日本対ドイツのサッカーを朝7時まで観ていたからといって、就寝時間はいつもとだいたい同じ。だれど、起床時間が午前9時半なので、二時間半睡眠でした。
東十条で12時に知り合いの小説家ふたりと待ち合わせ、軽く食事をしながらなんとなく話をし、午後1時からの告別式に出た。
違う名前でデビューする少し前に知り合い、昨年ペンネームを変えて再デビューした高梨耕一郎さん。享年59歳。
仲がよかったわけではない。むしろ相性はよくなくて、電話で話をしたりするといつもこちらが苛立ってしまう。
小説家や歌手や俳優は、日常生活の上で別に万人にとっていい人である必要もなく、互いに(かつてはデビュー前の、そしていまは駆け出しの)小説家であるというリスペクトとある種の競争心の対象であるというだけの存在であってもいっこうにかまわないから、電話やメール以上にわざわざ会って飲んだりはしなかったけれど、新刊が出たと聞けば「がんばっているな」とこちらも少しうれしくなる、という関係だった。
昨年末、『覇権の標的』を送ったら検査のために入院しているとのことだった。
それがどうやら彼の命を奪った病であったらしい。
彼が自分の病を知ってから亡くなるまで、その経過を僕は知らない。
けれど、同じ小説を書くものとして、彼が死を恐れるよりも、時間の短さを呪ったであろうことは、確信を持ってわかる。
これで十分だと言えるほど膨大な著作をものにした大家でもないかぎり、自分がもうじき死ぬと知っていちばんやりたいことは、小説を書くことに決まっている。
小説家の仕事の量と収入はあまり関係ない。同じに働いていくらの収入になるかはお天道様が決める。
その度合いの落差はおそらく農業よりも変動が激しく、税金の制度のなかでも漁業と文筆家には「変動所得」という特別な税制が適用される。
つまり、ベストセラーで「ニシン御殿」が建つか、海に飲まれてただの藻屑になるか、書いているときにはわからないのだ。
それでも身を削って小説を書く人が小説家と呼ばれ、その意味で、小説家というのは職業というより生き方だといったほうがいい。
だからこそ、僕には、高梨耕一郎が自分に残された時間が少ないと知って、どれだけ小説を書く時間を、体力を気力を渇望したであろうかということがわかる。
日本代表ではなく、僕です。
赤レンガ倉庫にある SAMURAI BLUE PARK。
うちのボランティア団体がフットサルコートの管理をしています。
僕の担当日ではないのだけど、仕事のあいまの息抜きに、ちょいと様子見。なにしろ、家から自転車で10分。
で、平日で空いていたので、ボールを借りて、ドリブルとシュートの練習を30分ぐらい。
ひと汗かいてしまいました。
SAMURAI BLUE PARK にあるフットサルコートで、「よこはま2002」ボランティア活躍中。
「がんばってね」
「おまえ、さっき何キロだった?」 スピードガン計測中。
ナイスシュート!……?
行列して待っています。
入口でご案内。
じっと我が子を見守るお父さん。
このピンが意外に重いのです。腰を痛めないように。少し心配。ムリしないでくださいね。
狙いをすまして。
手前のあいているところでは自由にボール遊びもできます。
写真を撮ってあげるのもお仕事。ココハマ・ホスピタリティです。
テレビの取材を受けている子供もいました。
どうしたら親になれるんだ。
いえ、セックスをすれば結果として、だれでも親になっちゃうわけですが、問題は「親はどうあるべきか」をいつどうやって学ぶのか、ということです。
(フジテレビで本日さっきまで放送)
台本はとっても雑なんだけど、そんなことどうでもいいや、楽しかったです、僕らの世代には。
当時新品だったはずなのに、放送開始の日にすでにテレビ受像器がが汚れてレトロ調にくすんでいるのはなぜだ、なんてことも、この際、許そう。
テレビがフロンティアだった時代の物語。
小説はいまでもフロンティアだぜ。俺がいる限り。(なんちゃって)
SAMURAI BLUE PARK という日本代表サッカーチーム応援施設を赤レンガパークに建設中です。
明日27日、プレス向けにオープン。一般公開は28日から。
さきほど自転車で山下公園まで行く途中に立ち止まって様子を見てきました。
開催期間中、僕も何日か、このフットサル場で係員のボランティアをします。
2002年大会では、期間中、パシフィコ横浜にあったメディアセンターでボランティアをしていました。
なんとなく、始める前のわくわく感を思い出します。
当時のことを詳しくは「ワールドカップは終わらない」(電子書籍版)をどうぞ。
久々に8時間睡眠。こんなに眠ったのは少なくとも今月初めて。
体調を整えるため、1時間ほど近所をジョギング。
夜は、少しだけ小説。
いやあ、恐かった。
電気消してみていたけど、途中で思わず点けてしまいました。(笑)
最後、真田広之が死ぬところははオチがあるのだろうと思って全然恐くなかった。なのに死んじゃった。そうか、怖がらなきゃいけなかったんだ。(笑)
さらに最後の松嶋菜々子、ちゃんと恐いのがよかった。
7年前の映画(撮影は8年前?)だけど、彼女の演技は完成されていますね。大したものです。
原作は本棚にあるけど読んでません。
昔、角川の編集者に「ホラー書きませんか?」といわれたんだけど、理屈っぽいのでどうも、説明が付かないことが書けないキライがあって、でもホラーというのは理屈が通用しないからコワイわけで……ようするに書けないとお断りしちゃいました。
キャラクターは不可思議な理屈の通じない人格は書けます。でも、理屈の通じないストーリーは書けない。 (一応、ミステリー作家ですから)
GYAOで見た初めての映画でした。
コマーシャル入るけどタダというのと、200円ぐらい払うのと、ビミョーですね。
先に見ると決めたものは払ってでも見る。
でも『リング』は無料じゃなかったら見なかったかも。
監督:中田秀夫
原作:鈴木光司
さあて、3時間しか寝てないから、そろそろ寝ましょうかね。
前夜から小説プロットのつづき。
90分ほど眠るつもりが3時間眠ってしまった。
午後6時すぎ、いちおう全体像がみえたバージョンを編集者にメールで送る。
ふ~。この24時間で本の後半半分を一気に書いた。
(ただしあらすじとして。あらすじといっても原稿用紙65枚くらいあるけど)
朝から一食だったので出かける前に遅刻確信犯で「マルちゃんの緑のたぬき」を食べる。
雷鳴轟くなか、ふだんは歩いて行く桜木町の会議室まで、しかたがないのでタクシーで。
午後7時25分、25分の遅刻でボランティア団体の世話人会。
午後8時半終了。雨は小降りになっていたので、徒歩にて帰宅。すぐに夕食。
小説のプロットの詰め。ひたすら。
推理作家協会のソフトボール同好会もパス。