日: 2008年4月28日

新宿文化にひたる

 新宿紀伊國屋本店で編集者と待ち合わせ。
 近くのビルの8階の喫茶室へ。(ここは以前はバーだった)
 コーヒーが800円くらいするけれど、ポットサービスでゆっらりできる。パソコンを開いて仕事をしている人も多い。アラーキーの目撃情報があったり、Mac を開いている放送作家がいたり。
 編集者とはじっくり3時間近く話をした。内容は非公開です。
 
 ひとつ下の7階のバーには10年以上前から時々顔を出している。正統的なショットバーでプロ意識の高い店だ。店長の教育がとても行き届いている。
 その質に対してはとてもリーズナブルかむしろ安いのだけれど、会社員を辞めてからは支出バランスの観点からなかなか行けない店。
 パーティの幹事の下調べをしなくてはいけないので、今日もそこへは寄らず。
 執筆中の歌舞伎町小説の取材がてら、午後八時台の歌舞伎町一帯を散策。機会あるたびに町の変化を定点観測しているのだ。
 ひととおり観測点をめぐり、靖国通りにでたところ、ビルの出口付近にキャスターバッグをもって立って電話をしている女性がいた。その持ち物や風貌からは、おそらく近隣のホテルに出張しているお仕事の女性である。大きな荷物をもっているのは、コスプレ系かSM系のお仕事。雰囲気からするとたぶんSM嬢。このシーンは小説の中で使える。
 ふつうならここでゴールデン街へいくところだが、下見もあって、地下鉄で四谷三丁目へ。荒木町・杉大門通りの和食屋「やくみや」へ。
 以前、ゴールデン街にあった店だが、昨年11月に移転して、立ち寄るのは今晩が初めて。
 以前は7人くらいでいっぱいだったが、20人は優に入れるフロアになり、厨房も立派に。6-8人のグループが2組入っていて、厨房の店主・佐和さんはずっと背中を向けて黙々とお仕事。
 3品と銘酒とビールで3600円。
 改めて新宿に戻り、ゴールデン街のいつもの店。
 十和田の美術館をプロデュースしている人が外国のアーチストを連れてきたり、6月に個展をやる画家が宣伝材料のハガキを持って飲みに来たり。
 いかにもゴールデン街な(笑)夜だった。
 連休の合間で東京には人が少ないかと思いきや、繁華街はとても混んでいた。