午後8時過ぎ、7月発売予定の文庫の原稿完成。
黄金町はオープンスタジオ。
午後1時過ぎ、ツアーの人たちが来訪。
説明が終わった後、ふだん非公開のもと「ちょんの間」の建物の内部を見る。
売春が行われていた当時のまま残っている。
壁にはタイの国王の肖像。神棚。
カウンターには業務用の箱のコンドーム。
部屋には布団が敷いたまま、そこに住んでいた女性の靴や私服、コスプレ用と見られる衣装などもそのまま。
ものすごい数のぬいぐるみがあった。
「手入れ」があったときのままの状態そのままだ。
建物の構造はまるで忍者屋敷で、隣の家とドア一枚で繋がっている。
取り締まりを想定した独特の様式だ。
昭和史の歴史的遺産ともいえる。
スタジオにもどって原稿の続き。
最後のレタッチをのぞいて完成したので、縦書きのプリトアウトをつくって本日は終了。
服飾デザイナーの伊東純子さんのアトリエへ。
アーチストの小林孝一郎さん、オハイオ州コロンバスから来ている女性、などとともに、零時過ぎまで飲んで話す。
阿川大樹です。
ここは、横浜市に生まれた人なら「あの町には行ってはいけない」と言われて育った町、黒澤明の『天国と地獄』では麻薬の町として描かれ、わずか数年前まで200軒を越す違法売春飲食店(いわゆる「ちょんの間」)が立ち並んでいた黄金町です。
いま、拙著『D列車で行こう』(徳間書店)さながらに、町の再生を賭けて、地域と行政がアーチストのアトリエとしての利用を軸に、新しい町おこしをはじめています。
阿川大樹は「黄金町ストーリースタジオ by 阿川大樹」と銘打って、京浜急行のガード下に作られた真新しいスタジオの入居者の一人として、執筆の拠点を置くことになりました。
大きな窓の外には大岡川の水面と桜並木、反対側には老朽化した店舗で営業を続ける古い飲食店が見えます。
新住民による新たな息吹と昭和の残像、怪しいものと健全なもの、古いものと新しいものが、清濁混交しつつ存在しています。
希有にして不思議な黄金町地域へ、横浜方面へお越しの節は、ぜひお訪ねください。
(参考URL)
黄金町エリアマネージメントセンター
http://www.koganecho.net/
ヨコハマ経済新聞
http://www.hamakei.com/column/135/
ほんの少し前のようす
http://www2.tba.t-com.ne.jp/oldyokohama/kogane.htm
http://erowriter.at.infoseek.co.jp/kanagawa_koganecho/kanagawa_koganecho.html
新住民によるマイクロビジネス群
http://koganecho.sakura.tv/
阿川のスタジオのようす
http://ameblo.jp/koganechobazaar/entry-10245841527.html
阿川大樹公式サイト へ
長編の推敲で紙の上の仕事なので出勤せず。
まず、公園で運動。
新高島のブレンズコーヒーで赤入れ。
ジャックモールの近くに新しい貸し自転車システムの社会実験「横浜コミュニティサイクル baybike」が始まっていた。
街の中に複数のサイクルポート(貸出・返却拠点)を設置して、どこのサイクルポートでも自転車の貸し出し返却が自由に行えるシステム。
みなとみらい地区から元町中華街にかけての都心部に15箇所ほどのポートがあり、自由に乗り捨てができる。
月額1050円払えば、1回30分以内なら一日何度利用しても無料。
自分の家のある地域であり、ふだんから自分の自転車で移動しているから、特別役に立つというほどでもないけど、遊びとして試しに参加してみることにした。
久々にヨットハーバーへ。
ゴールデンウィークだというのに、ひっそりとしている。
空気も冷たい。
(本日の最高気温は午前零時で、そこから昼にかけて温度が下がってきているのだそうで)
寒くて曇っていて、なんとなく気が乗らない感じなので、海へは出ないで、メンテナンス。
これもヨットの楽しみ。
法定シールの張替え。
充電したバッテリーの積み込み。
ギャレー(台所)のジンバル(走行中ヨットが傾いても調理ができるようにつねに平衡を保つ仕組みの着いたガスコンロ)をプロパンガスからカセットボンベのものに変更するための改造。
溜まっていたほとんどの食品類の処分。(賞味期限2006年のカップ麺とか)
帰りは山下町のホームセンターでジンバル改造の資材調達。
帰宅後は、久々にバスタブに湯を張って入浴。
(地震に備えて水を張っていることもあって、3.11以降、入浴するのは初めて)
特に連休だからということをしていないので関係ないけど、ゴールデンウィークの真っ只中である。
午前中、黄金町で事務局と面談。
午後、都内へ向けて出発。
久しぶりに東横線・自由が丘で降りる。
わあ、人がいっぱい。
等々力、上野毛、二子玉川あたりに住んでいたこともあるし、結婚する前は九品仏にも住んでいたので、自由が丘はホームタウンっぽいのだけど、すっかりかわって大都会になっているのでびっくり。
駅の裏手で立食い冷やしたぬきそば(420円)を食べて、”Mardi Gras” へ。
高校のクラスメートのライブ。
店の主人夫婦も友達。
午後3時から飲み放題で酒を飲みならがライブを聴く。
午後6時、店ははねて、近くの串カツ屋で打ち上げ。
午後10時過ぎ、散会。
音楽のこととか、高校時代のこととか、話しながら7時間も飲んでいた。
別のオヤジバンドでドラムを叩いている同窓生の娘もセッションに参加して太鼓叩いたり。
午前中、高島中央公園で運動。
自転車で遠回り通勤。
途中、中華街のラ・ボエームでランチ。
中華料理はオフィスの近くの方が安くて美味しい店がたくさんあるし、GWの観光客で大混雑していたのでパスなのだ。
ミネストローネ、シーザーサラダ、スパゲッティ・カルボナーラ、アイスコーヒーで、1500円。
しばらく店で推敲作業。
スタジオに出て、夕方、二週間ぶりくらいに整骨院。
午後10時過ぎ、帰宅。
ビン・ラディン殺害のニュース。
ゴールデン・ウィークでスカパー無料開放中なので、CNNとBBCでニュースを追いかける。