月曜日か。電車に乗らずテレビも見ずだと、まったく曜日感覚がない。
サッカー・日本xサウジアラビアの開始時刻に合わせて帰宅。
(写真は、黄金スタジオ内の「試聴室その2」のカンボジア風カレー。おいしいです)
午前11時。黄金町高架下広場にて、地域の餅つき大会。
町の人たちに新年の挨拶。
つきたてのお餅を3つと豚汁。
あとはスタジオで、いつものように仕事。
午後1時に中華街で会合がある。
というわけで、午後1時、中華街のブレンズコーヒーに到着。ぎりぎりまで原稿書き。
午後2時、招福門本店にて某会合。
かなり年配の人が多くて、新鮮だったりして。
午後4時過ぎにお開き。
徒歩で黄金町に向かう。
いつもはしないマフラーをしていったせいで、中華料理店に忘れてしまい、あとで電話するが、見つからず。
僕がもっているマフラーの中ではいちばんいいやつだったのだ。
かなり残念。
夜中まで仕事。あいかわらず書き下ろし長編A。
寒いし疲れているので、いつもは徒歩の所、贅沢をしてタクシーで帰宅。980円。
昨夜、アジアカップサッカー「日本xシリア」を見たので寝不足。
午前十時半、歯科。
ルートプレーニングの3回目。
やはり麻酔はしないほうがよい。
30分ほどストレッチしてから出勤。
三日前にスタジオにもちこんだ加湿器。
三日間連続運転しても湿度が下限から上がってこない。
水分を乾いた内装材がどんどん吸い込んで空気中の水分が増えない模様。
というわけで、今日は霧吹き(198円)を買ってきた。
壁という壁に霧を吹く。
ガラスにも霧を吹く。
床のラグにも霧を吹く。
ついに加湿器の湿度計がわずかに動いた。
35%。
これまでにこの部屋に散布された水、17L。
よくぞ吸い込んだり!
A社向け長編改稿227枚までを読み直してレビュー。
残り10日で160枚くらいか。
続きに着手する前に、連載エッセイをひとつ書く。
二月末までに長編を2本改稿しなくてはならない。
ひとつはあと10日ほどで仕上げて編集者に渡す。
次のは別の出版社で4月上旬刊行が決まっているので、絶対に落とせない。
どちらも限界に近いスケジュールだ。少なくとも未体験ゾーン。
その間にエッセイの〆切が3本ある。
(小説頭を中断して切り替えなくてはならない)
たぶん、56年間の人生で一番忙しい。
しかも会社員時代の忙しさとちがって、部下や上司に仕事は振れない。秘書もいない。
というわけで、心と体のコンディショニングこそ最優先事項。
身体と時間の為には金に糸目はつけない。
というわけで、1997年、会社員を辞めたとき以来の倹約を一時中断する。
デビュー前は、預金残高が限界まで減らないことが「小説家へのチャレンジに使える時間を確保すること」だったから、金の切れ目は挑戦のギブアップを意味していた。
デビューしてからも、状況が劇的に変わったわけではなく、簡単には損益分岐点を越えないから、節約に心がけてきた。
おかげさまで、現時点では執筆依頼をすべて受けきれなくなりつつある。
(注文が多いというより単に書くのが遅いのが主たる原因であるが)
この時点では、生産性を高めることが第一優先。
いままで昼食夕食は1食平均500円を目安に考えていたが、その予算枠を撤廃する。
といって贅沢をするような場所もないが;
800円でコーヒーがついてちょっと気分を変えることのできる店のランチを選択肢に入れるとか。
予算オーバーの食事をした後、平均を引き戻すために250円の牛丼だけ食べていたところにど~んとサラダもつけるとか。
490円のカツ丼に温かい豚汁(大)150円を迷わずにつけるとか。
少しでも心身のコンディションがよくなることをお金より優先度の上位にもっていく。
腰痛や身体の不調でやる気や集中力低下が下がった状態から早く脱却するために、金で済むことは金で解決する。
というわけで、真っ先に、出勤途上、50分のマッサージを受けてきた。
まるで別人の肉体のように身体が軽くなった。
よし、今日もがんばろう。
伊達直人(タイガーマスク)を名乗るプレゼントに端を発して、矢吹丈(あしたのジョー)とか、桃太郎とか、いろいろな名前で匿名のプレゼントをする人が続出している。
だれでも参加できる参加型の寄付行為だ。
美談の主人公になる、という目的のために人のためになることをする人がいるのは大歓迎。
しない善よりする偽善。
派手好きや目立ちたがりの善人だっているだろうし。
だいたい善人は地味で控えめだなどという法則性はないわけで。
そう、プレゼントを贈る側も、レッツエンジョイ!
(追記)
所得再配分は国家の制度によってなされるべきとの意見があった。
それはそのとおりだけど、まず寄付行為というのは基本的に「贈る人の心の幸福」のためになされるわけで、そこに納税では得られない幸福がある。
みな、ささやかな幸福を楽しんでいるのだ。
スタジオには3本のギターが置いてある。
そのうちの1本、タカミネのエレガットをケースから出したら壊れていた。
ブリッジがすっこぬけている。
表板が乾燥してもろくなり、貫通していた部分ごと穴になってなくなってしまった感じ。
楽器というのはただの道具じゃないのでかなりめげる。
仕事場のスタジオは水場がないので外気と同じ水分。
それを暖房機で温めるから、湿度はますます低くなる。
かといって、そんなに湿度管理できないしなあ。
ドライアイ対策を兼ねて、何ができるか考えて見よう。
直すとしたら大修理になる。音も変わってしまうだろう。
10年以上前、オークションで手に入れた。僕の所に来た時点でもう製造から10年以上経っていた。
大雑把な話、木で作られた弦楽器は、壊れなければ古いほうがいいのだけど、古くなればそれだけ壊れやすくなる。
がんばって小説書いて、お金つくって買い直そう。
午後3時頃、行きつけのそば屋「すず家」で天ざる。
食べ終わって支払いをしようとしたら「もういただいてます」。
え? と見回すと、スタジオの裏に住んでいる顔見知りの年配の読者の方。
「いい小説を読ませてもらったんですから」
と、払わせてもらえず。
そんなに親しくはないのだけどなあ。
しかたがないので、次の本が出たら献本させていただこう。
めげることがあったけど、そうやって喜んでくださる読者に触れた幸せもあった一日。
日曜日だけど、もちろん仕事。
前半の山場はいい感じに書けたかな。
サッカーの日本代表戦があるのでそれまでには帰ろうと思っていたけど、結局、家に着いたのは午前零時を少しまわってから。
どうせサッカーは録画でしか見られないから、と野毛あたりで何か食べて帰ろうと思ったのだけど、日曜日だからほとんど店が閉まっているの。
場外馬券場の客がいるから、昼間はそこそこやっているのだけど、閉まるのが早い。
大晦日午後5時まで仕事して、正月2日から仕事始めて、ちょっと心が疲れてる。
とはいえ、原稿ができていないのに発売日が4月上旬に決まっている長編があって、さらにそれに着手するには、いま手をつけている別の長編をいったん仕上げなくてはならない。
絶体絶命の瞬間風速的、売れっ子作家モードである。
夕方で仕事を中断して、浅草へ向かう。
友人の「にれ」のライブ。
にれは、聴く度にびっくりするほどグレードアップして、今では立派なエンターテイナーだぜ。
お店のメニューにおいしそうなオムライスがあって、でも高かったから我慢してたんだけど、第一部と二部の休憩の間に、我慢できずに注文してしまった。
オムライスらしくオムライスしていて美味しいオムライスでした。
というわけで、ライブを満喫。
行きの電車で立ったまま Sony Reader で読書してみたけど、かなり快適。
帰りは座れたので、pomera で文章書き。
午後になって、やる気ゼロデシベル((C) by 山田あかね)。
6時頃に仕事を終えることにする。
早く帰るというより気分を変えたい感じなので、いつもはあまりしないハシゴ酒にチャレンジ。
まず、日ノ出町駅前交差点の串揚げ「ひのでや」。
牡蠣、ハムカツ、イカ、カボチャ、レモンサワーで、900円。
次は、野毛の立ち飲みの焼き鳥屋「ら旺」。
レバー2本、皮、エリンギ、ホッピーで、910円。
最後は、都橋「華」。
ボトルが置いてあるので角お湯割り二杯飲んで1000円。
新年の美味しい中華粥のサービス付。
3軒ハシゴして、3000円を超えない。
しかも飲み始めたのが早いので、時刻はまだ9時前。
お腹いっぱいだけど、帰宅して鍋を食べる。酒は飲まない。
ふだんあまり家で食事をしないので、家庭の団らんも大切。
(写真はみなとみらい駅構内の皆富来(みなとみらい)神社。実にしょぼい)