日: 2015年11月27日

参加型芸術

 参加型の芸術が面白いのはわかるけど、僕が芸術に触れるときは、ただただ表現者の魂や技術に身を任せたいんだよね。受け身でいる間に強引な力でとんでもないところに連れて行って欲しい。
 自分から積極的に誰かの表現に参加するくらいなら、その精神的エネルギーは自分の作品を作るのに使う。他者の表現を求めているときは、そのエネルギーがない時、あるいは使いたくない時なんだ。
 だから受け手でいる時には作り手が専制的にこちらの精神に、暴力的に踏み込み、わさわさと揺さぶってくれることを期待している。
 ふと思ったことを書いているだけで、特定の表現を批判したりする意図はまったくありません。念のため。