日: 2008年11月30日

新宿でOB/OG会

 午前11時目覚めた。
 午後1時に新宿で会合がある。
 インターネットで調べると12時ちょうどに最寄り駅で乗ればいい。
 これから中華料理の宴会なので朝食は省いて、ゆっくりシャワーを浴びて出ればいい。
 予定通り11時50分に家を出た……つもりだった。
「いってらっしゃい、時間は大丈夫?」
「12時ちょうどの電車に乗ればいい」
「え? 1時でしょ」
 ……。
 腕時計を見るとまもなく1時である。宴会の開始時間も1時。
 とにかく駅へ急ぐ。
 ラッキー! エスカレータを降りると、ちょうど電車が入ってくる。
 横浜駅で湘南新宿ラインに乗換だ。ホームに上がると、ちょうど電車が入ってくる。またしてもラッキー!
 しかし、問題がある。あまりにもスムーズに電車に乗れてしまった。1時間ほど遅刻することを参加者に伝えたいのだが、電車に乗っているので電話ができない。わかっているのは電話番号だけで相手の携帯アドレスは不明。
 席を立ってドアの辺りで小声で電話しようかな、と思うと車掌のアナウンス。
「社内では携帯電話をマナーモードに切り換え、通話はご遠慮ください」
 おっとっと、機先を制されてしまったぜ。
 そのまま遅刻時間を時々刻々更新しながら電車は走る。
(呼び出し音がうるさいというのはわかるが、電車の車内で隣同士喋るのはよくて同じ声の大きさでも電話で喋るのが迷惑だ、という理屈がわからない。僕にとっては携帯電話の会話より、オバサンたちの車内の会話のほうがよっぽど迷惑だけどなあ)
 新宿駅到着1時37分。
 ホームに降りてやっと電話。
 町に出ると、僕が走るために道路に交通規制が敷かれている……わけではなく歩行者天国だった。
 歩行者天国も珍しくないからか、多くの人は歩道を歩いている。僕は車道を野口みずきのように走って会場に駆けつけようと思ったけれど、まあ、ちょっと早足の時速6.5kmくらいで、会場に到着。
 というわけで、本日は、高校演劇部のOB/OG会である。
 何十年ぶりだろう。
 昨日も法事で中華だったので、中華二連チャンだが、中華料理は好物なので毎日でもかまわない。心配なのは体脂肪とサイフだけ(笑)。
 演劇部の会合なので、女優さんもいれば映画監督もいる。もちろんふつうの職業の人もいる。卒業年度で昭和47年から平成7年と、上下の幅は広いが僕より少し下の学年が中心。
 一緒に芝居を作ったというのは皆にとってかなり強烈な共同体験なので、当時の話になると、みな眼がきらきらする。
 4時半に1次会終了。
 なかなか二次会の場所が開いていないが、幸いほどなく居場所が見つかる。
 ちなみに、現在時刻を間違えていた理由は、目覚まし時計の時刻が50分遅れていたこと。
 午前11時に起きたつもりが、実際は11時50分だったらしい。その時点で5分で家を飛び出さないと間に合わなかったのだ。
 起きた時間が11時だと思いこんでいるから、その先、「時」のところには目が行かず「分」のところだけを見て出かける準備をしていた。
 でも、自己紹介タイムに間に合ったので大過なし。
 そう、料理も十分残っていたしね。(笑)