四月だというのにやたらと寒い。
ヨットの日曜日が暖かかったから良かったようなものの、ものすごい温度差だ。
月曜と火曜は原則として連載「第三企画室」の日。
火曜午前零時掲載の校正が午後にある。それを読んでチェックをして、次の回に着手すると、頭がうまく切り替えられて、比較的時間の無駄がないのだ。
午後6時、三ヶ月半ぶりに髪を切る。
黄金町駅近くの美容室。
値段も高くないし、次もここでいいかもしれない。
夕食の弁当を頼もうと思ったらお弁当屋さんはお休み。
聚香園で五目野菜炒めの定食(650円)
連載は1回あたりおおよそ原稿用紙15枚くらいである。
最初の4枚くらい書くと頭の中では最後までイメージが固まる。
そして、実際に書くとそのイメージよりもよくなる。
というわけで、イメージができたところで本日は打ち止め。
午前7時前に目覚める。
洗濯機を回している間にシャワー。
午前9時、家を出る。
何と今年初めてのヨット。
ほぼ放ったらかしだったので、まずバッテリーが死んでいる。
ディーゼルエンジンのベルトがスリップしているらしく黒いゴムの粉がエンジンルームにたまっている。
というわけで、ベルトのテンションを調整。
オイルの量を確認。エアフィルタを確認。
そこまでやって、こんどはさっそく車で買いに行く。
車と違って、ヨットの場合、バッテリーを積むスペースは割と自由なので、ある程度以上容量があれば、あとは値段との兼ね合いで選べばよかったりして。
ダメになったバッテリーは105Aのものだけど、70A以上ならいいので、今回は韓国製の85Aのものを14800円で購入。
ハーバーに戻って、近くの釣り客向けの食堂「浜ちゃん」でカツカレー(850円)
というわけで、1時半過ぎ、やっと出港。
わあ、なんか久々に海に出る。ただただ、うれしい。
セールを揚げたけど、風はなく、ただただエンジンで走る。
それでもなんとなくうれしい。
けっこう汗をかいた。
帰り道、スーパーとホームセンターによって買い物。
ずっと仕事が忙しかったので、いろいろなものが不足している。
昆布とか生姜とかコンソメの素とかミューズとかドメストとかラップとか。
夕食はビンチョウマグロの刺身、ヨコハマハムの焼き豚。
午後9時ー10時半、管理組合の会議。
玄関のインテリアについて、妻につきあって「そごう」に。
途中、ジャックモールのノジマとニトリに立ち寄って徒歩で。
黄金町まで電車で行き、スタジオから桜を眺める。
仕事じゃなくて、景色を楽しむ時間。
そのまま、伊勢佐木町を6丁目から1丁目まで歩く。
午後6時半、関内の「揚子江」にて夕食会。
黄料理長の本格上海料理。
決して豪華な材料ではないのに、どこにもない美味しさを出す。
素材の味は生きているのだけど、その活かし方の舞台裏が見えない味なのだ。
途中から黄さんも、飲みに参加して、夜半近くまで。
完全にオフの日。
午前8時前に起床。
100円ローソンにサンドイッチで朝食。
正午、徳間書店の編集者2人が、引き継ぎのために来訪。
「D列車でいこう」「フェイク・ゲーム」でお世話になったTさんが、電子出版に移動になって、代わりにMさんが新しく担当に。
近くのアーチストカフェ「LCAMP」へ移動して夏野菜の野菜カレー。
ふたりが帰った後、いよいよラストシーンに入る。
本日も好調で、夜になって、ついに改稿作業完了。
あとは通し読みを残すのみ。
ああ、ほんと長かった。疲れた。
家に帰ってから両面印刷。
(仕事場のレーザープリンタでは片面印刷しかできない)
早い時間、なんとなく調子が出ないうちに午後3時を過ぎる。
友人の山田あかねさん(小説家で映画監督で脚本家でテレビディレクター)がやってくる。
一緒に、川向こうのシネマ・ジャック&ベティの梶原支配人を訪ねる。
僕が支配人に話をつないで、5月15-21日の期間、映画「すべては海になる」を上映してもらうことになり、集客のためのイベントなどの打合せ。
そのまま早めの夕食(山田監督はそれが朝食だったそうだけど)を聚香園で。
久々に同業者(小説家同士という意味)と話をして、楽しかった。
午後8時前に別れて、仕事場に戻る。
ビールを飲んだのではじめちょっと眠かったけど、1時間ほどで調子が出てきて、長編改稿の最後の部分を書き継ぐ。
調子がよいので、そのまま、スタジオに泊まる。
ナイトキャップは角ハイボールの缶と魚肉ソーセージ。
昭和な感じで眠りに就く。
朝起きて暖かいので、オートバイで20Kmほど離れたパン屋「薫々堂(くんくんどう)」まで、出かける。
2002年のワールドカップのボランティアで一緒だった仲間がオープンしたおいしいパン屋さん。
パン屋の主人・亀山裕子さんのことは拙著ワールドカップは終わらない」にも書いている。
何年かぶりに訪ねると、駐車場も3台できて、店もきれいになっている。
夫婦で焼いているここのパンはほんとに美味しい。
進取の気風と生真面目さを兼ね備えた職人技が、きちんと世間に評価されているのが、僕はとてもうれしかった。
裕子さんはちょうどおめでたで休んでいて、出産後初めて店に顔を出したところとかで、そんなタイミングで会えたのは幸運だった。
人の幸福を目の当たりにするのはいいもんだな。
いつもは3kmの距離を40Kmばかり遠回りして仕事場に到着。
さっそくランチには薫々堂のパンをいただく。
月曜火曜は連載モード。
午後10時過ぎ、原稿を送って帰宅。
大岡川は桜の名所である。
僕の仕事場「黄金スタジオ」は、その真っ只中にある。
だから、スタジオにいるあいだじゅう、僕は名所の桜を見て暮らしている。
さらに、このスタジオへの通勤路の3割ほどは大岡川沿いだから、通ってくる間にも桜を見ている。
人生で、これほど長い時間、大量の桜を見たことはない。
おそらく、ふつうの人の一生分くらい、この春だけで見てしまったと思う。
僕が「桜時間」と「桜量」で負けるとしたら、上野公園のホームレスの人たちくらいだろう。
桜に限定すれば、もはや僕はこの世に思い残すことはない。(笑)
あれだけ桜が好きで「死んだら桜の木のそばに墓を建ててくれ」と言って死んでいったのに、そして、たしかに松坂の山の上の桜の木の下に奥墓を建ててもらったというのに、肝心の桜の木に勢いがなく、僅かな桜しかみることができないでいる、あの本居宣長に見せてやりたいくらいだ。
川面満つ月も隠さん花筏。

午前10時過ぎ、黄金スタジオ到着。
すでに、大岡川沿いは人出がいっぱい。
界隈は普段の千倍から一万倍の人出である。
本日は、「阿川大樹 presents WEB9.TV」というイベントの主催者兼プロデューサー兼サウンドエンジニア兼小遣いさん。(笑)
スタジオの前にPA装置をセットして、TSUBOKEN & tossii のライブ。
すごい人出に、TSUBOKENさんの目の色が変わっている。(笑)
ふだんは一時間に3人通れば多い方というこの辺りだが、この季節は渋谷109並に人が通るのだ。
都合3回のステージで、用意したCDも売り切れ、花冷えで寒かったけど、盛況でした。
生tossiiはかなりの美女なので、遠くから来ているオッカケさんやら、初めて聴いてCDを買ってサインを求めるオジサンファンが多かった。(笑)
片付けが終わったところで、友達がやっている屋台を回る。
山梨白州の水で焚いたご飯と有機タマゴの「玉子かけごはん」(300円)とか、注文を受けてからパティを焼き始めるボリュームたっぷりの本格ハンバーガー(おかわり自由のスープ付き300円)とか。
連載の校正を済ませて、午後8時過ぎ、帰宅。
早く寝て早く起きるのだ。

仕事場の窓の外はこんな感じ。
僕がガラスのこっちにいるのに気づかずにイチャつくカップルもいたりして。

いつもの黄金町とは思えない人出

インターネット・テレビ WEB9.TV 収録中






収録中もどんどん通り過ぎる人たち

そして、立ち止まって聴く人々
今日から大岡川桜まつり。
福富町西公園にて、オープニング式典のあと、芸能舞台。
伊東純子さんデザインの「日ノ出ツーリスト」ユニフォームを着て司会。
合計11組の出演者。まさに玉石混淆。
年配女性のフラダンスとか、小学生のブラスバンドとか、モズライトでベンチャーズを弾く還暦過ぎのおじさんとか、それはもう「上手とは言えない」のだけど、でも、とても楽しかった。
人が楽しくなることのお手伝いができるのは楽しい。
小説を書くことも同じなのだけど、小説は読んで喜んでくれている人の顔が見えないから。
それにしても、朝10時から午後4時過ぎまで立ちっぱなしで、司会のはずが舞台監督みたいなこともやったし、相当疲れた。
夕方、仕事場に戻ったときには、へとへと。
昼にもらったお弁当をやっと食べ始めたところで、少しずつ体力がもどって来た。
午後5時半、歌人の日野やや子さんが、5月のイベントのチラシを持って来訪。
来る5月9日(日)、黄金町の阿川大樹のスタジオで「短歌で絵ハガキをつくろう」というイベントを開催します。
短歌なんて初めて、という人にぴったりのイベントです。
詳しくはまたいずれ。
午後1時過ぎ、大岡川桜まつり実行委員長来訪。
明日の司会のための資料と段取りの打合せ。
午後3時、芸大の大学院の学生さん来訪。
東京工芸大の公開講座を聴いてくれた人で、小説執筆ツールの開発をしたいということで、説明とか意見交換とか。
夜になって、バイク仲間が立ち寄る。
借りていたバッテリーのパルス電流付加装置を返却。
割り込みが多くて執筆時間は短かったけど、調子は戻っている。
悪くない。
昼はマクドナルドでテキサス・バーガー・セット(580円)
夜は聚香園で、白身魚の甘酢炒めの定食(700円)
午前0時前に、カップ焼きそば(105円)
午前二時前に帰宅。
