日: 2012年7月30日

フィレンツェなら肉だ!

 朝一番に、Museo Statale San Marco サンマルコ美術館へ。
 階段を上がった正面に、いきなり、ベアート・アンジェリコの有名な「受胎告知」
 修道院の小部屋ひとつひとつの壁画が描かれている。
 次は、Duomo の近くの、Opera di Santa Maria del Fiore へ。
 有名なマグダラのマリア像の顔は力石徹に似ていた。
 昼食後、同行している妻とその友人たちは、Siena へ行くという。
 僕は、Firenze の町を歩く方がいいので単独行動。
 途中、ホテルで2時間ほど休んで、4時間ほど、町を徒歩で歩き回る。
 ベネチアにばかり長く居ると、イタリア共通の特性なのか、そうではなくてベネチアだけの特性なのか、区別できなくなるので、そのあたりをフィレンツェを見ることで校正しておく必要がある。
 美術館や博物館ばかり見ていては、その作業ができない。
 だからただただ町を歩く。
 特殊な町であるベネチアに比べて、フィレンツェは普通の都会。
 マクドナルドもあるし、中華料理屋も、持ち帰りの寿司屋もある。
 物販の焦点もそれぞれに都会的な店作りをしている。
 高級ブランドの店もあれば、有名ブランドではないが趣味のよい店もある。
 フィレンツェにいると、ベネチアは田舎だとよくわかる。
 まあ、ベネチアは、その適度に田舎であるところがよかったりもするのだけど。
 ベネチアでは美味しい肉が食べにくいがトスカーナ地方は肉とワインが特産でもある。
 というわけで、今晩は、肉屋がやっているレストラン Ristrante La Spada。
 庶民的で美味しい店でした。
 キアンティ・クラシコを飲みながら食べてひとり23ユーロ。
 どのくらい庶民的かというと、キアンティ・クラシコを注文したら、「窓際に置いてあって温かくなっているので、これから冷蔵庫で冷やしますね」と言ってのけるくらい。(笑)