月別: 2009年11月

推敲、推敲、推敲

 家で食事の準備をするテンションも惜しい状態。
 起きて入浴だけ済ませて、近所のマクドナルドで、チキンバーガーとコーヒー(220円)を摂りながら推敲。
 バスでスタジオへ。
 おっと100円ローソンが改装中で閉まってる。
 推敲を進める。
 本日はクラシックを聴きながら。
 夜、伊勢佐木町のスターバックスへ移動して続き。
 中華ばかり食べているので、和食が食べたくなって、「ひもの屋」へ。ビールもちょっと飲む。
 午後11時すぎ、スタジオへ戻る。
 午前0時頃、アーチスト仲間の増田くんが、温かい缶コーヒーの差し入れをくれた。ありがとう。
 午前2時頃、登場人物を整理するため、端役の二人を別の一人に統合。
 これにともなって、名前を grep して置換。
 似た固有名詞も、分かりやすく変更するため、こちらも、grep して置換。
 こういうとき「秀丸」はとても頼りになる。

いったん推敲に入る

 バイクの駐車場の料金を払いに行ったのだけど、定期券を更新する機械が1000円札を吸い込まないので、更新できず。
 バイクに乗らないのに、わざわざ払うだけのために駐車場に行ったというのに。
 と、あまりいいスタートではない一日。
 せっかく、弁当を持って出るためにご飯を炊いたのに家に置いて出てしまったし。
 ランチは、松屋の牛めし(290円)。
 夕方まで調子が出ないまま秋の日は釣瓶落とし。
 夕食は、聚香園で定食700円。
 長編、感触として残り100枚となったところで、見通しをよくするために、いったん書き進めるのは中断。
 プリントアウトして、推敲を始めることに。
 パソコンから作業が離れるので、早めに帰宅することにする。といっても、午前1時過ぎ。
 日曜の夜とあって、町はひっそり。立ち寄る店もない。

東京工芸大学公開講座

 前日、早く帰ってきたから早く寝るつもりだったのに「朝まで生テレビ」を見てしまった。(途中までだけど)
 バカだなあ。
 4時間ほど寝て8時半に起床。
 本日は、東京工芸大学の公開講座で講師。
 講師料はその場で現金払い。日雇い仕事である。
 早めに出て、本厚木へ。
 駅近くのマクドナルドでコーヒーを飲みながら、少し仕事。
 昼前、大学のK先生とランチ。
 日頃、仕事場近くで中華ばかり食べているので、何ヶ月ぶりかにハンバーグを食べたら、すごくおいしかった。
 公開講座は無料だけれど、知識欲の旺盛な年輩の人たちが120人。
 平均年齢は65歳くらいだろうか。
 終了後、演壇に寄ってきてくれた人。
 ひとりは学生で、小説家用のエディターを開発したいと思っているとのこと。
 もうひとりは、僕の著作を2冊読んでくれて、わざわざやってきてくれた人。
 ありがたいことです。
 あまり寝ていないせいもあって、帰りの相鉄線では、仕事はできず、うとうと。
 横浜に着いてどっと疲れていたので、駅前で焼き鳥とビールにして休みにしてしまおうかと西口に出る。
 ところがとんでもない混雑で、雑踏に圧倒される。
 駅近くの飲食店もどこも満員だ。
 この日本のいったいどこが不景気なんだか、という光景である。
 あきらめて駅に戻るけど、焼き鳥を食べ損なったルサンチマンが克服できず。
 家に向かわず、わざわざ京急で日ノ出町まで出て、18時間前にそこにいた「ひのでや」へ再び。
 焼き鳥でなく串揚げに転ぶ。
 中ジョッキ(500円)、鯨カツ(150円)、あじフライ(150円)、牡蛎フライ(150円)の計950円で幸福になる。

幸福のコスト

 連載「第三企画室、出動す」の校正。
 事業仕訳を生で聞きながら、ゆるゆるに長編の執筆。
 テンションを無駄に使いすぎないように。
 切りがついたので、早めの帰宅。
 日ノ出町駅前を通りかかったら串揚げ屋「ひのでや」がやっていたので、つい暖簾をくぐる。
「12時までですけど」
「じゃあ、さくっと」
 時刻は11時45分だった。 
 フライ3つと、レモンサワーで800円。
 仕事を終わってちょっとだけ飲む。これでけっこう幸せなんだよなあ。
 幸せな生活のためのお金なんてたかがしれている。
(まあ、もう少しあってもいいと思うけどね)

ポメラ pomera DM20 使用記(2)

(この記事は、発売前のサンプルを使用しての記述です。製品版は異なる可能性があります)
【編集中のファイルのPCでの編集】
 文章を編集中にそのまま電源を切って、USBでパソコンにつなぎ、そのファイルをつないだままで直接編集してみた。
 接続を切り、改めて、電源を入れると、pomeraの画面にはパソコンで編集した結果が反映されていた。
 DM10ではやってみたことがなかったけれど、ちょっと感動。
【ドライブは3つある】
 USBでPCにつなぐと、3つのドライブが存在する。
 ひとつは、内蔵の89MB
 2つめは、不明の16MB
 3つめは、microSD
 真ん中のドライブはなんだろう。

ポメラ pomera DM20 使用記(1)

(この記事は、発売前のサンプルを使用しての記述です。製品版は異なる可能性があります)
【一般的なレスポンス】
 新しい pomera DM20 エディターとしてのレスポンスはなかなかのもの。
 どんなにスペック表が華やかでも、基本性能が劣っていては道具としてだめなのだけど、合格です。
 原稿用紙15枚ほどのファイルで、画面スクロールが「きびきび速い」とまではいえない。まあ、十分許容範囲。
 ファイルの末尾に書きついでいくのなら、もちろん問題なし。
【コピー&ペースト】
 気づいたこととしては、クリップボードの容量があまり大きくないようで、15000字くらいのテキストをコピーしようとすると「できません」と言われてしまう。
 このあたり、ちょっと微妙。
 ファイルサイズいっぱいまではコピーできると、自由でありがたいのだけれど。
(まあ、これが致命的かというとそうではないけど、道具の限界をユーザーが定量的に意識しなくてはならないのは、ちょっと残念だ)
【文字サイズの変更】
 文字サイズを変更できる幅が大きくなったのもいい。
 12x12ドットでは、老眼の僕にはちょっと厳しい。20x20ドットくらいが通常使用の限界かな。

長編にもどる

 連載原稿の修正。
 東京工芸大学での公開講座講義資料の仕上げ。
 夕方から、やっと長編原稿に戻る。
 ちょうどいいタイミングで編集者から電話が入る。
 前回は、彼から電話が入った夜に「小説の神様」が降りてきたのだった。「神を呼ぶ編集者」と呼ぼう。
 まだまだ分量的に残っているけれど、だいぶ終わりが見えてきている。
 充実しているから心は折れないけど、体には無理がかかっている。
 腰が痛くてロキソニンか湿布のどちらかまたは両方が毎日欠かせないし、胃の働きが悪くて重い感じのする毎日。
 目は、ブルーベリーのサプリメントをとりながら、時々目薬を差す。まあ、年だしね。(笑)
 あと三日というなら突っ走ってしまうのだけど、あと2週間はかかると思うと、ペース配分が難しい。
 マラソンでいえば、30km手前、といったところか。どこからラストスパートするか。
 必ず完走できて、かつ、できるだけ早く。
 小説家の暮らしは、アスリートのそれにかなり似ている。
 負荷をかけすぎると体や心を壊す。負荷をかけなければいいものはできない。常に壊れるぎりぎりで最高のパフォーマンスを出すようにする。
 そんなわけで、小説の執筆に pomera を全面的に使って試す余裕はなく、日記を pomera で書いてみる程度。
 しかし、入力に対する反応も、キーボードの感触もいい感じだし、新型 pomera はなかなかの出来映えだと感じる。
 遅いランチは聚香園で肉団子黒あえの定食。(680円)
 翌午前1時すぎ、帰宅の途につく。

新製品発表: KINGJIM pomera DM20 ポメラ

 午後一番、赤坂ガーデンシティで、キングジム「ポメラ新製品発表会」。
 初代機ポメラDM10は、当初予定の年間3万台に対して、9万台売れたという。
 ライターや小説家などの同業者にも、pomera を使っている人はかなりいる。もちろん、我が家にも一台。
 さて、その pomera だが、まず、スペックから見た感想を書いておく。
 12月11日発売の新型 pomera DM20 は、旧型の不満をほぼ全面的に解消している。
「ネットに繋げるようにしろ」「バックライト液晶にしろ」という人もいただろうけど、そういう電池食いの仕様は無視して、電池で長時間動くテキスト専用マシン、というコンセプトを守って、正常進化したことをまず喜びたい。
 技術的トレードオフを考えない、なんでも欲しがる「お客様の声」を上手に無視するのは、実は企業にとってはけっこう難しいことなのだ。
 おおぜいの人の意見を聞くと、スペックはどんどん大きくなり、その結果、基本機能よりもカタログの比較表にたくさん丸がつくことが優先される、という本末転倒がよく起こる。
 そうならない「ブレないコンセプト」が立派だ。
 1ファイル8000文字だった制限が28000文字まで拡張され、これは原稿用紙で70枚以上に相当する。
 実用上、ほぼ無制限といっていい。
 職業小説家は1冊の本として、最終的にこの10倍くらいの長さの文章を書くわけだけれど、全体を1つのファイルにして書き継いでいくことはしない。阿川の場合、原稿用紙換算で50-60枚よりも大きなファイルにはしない。
 28000文字だと、400字の70倍だけど、小説は改行が多いので、原稿用紙換算では80枚以上になると思われ、短編ならば、多くの場合、この範囲で一気に書けてしまう。
 一見地味だけれど、フォルダが使えるようになったのは大きい。
 書くためには、資料もあるし、分割して書いていく本文をまとめて仕舞っておくフォルダがあるとないとでは大違い。
 ましてや、連載と書き下ろし、など、複数の小説を同時期に書き継いでいくとすると、フォルダは必須。
 しかし、なにより重要なのは、ポメラでフォルダが使えると、「パソコンで書いて、ポメラへ持ち出して書き継いで、またパソコンにもどす」という一連の執筆の流れで、フォルダ構造をそのままコピーして持ち出し、また、そのまま書き戻しができるということ。
 フォルダが使えないと、これをやるにはパソコン側でもフォルダを使わないようにしなければならない。従来の機種では、その意味で作業中のファイルの持ち出しが、意外に面倒だった。
 結局、面倒のないノートPCを持って出て行く、ということが多かった。
 フォルダをサポートすることによって、利便性、可搬性が確保されたといえる。
 これはサブのツールではなく、プロの執筆システムの本流に「普通に」組み込む事のできる道具になったということだ。
 その他、細かなところで、初代機で「いまひとつ」だったところが、ことごとく改善されている。
 地味だけど、確実に「本当に必要としている人」に報いる進化だ。
 出先での、メールやウエブアクセスは、相当程度に携帯で済む。
 欲しいのはまず最初に文章を書くためのマシンだ。
 PCの他に長時間使える執筆マシンがあれば、パソコンを持って出る必要はぐっと減らせる。
 PCを持って出て、それでネットに使う機会は、携帯があればそれほど多くない。
 なぜなら、wi-fi をオンにするとバッテリーの持続時間が短くなるし、携帯電話をつないでPCでインターネットをつかうと、通信費が高くなる。
 かけがえのない執筆マシンのバッテリーをメールやウエブブラウジングで消費したくない。
 電池がもったいないのだ。
 外出先ではほとんど携帯で用が足りるし、足らせたい。
 もし iPhone を持っている人なら、なおさらそれで済んでしまうだろう。
 実際、外へ出る時間が長いときは、電車の中や、あいた時間に仕事をしたいがために、ノートパソコンを持って出ることがほとんどなのだけれど、必要十分に進化した新型 pomera DM20 があれば、PCを持って出る機会を減らすことができるだろう。
 逆に、長時間にわたって、外にいるとわかっているときには、PCのバッテリの心配から、pomera 「も」持って出る、という機会が増えそうだ。
 発表会の会場からサンプル機を持ち帰ることができたので、実際の使い勝手について、気づいたことについては、あらためて、また書きたいと思う。
 いや、ほんとうに「正常進化」してくれてほっとしましたよ。
検索でいらした方々へ:
 小説家・阿川大樹のブログ内の pomera 関連エントリーは、ほかに、これだけあります。

早めに帰る日

 28日に開催される東京工芸大学公開講座の講義資料作成の日。
 黄金ラーメンで今週のサービス、モヤシそば(500円)
 午後10時半には区切りがついたので、ちょっとだけ野毛に立ち寄って帰る。
 おいしいものを食べると癒される。

MJ、あなたはえらい

 26回目の結婚記念日。
 執筆疲れが溜まっているので、思い切って仕事は休みにする。
 11月に入ってから、休みは2日目。
 午後1時から3時前まで、マンション管理組合関係の説明会。
 午後4時40分、「109シネマズ横浜みなろみらい」で、マイケル・ジャクソンの映画 “This Is It”. (夫婦50割引ふたりで2000円)
 僕の知る範囲で、見た人がすべて絶賛していた映画だけど、ほんとによかった。
 マイケル・ジャクソンの音楽自体も、そして、映画も、緻密な作りでまさに芸術の域。
「芸術」を振りかざしている人は、こういう映画をちゃんと作り手の目で見てみるといい。芸術が大衆的人気と必ずしも対立しないことがよくわかるはずだ。
 バックステージを描いた映画であるということもあり、少しだけステージパフォーマンスの世界に居たことのある僕は、終始、MJだけを見るのではなく、「舞台演出家的な目」で映画の画面の隅から隅まで注意深く見ていたけれど、ものすごくたくさんの発見があった。
 それは「音楽家もどき」として音楽を作る視点で見てみても同様・
 作り込みのきめの細かさといったら、「小澤征爾+ウィーンフィル」と比べても、「カラヤン+ベルリンフィル」と比べても、勝るとも劣らない。
 まさに、King Of POP だ。
 たぶん、何度見ても、新しい発見がある映画だろう。
 僕はもともとMJを熱狂的に支持していたわけではなかったのだけれど、その不明を恥じたい気分だ。
 MJ、あなたはすごい。
 終了後、ただちに関内蓬莱町のギリシャ料理「スパルタ」へ。
 美味しいギリシャ料理とワインを堪能して、午後10時前に帰宅。
 酔っぱらっていて、そのままバタンキュー。