日: 2012年7月29日

今日から夏休み

 イタリアへ来ているけど、別に遊んでいるわけではありません。
 たまたまチャンスがあったので、住む場所を横浜からベネチアへ移しているだけ。
 とはいえ、せっかくイタリアに居るのだから少しは休んで旅行などしてみよう、というわけで、我が家にホームステイしている妻の友人たちと一緒に、フィレンツェへ行くことにしました。
 午前8時前、ベネチアの家を出て列車でフィレンツェへ向かう。
 列車の中で食べる朝ご飯のブリオッシュを買うつもりだったけど、なんと、日曜日の MAJER は午前8時半開店で、空腹のママ、午前11時前、Trenitalia Firenze Santa Maria Novella 駅に到着した。
 午前11時にオープンする駅のカフェテリアで朝昼兼用の食事。
けっこう美味しい。
 食事をしているあいだに、ちょうどよく、ホテルのチェックインタイムになる。
 さあて、これから3日間は、フィレンツェ駅近くのひとつ星ホテル Hotel Ester だ。
 まず、駅からは5分とかからなくて、とても便利。
 辿り着いたのは、ひとつの建物にいくつものホテルが入っている雑居ビル。
 そこでイメージしたのは香港の安宿の集合ビルである重慶飯店(チョンキンマンション)
 エレベータは映画に出てくるワイヤ丸見えで、自分で網戸を開けて乗るやつ。
 これは日本にはないタイプで、いきなり異国情緒(&一つ星感)をそそるではないか。
 この調子ではベッドにシラミがいるかもしれない。
 小説家的には、そういうのは悪い体験じゃないので、わざわざ選ばないまでも、結果そうなるのは実はいやじゃない。
 ひとつ星ってどんだけひどいかわからなかったのだけど、実際の部屋は結構広いし、清潔で、しかも、さすがイタリア、インテリアのデザインもなかなか素敵。
 おまけに、各部屋にパソコンもある。なんと、ケーブルテレビでオリンピックだって見られる。
 というわけで、思いがけず快適でした。
 午後、アカデミア美術館へ。
 ミケランジェロのダビデ像で有名なところ。
 
 夕食は、Ristrante Vincanto。
 ウェイトレスは背の高いギリシャ美人。
 インテリアと盛りつけが都会的だ。
 ベネチアに比べてフィレンツェは都会。
 腹ごなしに少し歩いてみると、ライトアップされた Duomo がとても美しい。