ヨットレース。
雨模様で強風だが、中止になるほどではない。
スタート地点にまっさきに着いて待っていると、風はどんどん上がってくる。
ほぼベストのポジションでスタート。
12艇中3位でマークまで向かう。ピークで風速15mくらいある。7人の体重でヒール(傾き)を潰しながら快走。が、途中大型艇に抜かれる。結局、マークを4着で通過。レーティング修正(ハンディキャップ)なら2位か。
回航後、俊足小型艇に抜かれて順位を下げる。縮帆を解く判断が遅れ、往路の優位をかなり失ってしまったか。
が、しかし、久々の強風レースで楽しかった。ビールが旨い。
その後、ハーバーのクレーンを待つうちに雨足が強まってずぶ濡れ。
帰港後、パーティには参加せず、雑誌の仕事の取材のため、有楽町へ向かう。
少し時間に余裕があったので、根岸駅で立ち食い蕎麦、それでも喰いたりず、有楽町でカレーを食べ、一緒に取材にいくミュージシャンと合流。
東京国際フォーラムで “TOTO” のライブ。
終了後、TOTO ファンの人たちのグループに合流して、夜10時頃まで取材がてら歓談。
そういえば、レースは何位だったのだろう。ハンディキャップで順位が修正されるので、ヨットレースは、ゴールした時点では自分で何位なのかわからない。パーティで発表になっているはずだが。
電池切れを心配しながら携帯から書き込んでいたので、あらためてノートPCに書いてあった日記の方を。
5月3日 憲法記念日
1000、横浜のホームポート出航。
快晴。風十分。
僕と共同オーナー、某誌編集長、女性クルー2名の5人。
全員長いつきあいの気心の知れたメンバー。
全行程帆走で、1435、三崎港入港。
意外に寒い。
海舟というお店でマグロ料理。
満腹で船に帰ってもあまり酒が飲めない、(笑)
2330、いつもに比べて画期的に早い就寝。
前夜は睡眠時間3時間だったし、適度な疲れで快眠。
でも、4時前に目が覚めてしまって、ひとりでこれを書いている。
マフィアの組織が敵味方を振り分ける手法についての夢を見た。委細省略。
5月4日
0810 三崎港出航。
風十分。かっとび。
1030 内房保田入港。
陸路をクルマで移動するより何倍も早い。
午前中なのにもうやることがない、という幸せ。
日が沈む前、近所のスーパーに買い物。
風呂屋へ。混んでいて入場制限。少し待って入る。
船で料理して夕食。だべって寝る。幸福。
5月5日 こどもの日
外は強風。15mは吹いている。
というわけで出航するのをやめて、一日、港で過ごす。
千葉の緑に囲まれたところにすることもなく浮かんでいる船で、ギターを弾いたり、入ってくるヨットの舫いを手伝ったり、だらだら昼寝をしたり。幸福。
しかしキャビンにいると風がひゅうひゅういっている。
夜半、風がさらに上がる。
5月6日
5時過ぎに目覚めて天候の確認。
風は少し落ち着いているが、長期的にはまた強まる気配だ。
というわけで、遅くとも7時には出航すべしと判断。
0655 房総保田漁港出航。
ツーポイントリーフのメインセールにレギュラージブに縮帆して、出発。
風向きでは観音崎をダイレクトに狙える方角だが、波が悪く久里浜の少し北までしか船を向けられない。
少しずつ角度をゲインして、久里浜と観音崎の間あたりにつき、そこから二度ジャイブを繰り返して、あとはホームポート近くまで一直線。
時々、波に大きく翻弄されるが、逆に波に乗ると、シュワシュワと音を立てて波の斜面を滑るように加速。最高速度は9ノットオーバー。(これ、ヨットとしてはすごく早いんですが、自転車より遅いです。時速17キロほど)
かっとんで、1030 ホームポートに無事帰港しました。
渋滞している陸路を車で移動するよりはかなりはやいと思います。
出港時に覚悟していたよりは遥かに楽で、あっというまに着いちゃいました。ふだんの日曜日ならまだ出航していないときもあるような時刻。
セーリングしながら食べる予定だったお昼をホームポートの岸壁で食べて、上架後、後かたづけをして帰宅。