月別: 2008年12月

忘年会

 もう週末だ。
 ひとりの仕事なので、仕事上、曜日は関係ないのだけれど、住んでいるところが観光地なので週末になるとあたりが騒がしく、仕事場にしているカフェに席がなかったり、マクドナルドで100円バーガー食べるのにずいぶん並ばなくてはならなかったり、まあ、それなりに影響があって、どちらかというと週末はうれしくない。ただし、ヨットに乗れば話は別。(笑)
 夕方から馬車道にある某店の常連さんたちの忘年会。
 て、単に店に集まるだけなのだが、忘年会などのイベントの日は食べ物をみんなで持ち込んでやることになっている。
 というわけで、歩いて店に行く途中に「成城石井」でスモークサーモンとスモークターキーを買っていく。
 予想としてタンパク質類はみんなが持ってくるからサラダにしたほうがいいと思ったのだけど、背負うカバンにサラダを入れると偏ってしまう、というくだらない理由で却下。
 店に行くと、すでに数人がいて、久しぶりに会う人も。
 案の定、持ち込まれる食べ物は、肉ばっかりで野菜不足。
 みんなそれぞれが「みんなで食べる分」を持ってくるので、量は膨大。
 種類はともかく、自分のお腹にちょうど入る量をもってくればちょうどいい分量になるのに、「みんなの分」x「持ってくる人の人数分」、という供給過多状態。
 毎年わかりきっているのに、同じ結果になる。(笑)
 午後11時を過ぎ、宴はまだまだ続いていたけれど、抜けきらない風邪で、咳き込むようになってきたので、早めに辞去。

静かな一日

 駒場図書館に出勤して、夕方から新宿で飲む予定だったのだけれど、夕方の予定がキャンセルになったので、図書館行きも中止にした。
 
 郵便を出しに行ったついでに、閉店セールのデオデオを定点観測。
 閉店する大規模小売店の観察は、なんとなく小説の糧になりそうな予感がしているもので、時系列で見ておこうと。
 28日が閉店なのだけれど、すでにほとんど商品は残っていない。
 レジのところにいる店員が異常に多いのだけれど、売る物がないので暇そうだ。
 日曜日、妻のゲストが来訪するので、大量のゴミ捨て。
 まあ、年末の大掃除の一部ですかね。たくさん捨てるのは快感。
 編集者と最終稿のスケジュールや一部修正の部分についてメールで3往復の意見交換。
 年明け5日に原稿を渡して、ゲラまで進める。
 タイトルはまだ当分未定。
 年内に絵本の原稿。
 正月明けには、この長編最終稿と、コラム1本、エッセイ1本。
 在庫の別の長編も手を入れておきたいところ。
 ローリングストーンズの映画も観たいなあ。

国立近代美術館

 竹橋の国立近代美術館へ。
「沖縄・プリズム 1872-2008」を見る。
 資料性のある写真作品なども多く、参考になった。
 映像作品も多いけど、そちらは一日では見終わらない。
 あとは、ゆるりと、焼鳥とビールとホッピー。
 帰り道、携帯でメールをチェックすると、渡してあった長編について編集者から。
「刊行は来年4月頃の予定で考えています」
 やっとこさ3作目が世に出そうです。

横浜気鋭作家協会

 午後5時半をまわって外出。
 野毛の Basil という立ち飲みイタリアン(?)の店で待機していると、作家仲間の山口芳宏さんから電話が入る。大崎梢さんも合流するという。
 2005年デビューの阿川大樹、2006年デビューの大崎梢、2007年デビューの山口芳宏の新進気鋭(?)
の作家三人で「萬里」に入って、中華を食べながら互いの創作の秘密に迫る。(笑)
 あと愚痴だの編集者の悪口も少し。(少しだってば)
 実は、3人は、デビューはるかに前である10年以上前からの知り合い。
 山口さんの新刊「豪華客船エリス号の大冒険」(東京創元社)には少しだけ情報提供をしたということで、新刊を手渡しでもらったので、さっそくサインしてもらう。
 昨年、山口芳宏さんは鮎川哲也賞という推理小説の世界では有名な賞を獲ってデビューした。小説家になるのは簡単ではないけれど、小説家であり続けることはもっとむずかしく、二冊目三冊目が出せない人も多いので、二冊目が出たのはデビューしたことよりも遥かにめでたいことなのだ。
 その後、都橋商店街の「華」へ移動して、終電まで飲んで話す。
 デビューの年次ではなんと僕が一番古いけど、大崎梢さんにはとっくに追い越されているし、山口芳宏さんには追いつかれてしまった。
 がんばろう、と一人誓った夜であった。
 あ、タイトルはただの冗談です。そんな団体はもちろんありません。

自動車という文化

 午前8時過ぎ起床。クルマ通勤の妻に渋谷でドロップしてもらい、まずはマクドナルドでコーヒー(120円)……までは順調なスタートだった。
 さあて、井の頭線で駒場へ向かおうかと思ったところで、気がつく。
 昨日、スポーツクラブへ行くときに、図書館の入館証を出したままもってきていない。駒場へ行っても図書館が使えないのでは意味がない。
 いやはや、朝から大マヌケ。
 家までもどるとすでに昼前である。ほぼ午前中を無駄にしてしまった。
 あらためて近所のスターバックスに出勤。
 ブックカフェなのでちらりとクルマ雑誌などをみると、フォルクスワーゲンの専門誌などが一種ならずあって、内容を見ると妙にエンスーな感じが意外だった。
 フォルクスワーゲンといえば名前からして国民車だし、ごくふつうの自動車だとしか思っていなかったのだけど、本の中ではなんだかスポーツカーみたいに扱われている。
 僕らの世代でいうと、ブルーバードSSS、カローラレビン、スプリンタートレノ、みたいな感じの記事が満載。
 まあ、たしかにフォルクスワーゲンのクルマには一貫したアイデンティティのようなものは感じる。
 トヨタは車種をまたいで、あるいはモデルチェンジごとに、VWほどの統一感はない。
 トヨタだと、大衆車カローラだっていまではけっこう立派なクルマになってしまって、代わりに下のクラスとしてヴィッツなんかを出してきたり。
 そこには、若くて貧乏なうちには小さいクルマで、成功していく過程で、だんだんと大きいクルマにしていくという暗黙の前提があり、カローラからカローラに買い換えるときも前よりは大きく立派になり、できれば「いつかはクラウン」という終身雇用年功序列出世物語がモデルになっているところがあり、それがたしかに日本的なのかもしれない。
 一方で、ヨーロッパのクルマは、お金があろうとなかろうと、目的と好みに応じて、それぞれ特徴のあるクルマを選んで乗る、そのためのバリエーションの提示として、メーカーやその車種展開があるように見える。
 そうなればフォルクスワーゲンゴルフに乗る人がベンツに乗る人よりも死にやすくていいわけではないのは当たり前だけれど、日本メーカーのクルマでは、下位モデルでは安全装備が目立って貧弱で、ある意味、コンパクトなクルマや動力性能を求めないクルマに乗る人は、道路で命を張らなくてはならないように見えるのも確かだ。
 日本の車社会もすでに成熟していて、クルマで人生のステータスを表現しようという発想はヤクザとごく一部の人たちのものになっている。
 とりわけ若者にとって自動車はロマンの対象ではなく、移動の道具にしかみえていないようだし、そうなれば都市に暮らすなら「なにげにクルマなんてなくてもいんじゃね」ということで、僕らの頃には学生のうちに取得しておくのが当然のようだった運転免許すら、今の大学生はあまり取らなくなっているらしい。
 
 中国でも景気が減速し、伸び盛りとされる新興国需要がまもなく一巡してしまうと、もう自動車産業は大きくは伸びることのない構造不況業種になっていく運命にあるようだ。

カペラワゴン

 いま乗っている Capella Wagon は、来年3月7日で9年目の車検を迎える。
 走行距離は約9万キロだ。
 トヨタならもうあと一回車検を通してもいいかなというところだけど、マツダ車だし。
 こまかな不具合の予兆は感じる。
 タイヤは車検での乗換を前提に逆算して交換した。しかも、FF車は後輪より前輪の消耗が激しいので、前輪を1回多く交換して後輪は次の車検までもてばいいと考えた。
 エンジンの音が大きくなってきている。実は足回りもそれなりに弱っている。
 安全快適に乗り続けるのは早晩20万か30万円と車検の費用分の出費が必要になる。やっぱり買い換え時なのだ。
 積極的に買い換えたいわけじゃないので、車選びもめんどくさかったけど、まあ、そこそこ簡単に購入まで漕ぎ着けてよかったかな。
 若い頃は車を買うのはワクワクしたけど、いまは面倒なのでできれば同じ車にずっと乗っていられるのがいい。物には寿命があるので、それは叶わないわけだ。
 さて、次は人間のメンテナンス。
 ということで、プールへ行った。

クリスマス中止のお知らせ

 世界同時不況のなか、諸般の事情により、本年のクリスマスは中止になりました。
 くわしくは、こちらをご覧ください。(あいにく携帯ではご覧になれません)

無為の日曜日

 この無気力さは、どうしたものか。
 きちんと自分と向き合わないとね。
 そうでないと、日々の雑事で時間が過ぎていく。

雑事の土曜日

 9時過ぎに起床。
 10時開店の「閉店セール」のデオデオをもう一度のぞいてみるが、昨夜売り切れていたものの補充はほとんどなかった。
 これも世相ですね。とにかくみんな「物色」と呼ぶに相応しい買い方をしている。
 どうやらいきなり値段を下げすぎたみたい。
 消耗品半額でエネループまで半額にしてしまったら、転売目的の人が根こそぎ買ってしまうでしょう。いまや、一般消費者もオークションという「販路」をもっているので、安くて確実に売りさばけるものがあれば、すぐに小遣い稼ぎを始めてしまう。一億総ダフ屋みたいなもんだから。
 閉店は12月28日だけれど、この調子ではそれまでに売る物がなくなってしまうのではないかなあ。
 11時40分、再び、横浜駅の行政サービスセンターで、住民票の取り直し。12時ちょうど、カーディーラーにて、小一時間にわたって、車の買い換えに関する大量の書類に印鑑を押す。どうやら年内には新車が納入されそうだ。
 かように車を買い換えるのは面倒だけれど、新しい車は進歩していて、そういう車に乗れると思うと、それはそれ、やはり楽しみではある。
 夕方からは、ホームセンターで妻の実家のリフォーム関連の調べものや買い物。

出勤

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 通勤の妻に同乗し、恵比寿でドロップしてもらい、渋谷まで歩く。
 暑からず寒からず、気候が歩くのにちょうどいい。
 渋谷駅新南口近くのマクドナルドで、コーヒー(120円)を飲みながらiPod touch でメールチェック。 コーヒーはキャンパス内よりもマクドナルドが安くて美味しい。
 渋谷から井の頭線で東大駒場の図書館へ。
 ラインチタイム、本日の昼食は、和風唐揚げおろしみぞれ和え(290円)+ごはんS(70円)+味噌汁(20円)の合計380円。
 午後4時に切り上げて、横浜駅の行政サービスセンターに立ち寄り、自動車の登録や廃車などに必要な印鑑証明とか住民票とか。
 二駅分徒歩で帰宅途中、スーパーで少し食料品、月末に閉店する DEODEO にも立ち寄る。デオデオは閉店セールなのだ。平日なのにすごい人出。みんな価格に敏感だ。
 蛍光灯が50%オフなので、仕事場用のチューブ2本セットを2組購入。あとはちょっと小物。エネループは売り切れていた。
 帰宅すると、車のディーラーから留守電とファックスが入っていて、住民票がもう1通いるのだと。そういうことはメールしてくれれば出先で読めるのに、いまどきファックスや電話なんて。
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