APECも首脳会議の日程に入る。
みなとみらいのセキュリティレベルがさらに上がって、町中が映画の中にいるみたいだ。
出勤の前に、警備体制について取材。
警察官の配置とか、兵站はどうなっているか、とか。
桜木町からランドマークにかけては、制服だけでなく、私服警官もものすごい数で配置されている。
JR桜木町駅改札外にとりわけたくさん私服警官がいたので、しばし観察。
持ち物とか服装に私服警官は私服警官の特徴があるので、基本的にすぐわかるのだけれど、どちらかわからない人物を中心に観察する。
目的があってそこにいる警察官は視線の配り方でやがてわかってくる。
かくて、しばらくの間にあたりに立っている人のうち、誰が警官で誰がそうでないか、明確に色分けができていく。
なんと、その結果、30人ほど立っている中で、私服警官でないのはほんの数人だった。
私服警官の持ち物や衣服の特徴、動作の特徴、フォーメーションの組み方、などなど、小説家的ディテールについて大きな収穫があった。
ただし、防犯上の配慮から、ここには書かない。