pomera

pomera DM250

pomera DM250 到着。
腰が悪くなってMacBook Air を持ち歩くのが重いので、630gの原稿を書くことのできる道具を購入した。
簡単なセットアップ。小さくて軽い。書くことしかできない機械。

ポメラ pomera DM20 使用記(2)

(この記事は、発売前のサンプルを使用しての記述です。製品版は異なる可能性があります)
【編集中のファイルのPCでの編集】
 文章を編集中にそのまま電源を切って、USBでパソコンにつなぎ、そのファイルをつないだままで直接編集してみた。
 接続を切り、改めて、電源を入れると、pomeraの画面にはパソコンで編集した結果が反映されていた。
 DM10ではやってみたことがなかったけれど、ちょっと感動。
【ドライブは3つある】
 USBでPCにつなぐと、3つのドライブが存在する。
 ひとつは、内蔵の89MB
 2つめは、不明の16MB
 3つめは、microSD
 真ん中のドライブはなんだろう。

ポメラ pomera DM20 使用記(1)

(この記事は、発売前のサンプルを使用しての記述です。製品版は異なる可能性があります)
【一般的なレスポンス】
 新しい pomera DM20 エディターとしてのレスポンスはなかなかのもの。
 どんなにスペック表が華やかでも、基本性能が劣っていては道具としてだめなのだけど、合格です。
 原稿用紙15枚ほどのファイルで、画面スクロールが「きびきび速い」とまではいえない。まあ、十分許容範囲。
 ファイルの末尾に書きついでいくのなら、もちろん問題なし。
【コピー&ペースト】
 気づいたこととしては、クリップボードの容量があまり大きくないようで、15000字くらいのテキストをコピーしようとすると「できません」と言われてしまう。
 このあたり、ちょっと微妙。
 ファイルサイズいっぱいまではコピーできると、自由でありがたいのだけれど。
(まあ、これが致命的かというとそうではないけど、道具の限界をユーザーが定量的に意識しなくてはならないのは、ちょっと残念だ)
【文字サイズの変更】
 文字サイズを変更できる幅が大きくなったのもいい。
 12x12ドットでは、老眼の僕にはちょっと厳しい。20x20ドットくらいが通常使用の限界かな。

長編にもどる

 連載原稿の修正。
 東京工芸大学での公開講座講義資料の仕上げ。
 夕方から、やっと長編原稿に戻る。
 ちょうどいいタイミングで編集者から電話が入る。
 前回は、彼から電話が入った夜に「小説の神様」が降りてきたのだった。「神を呼ぶ編集者」と呼ぼう。
 まだまだ分量的に残っているけれど、だいぶ終わりが見えてきている。
 充実しているから心は折れないけど、体には無理がかかっている。
 腰が痛くてロキソニンか湿布のどちらかまたは両方が毎日欠かせないし、胃の働きが悪くて重い感じのする毎日。
 目は、ブルーベリーのサプリメントをとりながら、時々目薬を差す。まあ、年だしね。(笑)
 あと三日というなら突っ走ってしまうのだけど、あと2週間はかかると思うと、ペース配分が難しい。
 マラソンでいえば、30km手前、といったところか。どこからラストスパートするか。
 必ず完走できて、かつ、できるだけ早く。
 小説家の暮らしは、アスリートのそれにかなり似ている。
 負荷をかけすぎると体や心を壊す。負荷をかけなければいいものはできない。常に壊れるぎりぎりで最高のパフォーマンスを出すようにする。
 そんなわけで、小説の執筆に pomera を全面的に使って試す余裕はなく、日記を pomera で書いてみる程度。
 しかし、入力に対する反応も、キーボードの感触もいい感じだし、新型 pomera はなかなかの出来映えだと感じる。
 遅いランチは聚香園で肉団子黒あえの定食。(680円)
 翌午前1時すぎ、帰宅の途につく。

新製品発表: KINGJIM pomera DM20 ポメラ

 午後一番、赤坂ガーデンシティで、キングジム「ポメラ新製品発表会」。
 初代機ポメラDM10は、当初予定の年間3万台に対して、9万台売れたという。
 ライターや小説家などの同業者にも、pomera を使っている人はかなりいる。もちろん、我が家にも一台。
 さて、その pomera だが、まず、スペックから見た感想を書いておく。
 12月11日発売の新型 pomera DM20 は、旧型の不満をほぼ全面的に解消している。
「ネットに繋げるようにしろ」「バックライト液晶にしろ」という人もいただろうけど、そういう電池食いの仕様は無視して、電池で長時間動くテキスト専用マシン、というコンセプトを守って、正常進化したことをまず喜びたい。
 技術的トレードオフを考えない、なんでも欲しがる「お客様の声」を上手に無視するのは、実は企業にとってはけっこう難しいことなのだ。
 おおぜいの人の意見を聞くと、スペックはどんどん大きくなり、その結果、基本機能よりもカタログの比較表にたくさん丸がつくことが優先される、という本末転倒がよく起こる。
 そうならない「ブレないコンセプト」が立派だ。
 1ファイル8000文字だった制限が28000文字まで拡張され、これは原稿用紙で70枚以上に相当する。
 実用上、ほぼ無制限といっていい。
 職業小説家は1冊の本として、最終的にこの10倍くらいの長さの文章を書くわけだけれど、全体を1つのファイルにして書き継いでいくことはしない。阿川の場合、原稿用紙換算で50-60枚よりも大きなファイルにはしない。
 28000文字だと、400字の70倍だけど、小説は改行が多いので、原稿用紙換算では80枚以上になると思われ、短編ならば、多くの場合、この範囲で一気に書けてしまう。
 一見地味だけれど、フォルダが使えるようになったのは大きい。
 書くためには、資料もあるし、分割して書いていく本文をまとめて仕舞っておくフォルダがあるとないとでは大違い。
 ましてや、連載と書き下ろし、など、複数の小説を同時期に書き継いでいくとすると、フォルダは必須。
 しかし、なにより重要なのは、ポメラでフォルダが使えると、「パソコンで書いて、ポメラへ持ち出して書き継いで、またパソコンにもどす」という一連の執筆の流れで、フォルダ構造をそのままコピーして持ち出し、また、そのまま書き戻しができるということ。
 フォルダが使えないと、これをやるにはパソコン側でもフォルダを使わないようにしなければならない。従来の機種では、その意味で作業中のファイルの持ち出しが、意外に面倒だった。
 結局、面倒のないノートPCを持って出て行く、ということが多かった。
 フォルダをサポートすることによって、利便性、可搬性が確保されたといえる。
 これはサブのツールではなく、プロの執筆システムの本流に「普通に」組み込む事のできる道具になったということだ。
 その他、細かなところで、初代機で「いまひとつ」だったところが、ことごとく改善されている。
 地味だけど、確実に「本当に必要としている人」に報いる進化だ。
 出先での、メールやウエブアクセスは、相当程度に携帯で済む。
 欲しいのはまず最初に文章を書くためのマシンだ。
 PCの他に長時間使える執筆マシンがあれば、パソコンを持って出る必要はぐっと減らせる。
 PCを持って出て、それでネットに使う機会は、携帯があればそれほど多くない。
 なぜなら、wi-fi をオンにするとバッテリーの持続時間が短くなるし、携帯電話をつないでPCでインターネットをつかうと、通信費が高くなる。
 かけがえのない執筆マシンのバッテリーをメールやウエブブラウジングで消費したくない。
 電池がもったいないのだ。
 外出先ではほとんど携帯で用が足りるし、足らせたい。
 もし iPhone を持っている人なら、なおさらそれで済んでしまうだろう。
 実際、外へ出る時間が長いときは、電車の中や、あいた時間に仕事をしたいがために、ノートパソコンを持って出ることがほとんどなのだけれど、必要十分に進化した新型 pomera DM20 があれば、PCを持って出る機会を減らすことができるだろう。
 逆に、長時間にわたって、外にいるとわかっているときには、PCのバッテリの心配から、pomera 「も」持って出る、という機会が増えそうだ。
 発表会の会場からサンプル機を持ち帰ることができたので、実際の使い勝手について、気づいたことについては、あらためて、また書きたいと思う。
 いや、ほんとうに「正常進化」してくれてほっとしましたよ。
検索でいらした方々へ:
 小説家・阿川大樹のブログ内の pomera 関連エントリーは、ほかに、これだけあります。

取材最終日

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 午前8時前起床。
 マクドナルドでコーヒーとハッシュポテト。(250円)
 午前10時、チェックアウト。
 牧志駅のコインロッカーに荷物を入れて、おもろまちの沖縄県立博物館へ。
 97年にできたばかりのこの博物館、なかなか充実していました。自然、民俗史、歴史、など、半日いたら、ちょっとした沖縄博士になれるかも。
 つぎは、博物館の近くのハローワークへ。
 祝日なのでやってないが、掲示物などを写真に収めてくる。
 那覇メインプレイスなるショッピングセンターの本屋をチェック。文芸の棚は貧弱。レディスコミックの雑誌のコーナーがやけに充実。岩波書店妙に検討。
 通りすがりに見つけた、地元の人でいっぱいのそばやで、ソーキそばとビール。壁に名刺やフライヤーがたくさん張ってあり、画鋲もあったので、「フェイク・ゲーム」の名刺大のフライヤーをピンナップしておいた。
 ランチの後は、ゆいレールで、首里へ。
 まず。お城そっちのけで首里城公園の裏手にある端泉酒造へ。4種の泡盛を試飲。
 昨夜、泡盛バーでごちそうになった「おもろ21年」は販売価格12000円だった。超高級。ちなみにバーでは1杯2000円だったので、なかなか良心的、かな。
 しかし、泡盛を飲んだ後、炎天下、首里城公園の坂を上るのはきつい。(笑)
(首里駅から首里城公園へは約1・5キロの道のりがあり、さらにお城は公園の中でも山の上にある)
 有料の本丸には入らず、町を見下ろした風景をロケハン。
 目当ての「首里そば」は祝日で休み。
 そうか、世の中はゴールデンウィークなのだ。
 牧志にもどり、コインロッカーの荷物を取り出したところで、公設市場を見たいという編集S氏と別行動にして、僕はスターバックスで書き物をしながらマンウォッチング。
 後からとなりにやってきた年輩の女性二人組が、さーたーあんだぎーを袋から出して食べ始めた。(笑)
 午後5時前、こちらもちょいと市場通りへ。いつも買っている海ぶどうのオバアを探して、500円の大パックを買う。すると、いつものように4つで1000円の小さいパック1つ(つまり250円相当)をおまけしてくれる。
「もうお帰り?」
「そう」と答え、「前に来たときにもここで買ったんだよ。元気でやっていてくれてうれしいな。また来るよ」
 といったら、本当にうれしそうににっこり笑った。ああ、いい旅だったなと思う瞬間だ。
 さて、おみやげの買い物も終わったので、編集S氏の待っているはずの「ヘリオス・ビアパブ」に合流。
 ここは国際通りには珍しい大人の場所なのだ。
 あとは帰るだけなので、ふたりしてリラックス。地ビールだのあぐー豚だの、なんだかんだ。
 帰りの便はどうやら連休特別ダイヤらしい便名がついた羽田行き。
 中で、レッツノートで仕事のメモをまとめたり、 pomera でこの日記を書いたり。
 驚いたことに、ANAの機内販売で pomera を売っていた。すごい。でもかさばらないし、たしかに価格帯もちょうどいいのだな。ちょっとこだわりのビジネスアイテムでもあることだし、考えてみればぴったりだ。
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取材旅行に出発

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 午前4時10分起床。
 3時間くらい眠れる計算だったけれど、何度も目が覚めてしまった。目覚まし時計で起きるというよりも、起きて目覚ましが鳴るのを待っていた感じ。(笑)
 というわけで、今日から沖縄取材旅行である。自腹で取材旅行はよくするけれど、編集者と一緒に旅行をするのは初めて。
 なんだか、プロの小説家のようである。(て、まあ、そうなんだが)
 ただし、よくあるミステリードラマと違うのは、この場合の編集者が浅野温子だったり萬田久子だったり、竹内結子だったり、黒木瞳だったり、松嶋菜々子だったりしないこと。僕よりは若いけど、ただのおっさんである。いえ、僕も役所広司だったりしないけど。
 もしかしたら、旅先で事件に遭遇するかもしれない。
 でも、そうだとしても、推理作家・阿川大樹は旅行先で事件を解決する前に、さっさと帰ってきてしまう。帰りの飛行機決まってるし、編集者もたぶん帰ったらゴールデンウィークの家族サービスがあるはずだし。
 
 YCAT発午前5時41分のバスで羽田空港は、6時10分着。順調。
 編集者と落ち合って、朝食の「焼き鯖寿司」を買ってから搭乗ゲートへ。
 ゲートの横でマイレージの登録。
 いつもは自分でチケットを買うから、予約の時点で登録が済んでいるわけだけど、この機械でやるのは初めてだ。なんでも初めてのことは楽しい。
 推定乗車率15%の機内が水平飛行にうつったらまず朝食の焼き鯖寿司を食べ、 pomera を開いて、「これ」とか企画書とか
を書く。
 ノートパソコンも持っているけど、飛行機の座席は狭いので pomera のほうがずっと書きやすい。
 午前9時30分、那覇到着。
 レンタカーで美ら海水族館へ。30分弱の駆け足訪問だが、ジンベイザメの迫力はさすが。
 駐車場はホンダフィット、トヨタヴィッツ、日産マーチばかりで。極端に車種が偏っている。それもそのはず。ほとんどすべてが「わ」ナンバーのレンタカーである。
 昼食はソーキそば。
 午後3時、ゆいレールおもろまち駅近くの某社で取材。
 午後5時半過ぎ、北谷へ向かう。
 アメリカンビレッジの定点観測。
 サンセットビーチの外側では、サーフィンをしていた。
 日が暮れる少し前、コザへ。
 ゲート通りの「オーシャン」でビールとタコス。
 カウンターにいる5人は誰一人知らない人はいない。前回来た11ヶ月前と同じ顔ぶれだ。
 ゲート通りを散歩していたら、ホテルの仕事へ出かける前のギタリスト照来名薫がPEGにいたので立ち寄る。
 どうやら僕が貸しているギターで稼いでいるらしい・ということでタダでビールを一缶ゲット。
 もらったバドワイザーの缶を片手にそろそろ暮れきったゲート通りを歩く。
 パルミラ通りのコザクラへ立ち寄って、コザ文学賞の話とか。
 パーラーりんりんへ行って、ゴーヤーちゃんぷるとか、海ぶどうとか、島らっきょうとか、ビールとか泡盛とか。
 音楽プロデューサーの徳さんに誘われるまま、ホテルチェックインの時間を気にして渋る編集者Sさんをひきつれ、中の町のスナック「美女林」へ。
 運転手役のSさんもお疲れだし、チェックインもそろそろしたほうがいいので、きれいなおネエさま方がたくさんいるなか、後ろ髪をめいっぱい引かれつつ(笑)、一路、那覇へ。
 午前0時少し前、チェックイン。
 長い一日が終わる。
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黄金町の遅い午後

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 いい天気だ。
 日が暮れる前に太陽に当たりたくなって自転車で外に出る。
 行くあてがないときは黄金町。
 4月半ばからの仕事場までの通勤路を探る、という名目。(笑)
 新しいルートを探しながらゆっくり漕いで少し遠回りもして20分ほどでオフィスになる予定のスタジオの前に到着。
 阿川大樹ストーリースタジオ(仮称)
 建物の周りをぐるりと一周して、入居予定の施設にあるカフェ「視聴室その2」に入る。
 週末の宵にはライブをやったりする店だ。
 この文章もいま pomera で書いている。
 入居者は多少入れ替わることになっていると思うけれど、たぶん、これが平均的な月曜の遅い午後の空気なのだろう、なんて思いながら、自分がここで仕事をする一日をシミュレーションしてみる。
 京浜急行の高架下だから、時折、電車が通るとガタガタゴトゴトと音と振動がする。
 いつもほとんど客のいない店だけど、僕以外にもうひとり、芸術家風の人がいる。もしかしたら、同じプロジェクトの別の入居者かもしれない。店の人にいろいろ根ほり葉ほり聞いているし。
 店のBGMはちょっと大きいかな。
 R&Bというよりはソウルミュージックと呼ぶべきナンバーがかかっている。テイストとしては心地よい。日本語の歌詞の音楽を流されると、気になって集中できない。
 時折、アトリエに出入りする人が通る。
 僕のスタジオは同じ建物の店からは一番遠い位置。仕切はあるけど天井は吹き抜けでつながっているから、当然、音は聞こえるだろう。自分の音も漏れるからおたがいさま、かな。
 もし、うちで掻き消すように別の音を出したら、間にある部屋の人はたまったもんじゃないだろう。(笑)
 なんとなく人がいるような閑散としているような、ゆるゆるな空気は思った通りだ。
 人がいるなかの孤独。
 それが僕が望んでいる執筆環境なんだ。満たされたり、人と共に幸福を共有して満ち足りてしまうと書けない。少しでも不幸が心を占めていないといけない。
 18日に切った指は、ほぼ痛みはなくなって、内側から肉が形成されつつある。一番外側の皮はどうやらつながり損なったらしく、切り口から少しビラビラとなっている。
 指に絆創膏を巻いていると、微妙に距離間が違って、キーボードでミスタッチが出る。
 日が陰らないうちにまた少し走ろうか。
 そう思って、会計をする。
「さっき使っていらしたのはコンピュータですか?」
 店の人がいう。 pomera のことだ。
 ひとしきり説明して、せっかくだからと4月からここを仕事場にするのだというと、何をしているのかと聞かれ、小説家だというと「音、大丈夫ですかね」と訊かれた。
 BGMのことだ。なんだか、本心から気にかけているようだ。すぐにそこに気がまわる人なら、ご近所さんとしてうまくやっていけるような気がした。
 横浜駅西口まで漕いで、ヨドバシカメラでケーブルを買い、東急ハンズで小物を買う。
 ファニチュアを見たら、それほど高くなくて使いやすそうでカッコいいデスクを見つけた。
 もっていたカメラで写真を撮っておく。
 夕食後は朝になるまでゲラのチェックだ。
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手前の四角い窓の中が入居予定のスタジオ
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もうじき「大岡川桜まつり」が始まる
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窓の外には道を挟んで大岡川
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「試聴室その2」から川と反対側を見ると簡易旅館が見える
頭上は京浜急行の線路だ

ヒップホップ・ダンシング

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 6時30分起床。
 朝食はサンマの丸干しをほぐした身でお茶漬け。
 11時半、仕事を中断して、本日もスポーツクラブへ。
 ヒップホップのプログラムに参加。
 男は僕一人。
 初めの20分、ストレッチとかマットの上での筋トレ系のことばかりだったので、もしかしたら「ヒップホップ」ではなく「ヒップアップ」のクラスに出席してしまったのかと心配になる。
 やがて、ちゃんとヒップホップになったのはよかったのだが、振り付けの仕上げの回に突然飛び込んでしまったらしく、振り付けが難しすぎて60分のうち残り15分のところで落伍者となり、うしろのドアからエスケープ。
 ヒッピホップダンスの定型というのを身につけていないので、動きが全然覚えられない。いきなりはムリ。
 午後1時45。安里城でランチ。運動して腹が減ったので、いちばん高い980円のランチをど~ん!
 あらためて5時過ぎにちょっと外出。
 ニトリとか、無印良品とか。
 昼にしっかりと食べたはずなのに小腹が空いて、マクドナルドでフィレオフィッシュとコーヒー(クーポンで合計200円)。
 マクドナルドのコーヒーがおいしくなってから、すっかりブレンズコーヒーから足が遠のいてしまった。
 おいしいし、うるさいのは iPod で消してしまえばいいし、お腹が空いても100円で食べられるし、おまけに無線LANまで使えてしまうのだから、すごいコストパフォーマンス。
 実はブレンズコーヒーも音楽や話し声がけっこううるさい。ブレンズコーヒーやスターバックスの食べ物はものすごく高いので、基本的にコーヒーだけ。
 大学生くらいまでは、「おしゃれなカフェにいる自分というのが好き」だったりしたけど、いまは精神的に成長したから(笑)比較的どこにいても、リラックスしたりテンションを上げたり、心のコントロールが上手になっているのだ。
 ただ、家というのはくつろぐようにできているので、自宅でテンションを上げるのが意外に難しい。なので、頻繁にカフェへ執筆に出たり、仕事場探しをしたりしている。
 そんなわけで、pomera を使ってマクドナルドで仕事。

VAIO type P と pomera の関係

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 先日、字が小さくて使いにくい、と書いた VAIO type P ですが、チューンナップで実用域に入りました。
 システムフォントは 120dpi で少しマシになったていどでヨシとする。
 次の問題は、秀丸で原稿などを書いている時。
 というわけで、秀丸の表示を 14pt MSゴチック にしたところ、なんとかくっきり表示できて、縦の狭い画面でも24行くらいは表示されるので、十分実用になります。
 ということで、妻にもどす前のフィールドテストとして、さっき、マクドナルドに iPod touch と VAIO type P をもっていったのですが、実は touch でウエブもメールもできてしまうので、原稿書きは「パソコン」である必要がない。
 つまり、pomera で間に合ってしまうということがとてもよくわかります。
 たしかにPCというのは文章も書けるし、ウエブブラウジングもできるし、メールの送受信もできる。音楽も聴くことができるし、ビデオを見ることもできる。
 だけど、一台で何でもやろうとする必要はないのですね。
 高機能な携帯をもっている人は、よっぽど込み入ったメールを書こうというときでもなければ、携帯電話で間に合ってしまうでしょう。音楽は専用のプレーヤーで聞く方がいい。適材適所、餅は餅屋。十徳ナイフみたいなものでなんでも間に合わせるのは、キャンプ生活の場合で、都会生活でそういうことをするのは、どちらかといえば貧乏くさい行為であって、豊かではない。
 
 ということで、pomeraに通信機能をつけてメールの読み書きができるようにしよう、などという貧乏くさい考え方はやめてくださいね。絶対ですよ。キングジムのみなさま。
 メールは携帯かパソコンでやればよろしい。pomera様に、そのような下賤のものとは関わらない方がいいのです。
 さて、執筆環境として、残るは、辞書ですね。
 専用の電子辞書にすれば、やはりパソコンはいらない。
 そうじゃなくて、広辞苑などを検索する DDWIN をパソコンに入れて使うか。
 僕の執筆用ノートパソコンには、広辞苑、英和/和英中辞典 クラウン仏和辞典が、入れてあります。
 それとは別に、
    フランス語が使える電子辞書(国語と英語も入ってはいる)
    イタリア語 同上
    スペイン語 同上
 以上3点が家にはあるのですが、ひとつでフランス語とスペイン語の両方は使えない。パソコンに入れられるフランス語辞書はあっても、スペイン語やイタリア語は電子辞書があってパソコンには入らない。
 まあ、英語とフランス語が入っていれば、ほぼOKなのだけど。
 というわけで、VAIO type P に一応辞書を入れれば、pomera よりも有利な点ができます。書くのはやはり pomera にして、辞書は専用の電子辞書をももつ、という貧乏くさくない(笑)解決法もあります。
 ということで、とりあえず妻の新しいコンピュータの最適設定はおしまい。
 連載の一話分、完成。
 執筆は一部 Sharp MURAMASA、一部 SONY VAIO type P、一部 EPSON ST-110 で書きました。今回は pomera 使わず。