月別: 2006年6月

人工股関節

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 有楽町朝日ホール。
「股関節治療の最前線」というタイトルの講演会に行ってきました。
 写真はその人工股関節。模型でなく現物です。
 精度のよい工作物は美しいです。
 日本では年間10万件の人工股関節手術が行われているそうです。

40年ぶりのグローブとボール

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 夕方になって急にユニクロへ買い物に行こう、という話しになる。
 みなとみらいクィーンズスクエアにある店で、ポロシャツ、ソックス、かりゆし風ウエア、などを買い、ジャックモールへ。
 妻の買い物につきあっていたつもりが、スポーツオーソリティにひとりで入ったのが運のつき。
 ついグローブとボールを買ってしまう。
 生まれてから多分4つめのグローブだと思う。3つめが、多分、十歳ぐらいのときだから、40年ぶり。
 6月21日に推理作家協会のソフトボール同好会があるのだ。まだ参加するのに迷いはあり、先日、新井政彦さんに会ったときにじゃあ行きましょうかということになったのだが。
 いや、こちらは新入会員で、顔見知りがいないので心細いのだ。
 ちなみに、幹事は、逢坂剛、河野治彦、新保裕一、の三氏。
 昼間、ソフトボールをやって、その後に懇親会があるらしい。
 そもそも、続けてやるかどうかもわからないし、グローブなんてとりあえず誰かのを借りてもよさそうなものなので、無駄遣いのような気が今でもしているのだけれど、これもなにかの勢いというやつだ。
 七十歳を過ぎて死ぬ直前まで軟式野球をやっていたオヤジが降りてきて買わせたような気がしないでもない。
 グローブっていうのは、買ったままでは使いにくくて、自分の手に合わせて形を育て、柔らかくしなければならない。キャッチボールの相手がいないけど、ボールが必要なのはそういうわけだ。
 そういやコザのギタリスト・照喜名薫は野球好きで、自分のバーに客が来ないと、左手にはめたグローブに向かって、ひと晩中、パン、パン、と右手でボールを投げ込む動作をしていたりする。
 

特別講義とパーティ

 結局、講義の準備で、本日も80分睡眠で家を出る。
 相鉄線で少し眠ろうと思ったら、あちゃあ、子供の団体が乗ってきてムリ。
 海老名で乗り換えて小田急線で本厚木。マツモトキヨシで目薬を買って、サンマルクカフェで目薬をさしながらやっと朝食。極度のドライアイ。そらそうだろ、ろくに寝ていないんだから。
 タクシーで東京工芸大学まで。
 11時から特別講義「ミステリー小説への工学的アプローチ」。
 終了後、学生のゼミにも少し顔を出したり、マルチチャンネル・オーディオの実験室で体験させてもらったり。
 午後3時頃、大学を出て渋谷へ向かう。時間に余裕があるので、小田急線は各駅停車にして、ひたすら睡眠時間確保。乗換の下北沢についた頃には少し元気になってきた。
 最終目的地は Bunkamura なので、渋谷でなく神泉で下車。
 東電OL殺人事件現場を通り過ぎて、東急本店通りへ。
 まず BOOK 1st.で『覇権の標的』の棚位置を確認して、雑誌のコーナーにて、巷で話題の anan のバックナンバー「特集:恋に効くSEX」を購入。
 時間までスターバックスで、プロットの見直しをやるが、睡眠不足でてんで能率が上がらない。
 午後7時から、Bunkamura オーチャードホールビュッフェで、作家・ひかわ玲子さんの「アーサー王宮廷物語」全3巻完結出版記念パーティ。
 構想15年のライフワーク。とはいえ、ひかわさんには、まだまだ次の「ライフワーク」にも期待しなくては。挨拶をするひかわ玲子さん、今日はとりわけキラキラしてました。
 帰りに頂戴した「全三巻」。1680円のご本を3冊戴いて料理も美味しくて会費1万円じゃあ、とってもお得。(そういえばパーティでちゃんと食べたのは久しぶり、それだけ消耗していたということか)
 もう体力の限界で、二次会は失礼して、東横線各駅停車でまたまた爆睡しながら、横浜まで帰って、歯磨きだけしてベッドにバタン。

いい感じ (日本対ドイツ親善試合)

 僕のシュート練習の成果が高原に伝わったのか、今朝のドイツ戦は、素晴らしい試合になりました。
 レベルの高いワールドカップ水準の試合だったと思います。
 日本のディフェンスに身長がないので、ドイツは高いボールで攻めてきたのですが、逆に日本は自分を知っていて、高さに対抗する守備ができているわけで、、ドイツは攻めあぐねていました。
 実は、足下で個人技勝負をしてくるのが一番いやなのに、ドイツにはそういう攻撃があまりありませんでした。
 とはいえ、2-0で負けていてもきっちり同点にしてくるところがさすが世界のサッカーだと思いました。
 ジーコは、守備固めをしないで大黒を試してきましたが、ドイツに勝つことはこの試合の目的ではないので、妥当なやりかただと思います。
 買って喜ぶよりも大黒に経験させたり、得点のパターンを産み出すトライの方が重要ですから。
 2つ、中田から大黒に「絶対1点」というボールが入りました。
 一つ目は、ノートラップで左足で蹴っていれば得点でしたが、右足で蹴るようにボールを運んだためにシュートチャンスを潰されました。
 二つめは、小柄なためにディフェンダーのマークで体の重心をずらされてしまい、ゴールに押し込むことができませんでした。
 本番で改善できるかどうかはわかりませんが、どうすればいいかは大黒はわかったはず。
 どちらも中田のパスは完璧でした。調子がいいようです。
 柳沢もいいプレイをしていました。
 ただひとつ、左サイドからグラウンダーで入ってきたボールをゴール正面でスライディングしてでも押し込めば入ったと思われるボールを自分で右まで流してシュートチャンスを潰したプレーがあり、柳沢の悪い癖が出ていました。
 他の人のために役立つ動きをすることと、自分にシュートチャンスがあるときに撃って点を取ることは対立しないはずなので、なんとか修正してくれるといいなと願っています。
 しかし、ドイツ相手に2点先行するなんてことが、僕の生きているうちに起きるとは予想もしていなかったので、夢のような瞬間を経験しました。
 どこと対戦するにせよ本番で後半2点リードするようなチャンスが来たら、ジーコはおそらくきちんと守り勝ちをすることを選択するでしょう。はたして、そういうシチュエーションになってくれるかどうか。

不思議な夜

 昨日は、2時間半睡眠で葬儀にでかけたあと、小さな用事をすませてから、午後、一旦家にもどり、身繕いをして横浜中華街へ。
 約束の時間まで BLENZ COFFEE で原稿書き。
 その後、中華街で友人と飲み始めたのだが、寝不足のせいかひどく酔っぱらい、次に気が付いたら渋谷で飲んでいた。どうやら酔ったまま引っ張ってこられたようだ。
 気づいた頃には終電もないので、深夜営業の店で酒を冷ましながら居眠りをしたり、明け方近くになって原稿を書いたり。
 始発で午前6時すぎに帰宅。
 12時までに送らなくてはいけない明日の大学での講義の資料をつくってメールで送信。
 それからやっと眠って、午後4時過ぎに起きた。
 二日つづけての睡眠不足はまちがいなく、目も疲れて痛い。
 けれど、すかっと遊んだせいか、澱が流れ出たように清々しい晴れやかな心。
 編集者とメールのやりとりなどして、今晩はこれからみなとみらいの短い花火がベランダから観られるはず。