月別: 2010年5月

原稿の直し

 午後3時過ぎから、連載の打ち合わせ。
 この先、10回分のストーリー展開のこととか。
 午後7時、会食。のち、スタジオへ戻る。
 午前0時から午前4時までかかって、連載原稿の直し。
 泊まらずに、それから帰宅。

なだ万

 徹夜明け。
 朝昼兼用の食事は讃岐うどん。舞茸天をトッピングにして500円。
 午後の打ち合わせがキャンセルになったので、少しだらだらして、午後5時、帰宅。
 病院に友人を見舞いに行った後、インターコンチネンタルホテル内の「なだ万」にて食事。
 妻の誕生日にふたりして忙しかったので、改めて食事会である。
 しかし、美味しいなあ。
 創業180年だそうだけど、たいしたもんだ。

トークライブ のち 徹夜

 連載〆切モードの中、トークショー。
 シネマ・ジャック&ベティにて「すべては海になる」昼の回上映後。
 司会は女優の今村沙緒里さん、そして山田あかね監督x阿川大樹。
 平日の真っ昼間、ということで、お客さん全然いなかったらどうしよう、という感じだったけど、幸いなことにそれなりでした。
 僕の知った顔もちらほら。
 はるばる来てくださった方、ありがとうございました。
 終了後、マイノリティーズ・コーヒーの二階で、なんとなくまったり。
 詳しくは 山田あかね監督のブログ でどうぞ。
 で、問題は今日の〆切だ。
 午後8時の時点で、一行もかけていない。頭の中はぐるぐるしているのだけど、どこから書き出そうか決心がつかない。
 そんな状態が午後10時までつづく。
 すでに一日延ばしてもらっている。
 このままでは連載の原稿を落としてしまう。小説家生活最大のピンチである。
 早々に、徹夜を決めて、各方面に連絡。
 そうと決まれば腹ごしらえ。やよい軒のロースカツ定食。
 トンカツを食えば書ける、というジンクスがあるので、ダイエット中だけど四の五の言ってられない。
 翌午前7時、なんとか脱稿。
R0014081x.jpg
山田あかね監督とマイノリティズ・コーヒーの二階で。

校正完了、もしくは、ふたりの娼婦

CA3A0347.jpg
 文庫のゲラの締め切り日。
 午前中は家事。
 強い日差しの中、いつものように徒歩で黄金スタジオへ出勤。
 ランチは、松屋でフレッシュトマトカレー野菜セット(380円)。
 これ、けっこう美味しいのですよ。普通のカレーに比べてカロリーも低い。
 夕食に合わせて横浜橋商店街へ買い物に行く。
 いつもの豆腐屋さん、八百屋さん、それから梅干屋(?)さん。
 塩分のしっかり入った梅干しが欲しいのだがここでも売っているのは10%止まり。ほんとは14%くらいあったほうがいい。
 夕食は蘭芳園でタンメン(650円)。
 ここのタンメンはかなり美味しいと思う。
 黄金町から横浜橋へは曙町の風俗街を突っ切っていくのだけれど、行きも帰りも、春を売っている女性が男性客と歩いている場面に遭遇した。
 具体的なようすは前回遭遇したときの日記に詳しく書いてあります。
 今日の一人目は、地味な感じでホスピタリティのある感じの女性。
 努めて明るい感じで話しかけて、やや緊張気味の男性をリラックスさせている。看護師さんみたいな話し方。ルックス的にひとりで歩いていたら絶対に娼婦には見えないタイプだ。
 相手の男性は、紺の背広を着た20代の男性。
 二人目は、足の付け根まで生足を出しているファッショナブルな女性。派手で目立つタイプ。茶髪の髪は長めのボブ。ほっそりしていてモデル体型。
 男性は背の高い20歳後半くらい。ブルゾンというよりジャンパーという感じのジャケットを羽織っている。松田優作系だ。
 僕のイメージだと「女を買う」というのは「中年男性がすること」というイメージなのだけど、このあたりで夕方の早い時刻に風俗店から出てホテルへ入っていくのは、みんな20代だ。
 午後11時、校正終了。
 最初に考えたほどには書き換えなかったけれど、けっこう手を入れた。
 今日が期限だし、抱えていればいつまでだって手を入れてしまうので、ここで終了とする。
 コンビニに立ち寄るために伊勢佐木町へ出ると、途中、明かりを落とした風俗店から出てきた女性がさっとサングラスをかけた。
 出入り口が客と同じだと、そこに出入りする瞬間に風俗嬢だとわかってしまう。従業員用の裏口がある店の方が人材確保が楽だろうな、とビジネス・シミュレーション。(笑)
 コンビニで宅配便でゲラを出版社に送ったところで、急にお腹が空いてきた。
 翆葉・長者町店で餃子(290円)と生ビール(380円)。
 そしたらかえって腹が減ってしまって、桜木町の松屋で牛めし(小:280円)を食べてしまった。
(写真は内容と関係ありません)

「40歳を過ぎてから、作家になる方法」

 日曜日だ。
 
 エンジンが故障中でヨットを出せないので、日曜日に仕事でも一向にかまわない。
 通勤途中、野毛の「三幸苑」を通ったら行列ができていた。
 またテレビにでも出たのかな。
 ごくありきたりなタンメンなんだけどなあ。
 なので、年中行列したりはしないのだ。放送の直後だけ。
 午後2時半、シネマ・ジャック&ベティで、山田あかね監督と清水克衛さんのトークショーを見る。
 水曜日の自分のトークショーの下見を兼ねて。
 終了後、司会の今村沙緒里さんと山田監督とで事前打ち合わせ。
 トークのテーマは「40歳を過ぎてから、作家になる方法」とする。(笑)
 今村さん、女優だからもちろん美人なのだけど、賢い人だ。
(でも、「意外な側面」というのがどこかに潜んでいそう)
 ところで、ツィッターで聞いた話。
 通勤電車で日経新聞を手に持ってると痴漢にあわないらしい。
 痴漢というのは、気の弱そうな女性を狙うらしいからなるほどね。
 午後11時、ゲラの目途がついたので、帰宅。

理事会、のち、仕事

 土曜日だ。(笑)
 午前9時からマンションの理事会。
 12時半に終了後、分科会ふたつ、かけ持ち。
 
 午後3時、仕事場へ。
 地味ぃに仕事。

映画「すべては海になる」@横浜

明日から横浜シネマ・ジャック&ベティで
 「すべては海になる」
を上映しています。
阿川大樹も19日(水)に山田あかね監督とトークショーを行います。
詳しい情報 と ヨコハマ経済新聞

突然、文壇バー?

CA3A0346.jpg
 週刊連載小説の校正。
 月刊連載エッセイの執筆。
 本当に火が点いているのは文庫のゲラなのだけど、頭の中がまとまらないところがあって、手をつけやすいところからすぐに手を出してしまう。
 午後11時頃に仕事を終えて、都橋の華に立ち寄った。
「あ、ちょうど阿川さんの噂をしていたところです」
 と言ったのはK書店のT編集者、カウンターには他に、先輩作家のHさん、評論家のKさん。
 この店、別に文壇バーじゃないんだけど。(笑)
 Kさん、実は某クラブで70年代音楽専門のDJもやっているとか。
 その場で、Tさんと一緒に6月のイベントに出向くことが決定。
(写真と本文は関係ありません)

孫正義vs佐々木俊尚 徹底討論@ustream

 午前中、珍しく家の電話が鳴る。
 月曜日に行った内科の井上冬彦からで、検査の結果を教えてくれる電話だった。
 1月の検診で出ていた肝臓関係の検査値や血糖値は正常に戻っていた。中性脂肪とコレステロールはやや高い。
 何はともあれ、悪い方に坂を転げ降りてはいないようだ。
 少し遠回りをしながら徒歩で仕事場へ出る。
 あまり調子が上がらず、マンションの理事会の仕事とか、そのほかメールの返事を書いたり。
 午後8時から午前1時まで5時間、事務的なことをしながらustream で、孫正義x佐々木俊尚の対談を聞く(見る?)。
 エンドレスでとことん議論しましょう、という設定は、とてもテレビではできない。こういう手を加えない一次情報こそが面白い。
 それにしても、自分の理想と能力とで、社会を変えていこうという志のある人は素敵だ。
 そんなわけで、帰宅は午前2時過ぎになった。

八木啓代ライブ@下北沢テピート

 午前8時過ぎ、自動的に目覚める。
 いつもながらラッシュ時になると頭の上を京浜急行ががんがん通過するので、寝ていられないのだ。
 雨は上がっているが、空はどんより。
 伊勢佐木町商店街にいくつかある昔ながらの「喫茶店」で昔ながらのモーニングセットにしてみよう、と町へ出る。
 目当ての一軒が休みで別のところはまだ開いてなくてさらに別のところ。
 ナポリタン(650円)があったりするいわゆる喫茶店である。
 モーニングセットにしたって、380円のコーヒーに6枚切りのトーストがついてくるだけで、ジャムもなければゆで卵もサラダもついていない。ほんとに食パン一枚だけ。いまどきこういうのも珍しいよね。
 マクドナルドが味に於いても価格に於いても圧倒的に競争力がある。でも、ここはここでお客さんが入っているんだなあ。自分の土地建物であれば、十分やっていけるのだろう。
 結局、家とか店舗とか、家賃を払って経営するのはなかなか大変だけど、自分でもっているのなら、飲食店は粗利が大きいから、続けていくこと自体はわりと楽なのではないかと思う。
 そのくらいで成り立つ幸福なビジネスっていうのがもっとあるといいのに。だれもが過酷な競争を戦い抜かなくても生きていけるような。
 午後、早めに切り上げて帰宅。
 シャワーを浴びてから、下北沢へ。
 メキシカンレストラン「テピート」で、八木啓代さんのライブ。今日は、古いつきあいの小説家とか翻訳家とかも一緒のテーブル。ひさしぶり。
 伴奏のギタリスト小林智詠さんとものすごく息が合っていた。
 このユニットで聞くのは僕自身は何年かぶりだけど、ふたりはもう長いこと一緒にやっている。
 八木さんが歌うようなバラード系のラテン音楽は、ツービートの基本のなかで、細かくテンポが揺らぐ。(あくまで僕の理解)
 なのに、ギターとボーカルの音符の頭が「いちいち揃って」いて、とても丁寧で気持ちのよい演奏になっている。
 コース料理もとてもおいしかった。
 ダイエット中なのになあ。(笑)