日: 2011年9月30日

祝・角川春樹事務所創立15周年

 シーツとベッドパッドの洗濯をしているあいだに食器洗い。
 運動に出たついでにニトリで枕と枕カバーを買う。
 本日は都内なので黄金町へは出勤せず。
 午後、神保町へ。
 せっかくカレーの聖地・神保町に来たのだから、と、まず古書センターの二階にある「ボンディ」でチキンカレー(1450円)。
 うーん、不味くはないけど、いまどき美味しいところはたくさんあるからなあ。1500円という値段だとどうしても評価は厳しくなる。
 料理というのは老舗が美味しいとは限らない。
 外食業界は競争が激しくものすごく進歩の速度が速いから。いまやコンビニ弁当はそこいらの食堂よりも絶対に美味しいしね。特にそば屋とカレー屋はそれが顕著。
 日本蕎麦は老舗で美味しいところもあるけれど、現在のトップレベルはたいてい歴史の新しい店だ。
 白山通りのロイヤルホストで、向かいのビルの出版社と打合せ。
 単行本のスケジュールが来年2月にほぼ決まり。
 その後、やはり白山通り沿いの如水会館で「春樹事務所創立15周年祝賀会+第三回角川春樹小説賞授賞式」。
 僕の中の角川春樹社長のイメージは四十代だったので、ちょっとびっくりした。
 もちろん人間の年齢だから僕が追い越してしまうわけはないのだけど。
 しかし、永遠に四十代のイメージを人に与え続ける人というのもすごいと思う。
 10年ぶりに再開された角川春樹小説賞は、審査員・北方謙三、今野敏、角川春樹。
 受賞作は又井健太『新小岩パラダイス』。
 会場出口で頂戴したので電車の中でちょっと読んだけど面白そう。
 乾杯の音頭は紀伊國屋書店社長、中締めは森村誠一。
 森村誠一さんは毎年、つまり今までに15回、このパーティでスピーチをしているのだそうだ。
 森村誠一・角川春樹といえば映画「野性の証明」「人間の証明」などで一世を風靡した。
 始めて参加するパーティだったので、知っている人がいるかどうか不安だったけれど、推理作家協会のソフトボール仲間が集まっているテーブルがあって一安心。
 終わり頃は、『D列車でいこう』を「NHK-BS週刊ブックレビュー」で紹介してくれた吉田伸子さんとか、『D列車でいこう』文庫版の解説を書いてくれた東えりかさんをもっぱら黄金町へ勧誘。新聞で『D列車でいこう』を紹介してくれた西上心太さんももしかしたら来てくれるかな。
 僕は黄金町観光特使みたいなものなので。(笑)
 午後8時に会がはねて、執筆期間中につき、まっすぐ帰宅。