午前11時前に日本大通り駅で母と待ち合わせ。
銀杏並木に面した「ランチャン・アベニュー」で母の日ランチ。
特別に美味しい、という店ではないのだけど、歴史的建物で天井が高く、気持ちがいい。
平日のランチタイムの客はほとんどオバサマたち。
天気が良くて気持ちがいいので、象の鼻から山下公園へ散歩して、元町中華街駅で別れる。
その足で、黄金町の事務所へ。
早めに切り上げて、久しぶりに家で妻とゆっくり夕食。
午前4時、短編その1脱稿。
(来年2月発売予定の短編集に収録予定のもの)
昼夜逆転中で、スタジオから家へ帰宅途中の正午ごろ、日本丸の横を通ると、フルセールだった。
ああ、今日は日曜日で、観光地のみなとみらいは全開なのだ。
昼前に編集さんからメール。
『終電の神様』がおかげさまでさらに重版。7刷決定。
(前回の重版の報せが4月17日だったので、じつは、もしかしたらそろそろかなと思っていた)
ベトナム在住の友人の還暦祝いの会。
石川町の隠れ家的和食屋さん「SHIMOMURA」で。
初めて知ったお店だけど、とても美味しい和食だった。
従業員がちょっと偉そうなのがありがちに玉に瑕だけど、まあ許そう。
朝早く横浜港大桟橋に着岸。
2000人が一度には降りられないので、降りるにも順番がある。
レストランでゆっくり食事を摂りながら、下船時間を待つ。
10時過ぎ、下船。
タクシーで帰宅。
午後から、さっそく短編の原稿の続きを始める。
最後の終日航海日。
ちょっと寝坊して、午前10時過ぎにビュッフェ食堂へ。
ジムへ。30分走って、20分ストレッチ。
隣でおしゃべりしているご婦人方の話を盗み聞きしながら。(笑)
シャワーを浴びて、ビュッフェ食堂で、軽く昼食を摂って、そのままそこで原稿書き。
今日は一日洋上なので、船の中全体がのんびりしているが、逆に言えば、それだけ、船内の各施設が混雑しているということでもあり、人の少ない場所を選んで過ごすのが吉。
ゆっくり目の朝食も、他の人もゆっくり目だと、混雑した朝食になる。(苦笑)
ジムで運動して、ランチを摂って、昼過ぎから、船首最上階のラウンジで仕事。
しかし、ビンゴのイベントが始まってしまい、退散。
夜はこの航海二度目のフォーマルナイトなので、タキシードを着てレストランへ。
午後9時から、シアターでコメディアンのショー。面白かった。
午後10時半から、ラウンジでシンガーとダンサーによるイベント。
いったん自室に戻った後、バーへ出て少し飲む。
フィリピン人のバーテンダーたちは陽気でちょっと騒がしいけれど、これはこれでアリかな。
結構、酔って眠りについた。
台北。
Apple sim が結局使えず、現地キャリアと契約。
Apple SIM のキャリア
1社は、クレジットカードの住所が違うと拒絶。英語の住所が一致しないといわれても、クレジットカードに英語で住所を登録した覚えはない。合わせるのは試行錯誤しかないので、取りやめ。
2社目は、契約できたが、電波は認識するが通信できない。
おそらく制限時間内に有効化できなかったから。
有効化するのに通信環境を必要とするなら、その時点で契約を拒否しろよ。こっちは、その通信環境を手に入れたいからSIMを入れているんだ。
契約したキャリアは「遠傳電信」の6カ月有効2.5GB のSIM。
タクシーで九扮へ。
宮崎駿が「千と千尋」のイメージのもとになった場所だという観光地。
僕は、宮崎駿作品は一つも見ていないので、アニメの方のことはピンと来ないが、道教の建物の細工やそこに作り込まれた動物などが素晴らしい。それぞれに意味があるのだろうから、ちゃんとしたガイド付きでもういちど回って見たい。
ここの商店街は大混雑、韓国、中国の観光客たちで、日本人は2割くらいか。
そこからタクシーで台北市内へ。
ちょうど台北へ来ている友人夫婦と合流。旦那さんは、大学時代の友人だが、うちの妻は、仕事でこの夫婦のどちらともつきあいがある。
昼食を摂った後、台湾国立大学を案内してもらい、総統府、医学大学、などを回って台北駅へ。
そこからタクシーで客船ターミナルまで。約850元。
午前 時、石垣島沖に船はアンカリング。
そこからテンダーで離島ターミナルの岸壁まで。
ターミナルからフェリーで西表島へ。
西表島の大原に着くと、そこからは仲間川を遡上するマングローブクルーズの船に乗り換える。
6キロ遡った桟橋へ近づいたところで、突然スコール。しかし、運よく雨が弱まったタイミングで樹齢400年ダカの木を見に行って、すぐに戻るとまた雨足が強まる。が、しかし、また上がる。
雨に降られるのも、南国を体験する感じで、むしろ楽しい。
河口近くの桟橋から上陸すると、大型バスが待っていて、そこから 島へ。
島は浅瀬を越えて目の前。そこまでは水牛が引く車で。
距離は400m程で、数分なのだが、数台の水牛車が一斉に渡る。
途中で排泄する水牛が足を止めると追い越し追い越され。これが意外に楽しい。
御者が三線片手に歌を唄ってくれて、観光気分満点。(笑)
島は植物園になっていて、順路を行くと、水牛と一緒に強制的に写真を撮らされて、すぐ先でそれを販売しているのだが、もちろん買わずに通り過ぎる。
その先にレストランがあり、そこで八重山そばを食べる。午後4時前になってやっと昼食だ。
まもなく、食べ物は売り切れていた。戻る頃には土産物も閉まっていたり。買う気のある人が買えない仕組み。なんて商売が下手なのだろう。
帰りも水牛に引かれて西表島に戻る。
そこから再びバスで大原のターミナルへ。
大原のターミナルから、またフェリーで石垣島へもどる。
Celebrity Millennium へ戻るテンダーに乗る前に、タクシーに5分乗って、商店街をのぞいてみる。
公設市場を中心にした商業地区だけど、都会化されておしゃれになってしまって、これ、観光客が期待する物とは違うのではないだろうか。
日本中が原宿竹下通りになろうとしている。
で、その原宿竹下通りには、都会の人はあまり行かないわけで、田舎の人が考える「都会の人の好きな場所」は、実は都会の人は好きではないのであった。
テンダーのところまで、帰りは徒歩。
本日乗った乗り物は、大型客船、テンダー、フェリー、マングローブクルーズ船、大型バス、水牛車、水牛車、バス、フェリー、タクシー、テンダー、大型客船。都合、7種類で15レグ。
夕食で、一緒になった人は、クルーズ50回の40代夫婦、クルーズ好きのイタリア旅行50回の30代後半女性二人組。みんな、カリブ海や地中海もクルーズしている。
クルーズ客船には、レピーターがすごく多く、初めてのクルーズだという人はあまりいない。
わが家もそうだけど、クルーズはチェックインしさえすれば、そこがリゾートで、食事もエンターテインメントも揃っていて移動の手間もかからないので、本当にリラックスできるし、他の旅行はめんどくさくて行く気がなくなる。
特に、わが家の場合、家から横浜大桟橋までタクシーで10分なので、家から10分のところにリゾートの方がやって来て受け入れてくれる感じ。
終日航海。
石垣島や台北の現地案内があったり。
今日も、原稿を書くが、午前中から昼過ぎにかけては眠い。夜型だったので時差ボケかな。
夜は、ドレスコードが「フォーマル」。
タキシードでレストランへ。
テーブルで一緒になった年配の夫婦は、客船クルーズ20回なのだと。
旦那さんの方は、1950年代にフルブライトの留学生として、アメリカに渡ったのが最初とのこと。
同じテーブルのもう一組の夫人がウェイターに紅茶をかけられるというハプニング。
旅にはハプニングがつきものだが、それが旅を台無しにするようないやな思い出にならなければいいけど。