APECから一夜明けるとまるで何事もなかったかのように、平和なみなとみらいに戻っている。
わずかな痕跡を見て、あれは映画のなかの戒厳令のシーンではなく、現実だったのだと思う。
とにかく、市内全体大迷惑。
飲食店も物販店も、売り上げ減。
どれだけのマイナス経済効果があったか。
小説家としては非日常の光景を見ることは楽しみではあるのだけれど、町中に啓差浮かんがいる場所では心が刺々しくなって、ひどく疲れる。
午前9時半、整形外科へ通院。
レントゲンを撮るでもなく、傷を見るでもない。
医師は僕の説明を聞くだけ。
「あとは直るのを待つだけですね。薬、出しますか?」
というわけで、痛み止めと湿布をもらって帰宅。
改めて黄金町に徒歩出勤。
肋骨の痛みが少なくなってきて、響かないのでつい腕を振ってしまって痛い。
腕を振らずに歩くと、疲れる。
とまあ、本調子ではないけど、生活にはさほど困らない。
(咳、くしゃみは禁物)
午後9時過ぎ、帰宅の途へ。