月別: 2006年5月

議会制民主主義は機能しているか

「選挙に於ける一票の格差はずいぶんあるし、政治家や官僚は一部の人の利益を守っているように見えます。日本で本当に議会制民主主義が機能していると思いますか」
 あることろでそんな風に問われました。
 教育基本法の改正に愛国心を盛り込むことについての是非を時事通信が世論調査し、その結果、五割を超える人が「愛国心」の概念を盛り込んだ教育基本法案に賛成だったということについての議論のなかのことです。

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静かに淡々と

 静かに淡々と小説を書くだけの一日。
 推理作家協会の総会もパス。

改正教育基本法は愛国心を強制しているか

 教育基本法を巡って「愛国心」について議論されています。
 この法案に反対する言説の中に、「愛国心は国に強制されるものではない」という意見がたくさんあり、そこに民主主義の基本的問題があると思われたので、少し論考してみます。

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珍しくも晴れの日のヨット

 最近、日曜日というと天候不順で、雨風の日にヨットに乗ることが多かったのだけれど、めずらしく、どうころんでも晴れ~!という日曜日。
 風もふつうにあって、練習もでき、昼は八景島海の公園の沖にアンカリングして、スパゲッティをつくって食べながらダラダラ。
 帰りも、適度な追っ手で快走しながらホームポートへ。
 スーパーによって夕食の材料を買って帰宅。
 夕食は、イカフライ、納豆、かき玉と白髪ネギの清まし汁、トマトとキュウリとカシューナッツの和風サラダ。
 その後は、小説。

中華街

 夕方、北海道からやってきた知人家族と中華街で夕食。
 お店は、均昌閣水龍宮館。
 中華街は、10年ほど前のある時期、古くてボロイ順に毎年火事を起こして燃えてなくなり、数年の間にすっかり町中がリニューアルされた。
 均昌閣本店もその中のひとつだが、水龍宮館はその別館にあたる。
 リニューアルと観光地化のさらなる進展で、地元民としては以前より行かなくなった中華街。
 以前は安くて旨いところがたくさんあったけれど、いまは、ほとんどの店が「ウマイけど安くない」になってしまって、安くて旨い店に行きたいときは、横浜市民は中華街でなく野毛(桜木町)に中華料理を食べに行くのだ。
 とはいえ、均昌閣水龍宮館は応対も日本のサービス業の水準を超えていて、中華街には珍しいというか中華街も進歩したというか。
 むかしは中華街といえば安くて旨いけど無愛想で不愉快な客あしらいをされる場所だった。
 料理も5000円のコースがその値段以上の価値があった。大満足。
 やっぱり、いまの中華街では700円のランチか、5000円のコースか、という感じで2-3000円ですますなら野毛に行った方がいい、という感じかもしれない。
 一部、安くて旨い店は中華街にも健在なのだけれど、ものすごく混雑して、店に入れなかったり入っても大変なのだ。(安くて美味しくて狭い店のことは内緒にしておけばいいのに、みんなが得意げにブログに書いたりするもんだから、内緒にしているこっちまで入れなくなっちゃう。これは、WEB2.0 の弊害ですね)
 ちょっと酒も飲みたくないほど満腹で帰宅して、小説にもどる。

Tears In Heaven




 昨年11月に沖縄コザにしばらく滞在した。
 10月にオープンしたばかりの「ジャックレモン」という店があり、僕はそこで26年ぶりにライブステージで演奏した。少しだけミュージシャンに復帰したわけだ。
 コザは日本でも有数のミュージシャンの町だ。そこのミュージシャンたちが店をもり立てるかたちでライブを企画して、そのゲストとして1曲だけ、作りたてのコザにちなんだ新曲を唄ったのだ。
 沖縄ではわりとふつうなんだけど、やがて、客席とステージの区別がほとんどなくなり、客席にいたミュージシャンも勝手にステージに上がって演奏しだしたりする。(聴いてる客のミュージシャン率も異常に高いのがこの町のすごいところ)
 店のオーナーであり、ミュージシャンでありお笑い芸人でもある我喜屋良光も、ステージに上がって、クラプトンの”Tears In Heaven”を唄った。
 ヨシ坊とみなから呼ばれていたその我喜屋良光が、17日、亡くなった。
 コザにいる多くの知人が、彼の死にショックを受けているのが、ここ横浜にも伝わってくる。
 ステージで唄う興奮を、ふたたび味わうことのできた、思い出の場所になった「ジャックレモン」のヨシ坊が死んでしまって、僕の心にも空白ができてしまった。
 天国で涙を流しながら、ヨシ坊が “Tears In Heaven” を唄っている姿が、目に浮かぶ。
 なんだかできすぎだよ。ヨシ坊。
(上から)
写真1  阿川大樹
写真2  TARA 照喜名薫 ひがよしひろ
写真3  我喜屋良光 照喜名薫(ZODIAC) 

妻の誕生日

 昼間は、またしても小説まっしぐら。
 午後5時になって関内のレストラン「オリジナルジョーズ」に予約を入れる。
 午後8時。タクシーでレストラン到着。妻の誕生祝いディナーだ。
「オリジナルジョーズ」は東京横浜で一番古いイタリアンレストランであるといわれ、1953年開業、つまり、僕が生まれたときにはもうオープンしていた。まだ自衛隊がなくて警察予備隊だったころのことだ。(笑)
(だとすると、日本で一番古いイタリアンレストランは東京でも横浜でもないらしく、どこにあるんだろう。神戸あたりだろうか)
 真っ赤なビニールレザー張りの椅子の古い古い趣の店内。
 正直、古いだけで味は大したことないだろうと思っていた。ところがどっこい、たいへん美味しい料理でした。オリジナリティもある無理に気張らないけどちゃんとした料理で好感度大。
 パスタやピザがあるところはイタリアンだけれど、料理全体としては最近のイタリアンレストランとはちがってむしろ「ヨーロッパ料理」という感じのメニューになっている。
ディナーコース(妻は別のセレクション)
  前菜: スモークサーモン
  パスタ: 生ハムとサーモンのクリームソースのスパゲティ(メニューから自由に選択可)
  メインディッシュ: イベリコ黒豚の3つの部位の網焼き(同上)
  デザート: マンゴーのシャーベット
  コーヒー(または、紅茶、ハーブティー)
  ワイン: シャブリのハーフボトル
  コース二人分とワインで9600円でした。大満足。
帰宅後は、また小説モードにもどる。

続・小説まっしぐら

 今日も小説まっしぐら。
 日記がつまらなくてゴメンナサイ。

小説まっしぐら

 今年の目標は年内にあと二冊小説の本を出すこと。
 というわけで、現在、二作同時進行中。
 しばしの飲み会モードから脱却して、本日よりひたすら小説。
(実際の執筆ではなくプロットを煮詰めているところ)

琉球紅型染め・金城宏次と飲む

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 京王百貨店で開かれている大琉球物産展へ。
 沖縄コザでの飲み友達でもある琉球紅型(びんがた)染めの若きホープ・金城宏次さんの工房が出店していて本人も売り場に立っているということで。
 物産展はいわゆる物産展(て当たり前だ)で食料品が中心なのだけれど、最近は沖縄ブームで沖縄の食べ物も珍しくなくなっている。売上自体頭打ちだそうだがそれでもけっこう賑わっている。
 宏次さんの工房は妹さんとふたりで染めのTシャツとプリントものの両方を売っている。
 プリントは2000円台だけど、染めは手作りなので7000円くらい。
 彼の絵柄はどれも僕の好みなのだけれど、妻の誕生プレゼントと自分用をそれぞれ1枚ずつ購入。(お友達割引付)
 そういやユニクロ以外で洋服を買ったのは何年ぶりだろう。(笑)
 その後、宏次さんとゴールデン街をハシゴして、終電で帰宅。