島が沢山見えてきた。
午前8時、佐世保入港。
妻は、タグボートやパイロットの乗り降りを見るのが大好きで、入港出港になると、防寒着を着てバルコニーに出る。
午前9時、佐世保の町へ。
海上自衛隊倉島岸壁で護衛艦の見学。
売店で「整列休め」という名前の日本茶ペットボトルと国際信号旗のプリントされた手ぬぐいを買う。
次は佐世保バーガーの有名店 BIGMAN でハンバーガー。うまい。
タクシーで海上自衛隊佐世保史料館へ。7階から1階までずっと江戸時代の海軍から現在の自衛隊までの歴史展示。
近くの病院のタクシー乗り場からクルーズ船の岸壁まで戻る。
午後4時、出港。
午後8時、レストラン・シンフォニア。
今日は上陸日。
午前7時半起床。
毎日フルコースディナーを食べているので、15分ほど船内で軽くジョギング。
対馬の西を通過するところで、電波が通じたのでメールのチェック。
午前9時、朝食。
10時からライブラリーで文庫のゲラチェック。
午後1時、船は釜山港に入港。
国際旅客ターミナルではなく、なんとコンテナターミナルに着くので、市内へ出るのがえらく大変。やむなく、オプショナルツアーに申込む。
この時期は韓国も連休シーズン。韓国人の行く観光地でもある釜山の道路は大混雑。
そこをバスの運転手は、片側6車線の道路の反対車線に出るのもいとわず、乗用車には幅寄せし、クラクションで路線バスを蹴散らし、の乱暴狼藉運転で、Costa Victoria から出発した13台のバスの中でも抜群の移動効率を確保。
いやあ、日本ではこういう運転は見ない。はるばる韓国に来た甲斐があったというもの。事故にならなかったから結果オーライは最高レベル。
予定では4時間の行程が5時間にはなったけれど、観光などにさく時間はまったく削らずに旅程を終え、無事、帰船時刻前に岸壁に戻った。
ツアーの最初が免税店で50分、という予定だったので、無駄な時間でいやだなあ、と思っていたら、その免税店はロッテデパートの8階にあり、免税店を早々に後にして、デパートを見ることができたので、とても有意義。
その土地の人の暮らしを見るには、観光地よりもデパートや商店街を見るのがよい。
それにしても、日本の家電製品はまったく見かけない。
わずかにカメラだけは、まだ日本製品が主流。
そこから釜山タワーのある、龍頭山公園。
そして、どこぞで石焼きビビンバ。
本格的な韓国料理を食べさせる店は東京にも横浜にもいくらでもあるので、団体客用の大規模店で大して美味しくない石焼きビビンバなど食べたくないのだけど、ツアーなのだからしょうがない。
(船で食事をすればもっと美味しくてただなのだし)
まあ、しかし、団体観光客向けのビジネスモデルを垣間見るよい機会にはなった。
バスが戻ったのは7時少し過ぎで、メインダイニングでのフルコースディナーを食べるお腹の余裕がないので、船での夕食はパス。
午後8時過ぎ、釜山港出航。
接岸離岸は、タグボートやパイロットの乗り降りを見るのがなかなか楽しい。
午後10時過ぎ、ピザレストランに。
料理に生ハムが出ないのが不満で、昨年の同じ船のクルーズでは、ピッツェリアで交渉して、材料の生ハムだけを出してもらった。
ことしもキッチンに交渉して、むりやり、「生ハムだけ」を皿に盛ってもらうことに成功。
船内新聞がなかかな届かない。
メイドがやっと持ってきたのが公用語である英語版だったので、日本語翻訳版は後でできてくるのかと思っていたら、来ない。
どうやら、ふだん、英語でやりとりしているので、英語版をもってきたらしい、勝手に変えるな。
(ときどき、日本語訳が間違っているので、どっちをもらうのがいいのかは、微妙なところではあるのだけど)
クルーズ二日目。
午前7時前に目が覚める。
船室は左舷にあるので、窓の外は海ばかり。携帯の電波も届かない。
GPSで位置を見ると、潮岬の南40海里くらいのところ。
朝食を摂ってライブラリで文庫のゲラチェック。
(あ、キーボードが調子悪い。帰ったらエアブローしなくては:メモ)
ランチを摂って、また文庫のゲラチェック。
夜7時15分より船長主催のカクテルパーティ。
8時よりディナー。
赤ワインの Barolo を頼んだら 2006 年で、アプリで調べたら日本での価格が17000円だという。ほんとかなあ。57USドルだったのだけど。
(美味しかった)
隣の大テーブルにいるうちの一組の夫婦が53回目の結婚記念日で、みんなでお祝い。
本日より、Costa Victoria で船旅。
午後1時過ぎ、タクシーで大桟橋へ。
昨年も同時期に同じ船に乗った。
チェックイン、出国手続き、船内のサービス、など、前年より、改善されている感じ。
出航は午後5時だけど、1時過ぎに乗船して、まず食事。
(実は本日最初の食事)
シアターで、午後3時半から、説明会。
午後4時半、避難訓練。
午後5時、出航。
午後7時、シアターでショーを見る。
午後8時、レストランでイタリアンのフルコース。
昨年は、無理に日本人に合わせようとしたらしく、イタリアの船なのにオリーブオイルも使ってない有様だったけれど、今年はちゃんとイタリア料理だ。
(イタリアの船なんだからちゃんとイタリア料理を出してくれ、とアンケートに書いた)
夕食後、ライブラリの場所と使える時間を確認。
24時間仕事ができることがわかったので一安心。
小説を書くのには問題ない「元ちょんの間」である仕事場なのだけど、音楽を作ろうとするととたんに狭すぎて作業性が悪い。
何しろ机を置くと周囲にほとんど余裕がなくて、その机に鍵盤を置いてしまうと、楽譜を書くスペースがとっても窮屈。
なんとかメロディーができた。
合唱曲として仕上げるための残り作業は、構成を決めること、曲のイメージに為の仮の歌詞を曲に合わせて作り替えること、二声に編曲すること。
しばらく事務所に置きっ放しだった自転車で帰宅。
午前4時までかかって、旅行の準備。