日: 2006年6月19日

また SAMURAI BLUE PARK

 午後3時、SAMURAI BLUE PARK のフットサルコートでボランティア。
 夕立の予報だったが、さいわい雨は降らず、でも久々の高温と日照。陽に焼けました。
 前日には杖をついていたのが、なんとか自転車で赤レンガ倉庫まで行くことができたのも収穫。
 少しでも走ると傷むけれど、朝より、夕方の方がよくなっている。
 またしても、楽しそうに遊ぶ大人や子供の世話をしていると、こっちまで幸福な気分になってくる。とても楽しかった。ドイツにいる日本代表あてのメッセージを書いて、SAMURAI BLUE のフラッグももらったし。「勝ちパンダ」8種類一気に全部揃ったし。(いえ、それほどこういうグッズに興味はないのだけど、目の前で必死で集めている人がいるとつい瞬間的に付和雷同)
 終了後、同じシフトだったボランティアの女性ふたりと両手に花で、KIRIN SUPPORTERS’ STATION で一時間ほど、2002年のことや、あれやこれやと、歓談。
 帰宅後は、原稿書き。

ブラジルに勝てばいいってこと

 ブラジル対オーストラリアを見終わったところ。
 結果は2-0でブラジル。
 やはりオーストラリアはレベルの高い試合をしていた。日本人のかなり多くが「格下」だと思っていたのは単純な驕りだ。
 どちらが上とか下とか、そんなことはもはや意味がない。目の前の試合に勝つか負けるかだ。
 その試合の前に、ランキングだのなんだのをすぐに持ち出して、それを基準に「格下」「格上」を決めて星勘定をする。
 正直なところ、僕にもそういうところはあった。
 日本のFIFAランキングが実力を反映しない「良すぎる」評価だと思いつつ、F組残り3チームについて、相対的な比較をして、オーストラリアがいちばん弱いだろうと、僕自身も思いたくて「期待」した。我ながら貧しい発想だ。
 しかし、日本の緒戦をみても、今日のブラジル戦を見ても、やはりオーストラリアが日本にとって勝ちやすい相手であると考える根拠は薄弱だったこともよくわかった。
 勝負は、その日、その時間、勝つか負けるかだ。
 過去の統計や、ランキングは、確率を推し量るさまざまな手段のひとつに過ぎない。
 しかし、勝負には65%の勝ち、とか、24%勝ち、などという結果は存在しない。勝ちと負けのどちらかしかないのだ。
 それぞれ50%の確率でも、コインを投げれば、表か裏か、必ずどちらかになる。
 ああ、なんて愚かなんだろう。
 こんな簡単なことを結論するのに、あれこれ悩んだり、好き勝手にいうテレビを見てみて、なにかの気休めを求めたり。
 2-0 で勝ったブラジルはやはり強かったし、サッカーが巧かったけれど、オーストラリアにも勝つチャンスは十分にあった。
 ブラジルは、日本より、格段に巧いし、強い。
 これはランキングの問題ではなく、赤ん坊を見て未成年者だと「見破る」のと同じほど明らかな観察結果だ。
 でも、勝てばいいんだ。それだけのことだ。
 うん、ワールドカップはほんとにすごい。
 今日、この日、生きていてよかった。