日: 2012年7月15日

デイゴホテルにチェックイン

 デイゴホテルにチェックイン。
 さっそく社長の宮城悟さんに会って、『インバウンド』を渡す。
 今回のロードは、コザでお世話になった人たちへのお礼の旅でもある。
 今後の取材される予定を話すと、「琉球新報は予定はないのですか?」
「ない」というと、「それならなんとかしましょう」
 スーパーサンエーの上の宮脇書店へ。
 女性が一人でレジに居たけど、文芸の棚の担当は店長だと言うことで、リリースとサインしたポップと名刺を置いて、また来ることに。
 ひがよしひろに電話すると、高校の同級生とモアイをしているから来ないかと。
 パークアベニューの新しくできた日本食の店(コザに似合わずきれい!)。
 なぜかそのコザ高校の集まりにいた人たちも初対面ではない。(笑)
 その筆頭が30分前には一緒にいた、デイゴの悟さん(爆笑)
 午後9時半、ひがよしひろと共に、開店14周年というライブバー「微風(そよかぜ)」のパーティへ。初めて行く店だが。(笑)
 ひがよしひろが歌った後、僕を紹介してくれて、『インバウンド』のお披露目。
「サンエーの上の宮脇書店で売ってますよ」(実はまだ棚に出ていないが)
 会費3000円。
 午後11時過ぎ、執筆場所でもあるゲート通りのオーシャンへ。
 店主のヤッシーに献本。
 琉球新報の記者が僕を探しに来ていたらしい。
『インバウンド』でてくる「ラストパラダイス」という店はこのオーシャンととなりのファーストチャンスとが一緒になったような店だ。
 午前0時過ぎ、次はPEG。
 この時点で酒は休みにして烏龍茶。
 そのまま、午前5時までみんなでギター弾いたり歌ったり。
 プロもアマも店のお客さんも、黒人も白人のハーフもヤマトンチュもウチナンチュっも、隔てなく一緒に音楽で遊ぶ、コザの夜の光景。

沖縄遠征

 4時間半ほど眠ったかな。
 朝になってもバタバタして、結局、朝食を摂ることができず、水をコップ2杯飲んで家を出る。
 これから、沖縄へ、販売促進とお礼の旅である。
 睡眠不足でもあり、ちょっと楽をしようとタクシーを呼んだのが大失敗。
 三連休の中日のみなとみらいは混雑していて、信号が青のあいだじゅう歩行者が横断歩道を渡り続けているので、左折に時間がかかる。道路はそれほど混んでいないのに、信号3回待ち。
 さらには、YCATに近づいてから、道が渋滞。
 アンパンマンミュージアムと、最近オープンした原鉄道模型博物館のせいだろうか。
 徒歩と電車なら170円で15分くらいのところを、タクシーで30分かかって1640円。考えたらいままで日曜日に羽田へ向かったことがなかった。
 というわけで、予定より10分以上遅れて YCAT についたせいで、羽田行きのバスが1本遅いバスになったら、今度はそのバスがなかなか来ない。
 バスは首都高をみなとみらいで降りてYCATにやって来るので、僕がタクシーで来たルートと同じ場所を通ってくるのだ。
 11時40分のバスが出発したのが46分。
 この時点で予定よりも25分ほど遅くなっていて、余裕がほとんど食いつぶされていた。
 このバスがいつものように30分で着いてくれれば問題ないが45分かかると、登場手続きまでほとんど時間の余裕がなくなる。
 12時40分までにチェックインしないと、チケットが無効になってしまうのだ。ただでさえ、この時期、飛行機が高いのに。飛行機代もホテル代も自腹なのに。
 しかし、捨てる神あれば救う神ありで、いつもより順調に20分ほどで羽田第一ターミナルに到着。
 早めについて、クレジットカードラウンジでゆっくりするはずが、やっとのことで朝ご飯(カツカレー850円)を食べただけで、スカイマーク517便に搭乗となる。
 悔しいから、ターミナルの傍で崎陽軒のシウマイ15個入りを買った。やけ食いしてやる。
 那覇までの機中で、連載エッセイを仕上げる。
 小説家本来の仕事にもどるとほっとする。