今日は上陸日。
午前7時半起床。
毎日フルコースディナーを食べているので、15分ほど船内で軽くジョギング。
対馬の西を通過するところで、電波が通じたのでメールのチェック。
午前9時、朝食。
10時からライブラリーで文庫のゲラチェック。
午後1時、船は釜山港に入港。
国際旅客ターミナルではなく、なんとコンテナターミナルに着くので、市内へ出るのがえらく大変。やむなく、オプショナルツアーに申込む。
この時期は韓国も連休シーズン。韓国人の行く観光地でもある釜山の道路は大混雑。
そこをバスの運転手は、片側6車線の道路の反対車線に出るのもいとわず、乗用車には幅寄せし、クラクションで路線バスを蹴散らし、の乱暴狼藉運転で、Costa Victoria から出発した13台のバスの中でも抜群の移動効率を確保。
いやあ、日本ではこういう運転は見ない。はるばる韓国に来た甲斐があったというもの。事故にならなかったから結果オーライは最高レベル。
予定では4時間の行程が5時間にはなったけれど、観光などにさく時間はまったく削らずに旅程を終え、無事、帰船時刻前に岸壁に戻った。
ツアーの最初が免税店で50分、という予定だったので、無駄な時間でいやだなあ、と思っていたら、その免税店はロッテデパートの8階にあり、免税店を早々に後にして、デパートを見ることができたので、とても有意義。
その土地の人の暮らしを見るには、観光地よりもデパートや商店街を見るのがよい。
それにしても、日本の家電製品はまったく見かけない。
わずかにカメラだけは、まだ日本製品が主流。
そこから釜山タワーのある、龍頭山公園。
そして、どこぞで石焼きビビンバ。
本格的な韓国料理を食べさせる店は東京にも横浜にもいくらでもあるので、団体客用の大規模店で大して美味しくない石焼きビビンバなど食べたくないのだけど、ツアーなのだからしょうがない。
(船で食事をすればもっと美味しくてただなのだし)
まあ、しかし、団体観光客向けのビジネスモデルを垣間見るよい機会にはなった。
バスが戻ったのは7時少し過ぎで、メインダイニングでのフルコースディナーを食べるお腹の余裕がないので、船での夕食はパス。
午後8時過ぎ、釜山港出航。
接岸離岸は、タグボートやパイロットの乗り降りを見るのがなかなか楽しい。
午後10時過ぎ、ピザレストランに。
料理に生ハムが出ないのが不満で、昨年の同じ船のクルーズでは、ピッツェリアで交渉して、材料の生ハムだけを出してもらった。
ことしもキッチンに交渉して、むりやり、「生ハムだけ」を皿に盛ってもらうことに成功。
船内新聞がなかかな届かない。
メイドがやっと持ってきたのが公用語である英語版だったので、日本語翻訳版は後でできてくるのかと思っていたら、来ない。
どうやら、ふだん、英語でやりとりしているので、英語版をもってきたらしい、勝手に変えるな。
(ときどき、日本語訳が間違っているので、どっちをもらうのがいいのかは、微妙なところではあるのだけど)