日: 2009年7月5日

The 27th Peaceful Love Rock Festival

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 午前6時半、ヒップホップサウンドで起こされる。
 同宿のH君だ。マジ、ヤバ、みたいな、言葉遣いの。
 昨夜は、午前1時半に音楽ガンガンかけて、自分は居間で大の字になって寝ていた。(そんなことでお休みのところをお邪魔してはいけないので)黙って消したけど。
「まだ寝たいんで、音量小さくしてください」と頼む。
 あんまり小さくならなかったけど、まあ、なんとか8時まで寝る。
 いつもより早く起きたので、洗濯も(笑)早く終わり、朝食が朝昼兼用というわけにもいかなくなった。
 狙っていたコーヒー屋は、まだ開店前だったけど、24時間営業のまんが喫茶「フレンド」というところに初めて入ってみる。(モーニングセット550円)
 東京にあるようなネットカフェ型のマンガ喫茶ではなく、ゲーム機のテーブルがあったりするとっても昭和な喫茶店。
 沖縄は、基本的に、衛生状態、経済規模、など、さまざまな点で昭和だ。
 もちろん冷房のあるところへ行くときには、ノートパソコンを欠かさず持っていく。
 午前11時、晴れてきたので家へ戻って、洗濯物を日の当たるところに出し、あらためて「珈琲館」へ。店に入る前、「近くに両替所はありませんか」とスクーターに乗った沖縄の人に聞かれた。(コーヒー400円)
 午後はロックフェスティバルで、夜は疲れ切っているにちがいないので午前中に頑張って原稿書き。
 枚数的にはすごくスローペースだが、作品の人物の造型は密度が濃くなってきた。冒頭部分を書くというのはそういうこと。
 午後2時過ぎ、ロックフェスに向けて家を出るが、めちゃ暑い。
 最初のバンドは1時半から始まっているが、炎天下、体力が持たない。
 途中の「オーシャン」に立ち寄って、さらに1時間ほど時間調整。(セブンアップ250円)。
 午後3時20分、沖縄市運動公園内の闘牛場へ。ピースフル・ラブロック・フェスティバル会場である。
 会場手前のトイレに入って出たところで、「SHUN」のマスターに会う。
 さっそく缶ビールを渡される。
「いまから飲んだらもたないでしょう」
「だって、持ち込み禁止だから飲んじゃわないと」
 不思議な理屈である。(笑)
 会場は、アルコール、ビン、クーラーボックスは持ち込み禁止。
 飲みかけのビールを入口ゲートで飲み干して会場へ。
 一昨日、飲み屋で知り合った友人が場所取りをしているはずなので、探して合流。おいおい、よりによって東側を取ってる。最後まで太陽が当たるところじゃないか。
 スペインの闘牛場でいうとソル(太陽)。
(影になるところは「ソンブレ」(影)という)
 他にいくらでも影になる席はあったが、そんな浮き世の事情でずっとそこで過ごす事に。(もちろん50倍の日焼け止めは塗っているが)
 午後4時、見始めて3つめのバンドが、「SKP」。
 このバンドでは、サミー(コンディショングリーンのギタリスト、居酒屋「ちゃぼ」のマスター)、カオル(Zodiacのギタリスト、バー「PEG」のマスター、コーゾー(シマガイズのベーシスト、中古車屋)の三人が知り合い。
 てらいのない実に安定した技術でいい演奏。
 出番の終わった連中が僕らの席に合流。
 時々、サインを求めに、彼らを見つけたファンがやってきたり。
 やがて日が暮れてくる。野外コンサートのもっともわくわくする時間。
 暮れきった頃、お約束の夕立。
 そこそこ避難しつつ、みんな濡れながら聞いている。
 上がる夕立なら、あったほうがロックフェスティバルらしくてよろしい。
 最後のバンドの仕込み中、コロシアムの外にいると、プロデューサーの徳さんを見つけたので挨拶。
 やがて最後のバンドが始まったけれど、好みの音ではなかったので、2曲目で中座して、混む前に着け待ちのタクシーで帰宅。(560円)
 帰宅後、まずは、シャワーと洗濯。
 汗まみれの服が雨に濡れ、気温28度だから。
 さっぱりして、さあ食事だとパーラーリンリンへ。
 やっぱりいたよ、ベースのコーゾー、あとからギターのサーミー。
 で、ピースフルのプロデューサーの徳さんもいる。
 と思ったら、さっきまでステージにいたキッスとかクィーン(ほんとはバンド名ちがうけど)の連中が、わっさわっさ登場。店内はピースフルラブロックフェスティバルの楽屋と化したのである。
 打ち上げで内地から来たバンドを徳さんがもてなそうということらしい。
 なにはともあれ、コンサートが終わったばかりで、みんないい顔をしている。
 こちらは関係者ではないので遠慮して辞去。(ビールと唐揚げで900円)
 会場で世話になった人にお礼をいうため「SHUN」へ。
 店の看板は消えているけど、やっぱりいた。
 コザではよくあることだけど、店の看板を消して営業しているのだ。店主が仲間うちだけで楽しみたいとき。
 なので、自分が仲間うちだと思う人は、看板が消えていようがシャッターが半分閉まっていようが、躊躇なく扉を開ける。
(場所は実は最悪だったけど)場所取り部隊だったSさんに礼を言い、会場でビールをご馳走してくれたマスターにお礼がてらトマトジュースをたのむ。(昼から飲んで脱水ぎみなので、もう酒は飲みたくない)
 ビールよりトマトジュースがほんとにおいしい。(笑)
 あとからギターのカオルもやってきて、ビールを頼むが彼もやはり飲めない。(笑)
(トマトジュース2杯で800円)
 午前0時半、いつもより早いが十分疲れているので寝る。
 あの夕立で、今夜も寝やすい。
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(サインの求めに応じる照喜名薫)