日: 2007年7月8日

フットサルは見学

 明け方、連載エッセイをメールで送付して就寝。
 昼過ぎに目覚める。
 ありがたいことに3冊もバックオーダーを抱えた駆けだし作家は、そろそろ書き下ろしの原稿に着手しなくてはならない。
 体と心を「小説家」にスイッチするため、ヨットを休んで、そのかわりフットサルには出ようと思っていたのだけど、いざ、その時刻が近づくと身体に自信がない。歩くのは痛いが走るのは平気なはずなんだけど、実際に痛みがあると、心が萎えるのだ。
 というわけで、飲み水だけもって、仲間の顔だけ見に、みなとみらいスポーツパークまで(歩いてもたった5分の距離を自転車で)出かける。体育の授業を見学する生理中の女子中学生みたいなもんだ。(笑)
 出席の返事をしてあったので、グランドへ行ってみたら、僕のサインを求めて球蹴り仲間が『D列車でいこう』をもってきていた。ベンチに座ってゲームを見ながら、結局、3冊、自著にサイン。
 そのままサボっていたら、僕が来ると思ってせっかく本を抱えて来てくれた人の気持ちを無にするところだった。顔だけでも出して、ほんとによかった。みんなありがとう。
 みんながやっているのを見ていたらじっとしてられず、かといって、検査結果が出るまでは大事をとっておきたいので、ストップウォッチをもってタイムキーパーをやりながら、試合ボールの動きに応じて、コートのサイドをひとりドリブルで行ったり来たり。なるべく足下のボールを見ないで、試合をみながらボールを保持するイメージトレーニング。
 体力がないといういちばんの問題はおいそれと解決できないが、個人の技術的問題として、ボールをもつとヘッドアップできずに足元ばかり見て視野が狭くなってしまうという欠点を解消するための練習だ。
 やってみると、視野の隅に置いておけば、ドリブルするのに、ボールを注視する必要はほとんどない。ところがゲームの中ではなかなかそれができないので、こういうときに練習しておく。
 自転車だったので、終了後は遠回りして、スーパーで夕食の買い物。
 夕食は、フライと大根のサラダ、トマト、茄子の味噌汁、冷や奴。
 夕食後は、執筆モードの準備のため、書類の整理と部屋の片づけだ。