ちゃんと6時間睡眠。
ホテルの朝食は10時までなので、9時40分頃にレストランに行ったら、客は僕だけだった。
こちらは一人、従業員は10人近く。あまり空いていると、従業員の視線を感じて、落ち着かない。
チェックアウト後、三条へ向かう。
烏丸通りは面白くないので、東洞院を北上してみると、いい感じ。
この通りは日本そば屋も多い。
京都の町はベネチアに似ている。
何が似ているかというと、まず、町にダサいデザインがほとんどないこと。最低レベルが保証されている。
たぶん、そこに住む人皆が、子どもの頃から美しい物をたくさん見て育っていて、機能だけでなく、物のカタチに配慮することが自然にできているのだと思う。
チェーン店が少なくて、個人の店が多い。
ローマ(東京)にはあまり興味がなくて、自分たちの方が上だと思っているのも。
最後に、古い建造物や美術品がそこいら中にゴロゴロしているところも。
京都文化博物館のギャラリーに友人の元女優を訪ねる。
近くのお蕎麦屋さんで一緒にランチ。
チケットをもらって、開催中の黒田清輝展。よい展示だった。
あ、ミュージアムがたくさん有るところも似ている。
境町通りを下って、イノダコーヒー本店へ。
いつも不思議な静かな時間が流れている場所。
すっかりくつろいで店を出ると、なんと突然の豪雨。
少し下った町屋の軒下で雨宿り。
先の予定がタイトでないときに、京町家の軒先で雨宿りしているのはけっこう楽しい。
雨雲レーダーでは30分くらい降りそうだったけど、10分くらいで少し収まったので、歩いて錦小路まで下る。
錦小路にはアーケードがあるので、ここまで来ると濡れずに京都駅に出ることができる。
錦小路を東に向かって歩きながら佃煮を買い、錦天満宮にお参りして、そこから新京極を南に下って四条まで、こんどは四条を烏丸までいけば、そこで地下鉄に乗れる。すべて屋根付きの道だ。
四条通りのチケット屋で、新幹線の回数券を購入。
ジュンク堂で自著の売られ方を確認。
地下鉄烏丸線で京都駅。
駅ビルの三省堂京都駅店では『あなたの声に応えたい』4面で陳列、『横浜黄金町パフィー通り』も、平台の最前列。
お礼を言おうと思った書店員のTさんは不在でした。
そのまま新幹線で帰宅。
妻が戻ってくるのを待って、一緒に夕食。
深夜から、ウィンブルドンの錦織の試合を見て、さらにナダルの試合を見ていたら、テレビの画像が乱れてやがて映らなくなった。
これぞ、ウワサのACアダプタ不良の症状ではないか。
終端装置の電源を外して電圧を測ると4Vしか出ていない。(規格は15V)。
Amazon のお急ぎ便で、同等品を注文。
というわけで、トラブル対策で寝たのは午前4時過ぎになった。