黄金町バザール2010
「著者が売る本屋さん vol.3」
黄金町バザール2010で開催するイベント「著者が売る本屋さん vol.3」は、媒体として本を接点に、場所として黄金町を接点にして、作家と読者、作家と作家、読者と読者、さらには、それらと町を行く通りすがりの人々を新しくつなげるプロジェクトです。
また今年も、
書店で売っている本を書いてるプロの作家が、自分の本を並べて売ります。もちろん、その場でサインもOK。 書店では見かけないレア本や、私家版もあるかも。もしかして、ハプニングがあったら──、その時は、黄金町で、みんな一緒にびっくりしようぜ!
日時 2010年9月25日(土)
午後1時30分 ー 午後5時
場所 黄金スタジオE (阿川大樹の仕事場です)
京急・黄金町駅から日ノ出町方面へ徒歩4分
大岡川沿い 鉄道高架下
参加する著者(順不同)
山田あかね(小説家・映画監督・脚本家・演出家)
西牟田靖(ノンフィクション作家)
八木啓代(歌手、作家)
村松恒平(物書き・哲学者・劇作家・小説家・詩人・美術家)
日野やや子(歌人)
檀原照和(ノンフィクション作家)
常田景子(翻訳家)
阿川大樹(小説家)
販売される予定のタイトルは30タイトル以上。
各参加者のプロフィールは、こちらからご覧になれます。
【やぎのぶよ】
大阪ノリで冷戦時代から中南米を渡り歩き、いまはメキシコと東京の2カ所に拠点を持ち、立てば歌い手、座れば作家、歩く姿は放浪者….という感じで活動してます。
いちおう、もっとも強いアイデンティティは歌手で、メキシコで2枚のCDが出ています。
日本では、なんとなく本を書くようになり、気がついたら8冊ぐらい出ていました。
【販売予定タイトル】
「ラテンに学ぶ幸せな生き方」(講談社)
「MARI」(幻冬舎)
「キューバ音楽」(青土社)
「Esta Mujer」(Ediciones Pentagrama)
【ひの ややこ】
1978年横浜生まれ、横浜育ち。
2002年より作歌をはじめ、短歌同人誌「歌クテル」に参加(現在、web活動中)、現在は歌人集団「かばん」にて活動中。
【販売予定タイトル】
「世界がやさしくあるためのメモ」
「歌クテル 4号」
「歌クテル 5号」
各500円
【やまだ あかね】
作家・映画監督・テレビディレクター・脚本家…といろいろやってます。
テレビのディレクターで、25年くらいご飯を食べて、ドラマの脚本などもちょこちょこ書いてます。
35歳で文學界新人賞に入選して小説家デビュー。本が出たのは40歳になってから。今年は、映画監督もしました…という何でも屋さんです。
お話を作ったり、取材したり、感心したりするのが好きです。
今は、「名曲探偵アマデウス」(NHKハイビジョン)をレギュラーで作・演出しています。でも、小説も映画もやります。
主な作品
小説
「ベイビーシャワー」「すべては海になる」「しまうたGTS」(以上小学館)
「まじめなわたしの不まじめな愛情」(徳間書店)
「もしも、この世に天使が。」(講談社)
エッセイ 「女の武士道」(PHP研究所)
映画
「すべては海になる」主演 佐藤江梨子・柳楽優弥 2010年1月公開
脚本
ここ、数年だと「時効警察」「帰って来た時効警察」 「すいか」「チームバチスタ2ジェネラル・ルージュの凱旋」などをちょっこり。
【販売予定タイトル】
全著作 & 映画のDVDも持っていきます。
ホームページ http://yaplog.jp/akane-y-dairy/
上野駅構内のブックエキスプレス・ディラ上野店は、週に100冊「D列車でいこう」を売ってくれたこともある、阿川が足を向けて眠れないお店だ。
その店が9月末で閉店になると聞いて、都内へ出る機会にお礼に置くことにした。
3D飛び出すポップを作ってくれた書店員の神谷さんに心ばかりのお礼をもって。
売り場へ到着する。お店全体を歩いてみる。
駅構内の書店とあって、平日昼間にもすごくたくさんのお客さん。
警備のジャケットを着た人が目立つように巡回。
買いに来たのではないのに売り場の様子を見ているのだから、こちらはめいっぱい挙動不審な客である。
こういうときに騒ぎを起こしたかったら警備の人と目があったときにあわてて反らしたり、肩から提げた鞄のジッパーを開けておくことだけど、それは本日の訪問の主旨ではないので、むしろじっと目を見る。
万引きしない人間と早期に判断するのを助けることが、向こうの防犯に協力することになる。
で、「D列車でいこう」は、発売二ヶ月半を経て、文庫新刊の島に、未だ4面で「神谷さんのポップ」とともに展開されていました。
で、神谷さんを探すのだけど見つからない。
休憩中かもしれないので、いったん向かいの Beck’s に入ってコーヒーとチーズケーキを食べながら、売り場の定点観測。
途中、「D列車」を手に取る人がいたような、いないような。(遠いので、どの本とまではわからない」
見ている間に、その島から2冊売れたみたいだけど、色からして「D列車」ではなかった模様。残念。
久しぶりのチーズケーキを食べ終わったところで、店に戻ってもう一度一巡しても神谷さんがいないので、意を決して事務所の扉を開けて挨拶。
神谷さんは帰宅済みということで、代わりの方にプレゼントを渡してきました。
なお、月末で閉店というのは駅の工事のために少なくとも3Fの全店が閉店するということらしい。出版不況のせいで経営が成り立たなくて閉店、ということではないようで、ちょっと安心。
(駅ナカなので、この店は、ほんとにお客さんいっぱい)
神谷さんへのことづけを頼んだ後は、日比谷線で神谷町へ。
偶然だけど、本日は「神谷デー」である。
こちらは同じく「D列車でいこう」(徳間文庫)の表紙の装画を書いてくださった石居麻耶さん「石居麻耶・きらきら」展が、本日より10月2日(土)まで、開催されているのだ。
著者はふつう装幀デザイナーとか装画の人とやりとりする機会はない、のだけど、今回は編集者を通じて個展のことを知ったので。
時間が早いので、神谷町から赤羽橋まで東麻布の商店街などを歩く。
古くて伝統ある店も、ただ古い店も、新しい店も、それぞれあるが、こういう都会でも商店街というのは空洞化が激しいことに変わりがない。そもそも夜間人口が減っているのだろうし。
なんて思いながら、東京タワーの麓の西側を歩くので、秋の傾いた陽を受けて輝く東京タワーが、いろいろなところから顔を出してくる。
そういえばこの東京タワーも世代交代していく老兵なのか。
赤羽橋についてからレセプションまではまだ1時間ほどあったので、カフェで原稿書き。
ギャラリーのあとは、新宿へ出て「バイオハザード4」。
初めて3D映画を見たけど、3Dと書いてある映画は「見なくていいマーク」と認定。(当社比)
でも、飽きずにヒマは潰れるので暇な人にはお勧めできる。
なかなか映画を見るヒマもない、という人にはお勧めできない。
本日より本格的に小説に復帰する。
すぐにテンションは出ないのは仕方がないが、じっと小説のことを考える時間を増やす時期。
小説モード直前。
オートバイで、入院中の義母を見舞う。
手術前、手術直後、と比べて大幅に元気になっていた。
右足を大腿部で切断しているので、これからは車椅子での生活になるけれど、自宅のバリアフリー化が問題。
介助者なしで、どれだけ自分の意志で自由に動けるかが、QOLに大きく関わっている。
自分で動かないで一定地点に留まっていると、受け取る情報量が増えないので、認知症が進行しやすいのではないかとも思われ。
一旦、帰宅して、午後4時、改めて仕事場へ。
イベントがらみや、プロモーションや、執筆以外の雑務がほぼ終わりに近づいている。
もうじき、小説にもどれる。
【だんばら てるかず】
「土地にまつわる習俗」をテーマにした作家。
舞台活動を経て執筆を始める。
キューバやNYでヴードゥーの儀式に参加して踊ったり、東京で秘密結社
フリーメイソンのパーティーに参加したり、横須賀で海中軍事遺跡「第三
海堡」引き上げ工事に参加したりしながら、二冊の著作を書き上げる。
【販売予定タイトル】
『消えた横浜娼婦たち』(2009)
『白塗りメリーの物語(消えた横浜娼婦たち 第三章全文 CD-ROM版)』
月曜になると、突然、町はひっそり。
ちょうどいいので、近くの美容院でカットの当日予約。
前に髪を切ったのは4月半ばだった。3ヶ月ぶりか。
ほぼ雑用がお終いに近づいている。
(ただし、自宅の部屋のかたづけをのぞく)
もうじき小説に専念できる。
【にしむた やすし】
旅にこだわり、現場にこだわり、実感にこだわり、イデオロギーにとらわれず
事象に向き合うことを武器とする新世代のノンフィクション作家。
1970年大阪生まれ。
北方領土・竹島・尖閣諸島・沖ノ鳥島への上陸を試みたり、タリバン政権下の
アフガニスタンに潜入したり、といった挑戦的な旅を重ねている。
WEB春秋に『生きのびた日本』 を
http://www.shunjusha.co.jp/web_shunju/index.html
雑誌「Gダイアリー」に『多民族国家ニッポン』を
それぞれ連載中。
11月には単行本『ニッポンの「穴」紀行』を光文社から発売する予定。
【販売予定タイトル】
『誰も国境を知らない』(2008)
『僕の見た「大日本帝国」』(文庫版) (2010)