創作意欲がない。
もうそろそろ一ヶ月くらい、実はこの状態。
根本的な打開策を探る毎日。
事務所にいっても同じだし、家に居ても同じ。
というわけで、近所のスターバックスへ出て行く。
少なくともインターネットが通じないことは、安易な逃げ場を断つ効果はある。
とりあえず改稿中のファイルを開いて、そのあらすじを抽出する作業。
ついでに、気になるところはその場で直す。
本当にやるべきことはそういう細かな修正ではなくて、大きな構造的な変更なのだけど、心がそれを拒否しているので、まずは、自分の原稿に浸る。頭の中にいまの物語をしまい直す。
それが効果を産むかどうかはわからないけど、何もしないでぼんやりしていて、神様が降りてくるのをただ待っているわけにはいかない。
いや、実は、ずっとこの一ヶ月ほど、そうやって神様が来てくれるのを待っていたのだけど、お出ましにならないので、別な手段が必要だと判断している。
東京マラソンに出てみよう、と動き出したのも、心の有りようを変えるため。
イタリアにいる間にスターバックスの向かいにオープンしたビルの下層階の飲食店はけっこう人を集めている感じ。リーズナブルな店が多いから。
何度も書いているけど、みなとみらいでは高級飲食店は成り立たないのだ。
マンションの住人は近所でたくさん金を使おうと思わないし、オフィスビルで働いている人は普通の会社員だし、乳母車を押しているママ友も、デートしている若い人も、お金がない。
値段の高い飲食店が繁盛する場所柄じゃない。
みなとみらいの「食」への需要は、ふつうの日常生活の需要そのものなのだ。
みなとみらいじゃなくても、いまは高級感を売りにする時代ではない。
むしろ見かけからして「いかにも安そう」にしている店が流行っている。
ふつうの居酒屋だった店が、通りから見た外観を屋台風や立ち飲み風に改装する時代だ。
(見かけだけ安そうで実はそれほど安くない、という詐欺のような店があるくらい)
ちなみに「特発性」は医学用語で「原因が不明」の病気につけます。突発性ではありません。(笑)