
 0時少し前、少し頭がぼんやりしてきたのでモスバーガー(24時間営業)へ出かけて、コーヒー(200円)を飲みながら原稿書き。
 コザは、どんな時間にも食事やコーヒーが摂取できるので、今回のような執筆ツアーにはもってこいの場所なのである。横浜の自宅にいると、夜中は食べ物を自分で作るしかなく、そうするとテンションが切れる。
 午前2時前まで仕事して、明日まで続きそうなとてもいい感じになってきたので、本日は終了。
 頭が冴えてしまったのでこんどは緩めなくてはならない。
 中の町社交街のデッドエンドにある「ユニオン」(24時間営業のスーパーで元町ユニオンとは多分まったく関係ない雑然としたスーパー)で、ビールと「サバのピリ辛フライ」などを買う。実態はフライでもピリ辛でもなく、鯖の南蛮漬けのことである。
 沖縄の人は辛いのが苦手らしく、カレーもまったく辛くないのがふつう。
 この時刻の中の町は運転代行の軽自動車だらけ。
 
車社会の沖縄では運転代行が実質深夜のタクシーの役目をしている。たとえば料金は5kmで1000円程度。