なんとなく肌寒い日がつづいていますが、みなさん、お元気ですか。
昨夜は花火だったけど、家の窓からは見えないし、ワールドカップの3次予選オマーン戦があったので、そっちを見ました。
安定したいいサッカーをしてました。岡田監督になってからいちばんサッカーらしいサッカーができたんじゃないかな。
その後、中田の「旅人ドキュメンタリー」。
メディア関係の人にあうと、中田のメディア対応をすごく批判する人が多い。しかし、昨今のメディアを見ているとむしろ「メディアが自分の真意を伝えない」というのが彼にとっていかに重要であるかはとてもよく理解できます。
メディアというのはスポーツマンのステレオタイプ、つまり「あまり頭がよくなくて、とにかく『がんばります』とか『努力』を連発するさわやかなスポーツマン」を好んでいるのだけれど、笑顔でそういうことをいわない人は朝青龍も含め、だいたいメディアに批判的に報じられる。
いろいろなタイプの人間がいるから世界が面白いのに、スポーツマンは(あるいは横綱は)こうでなければいけない、という枠にはまらない人はメディアにとって気に入らないらしい。
エリートスポーツマンが努力をしていないなんてことはあり得ないし、プロである以上努力をしたりがんばったりすることはあまりにも当たり前で、そんなことを特別に売りにする方がおかしいと思うのだけれど、メディアというのはそういう人を「いかにも」な形で伝えたいらしい。
メディアに対して冷たい人がいると「偉そうにしている」といったりね。
選手たちは日々戦っているわけだから、メディアに向かっていつもニコニコしていられないし、ましてや失礼な質問や失礼な態度でズカズカとプライバシーに立ち入ってくるメディアに向かってへりくだることが「すぐれた人格」なわけでもない。
nakata.net の中田の場合もそうだけど、メディアへの情報リリースをあてにしないで、自分で直接ファンに情報を届けるスタンスもメディアが大嫌いなやり方なんですよね。
中田の取材制限はメディア業界では有名らしいけれど、テレビの人は「一般人がだれでも喜んでテレビに映りたがる」と勝手に思いこんでいて、実際にそういう人も少なくはないので、「取材される方が協力的で当たり前」であるという奢りがあるので、その裏返しで「取材に非協力な人」を「偉そうにしている」なんていうわけだけど、「喜んで取材に応じて当たり前」という態度の方がよっぽど偉そうだということに気づいていないらしい。
お仕事はひたすら出張の準備。
もっていかなくてはならない資料本を減らすために、そのうちいくつかを読んでサマリーをパソコンに入力してます。どうせあとで読むんだから、たぶんコピーをとるよりも生産的かな。
コザ(沖縄県沖縄市)で募集されている「第一回コザ文学賞」の募集が始まりました。
阿川大樹は選考委員のひとりに名を連ねています。