コザ滞在最終日。
会うべき人にもだいたい会えたし、至近の締め切りもないし。
というわけで、ゆるゆるの日。
二階の居間の畳の上でごろ寝をしていると、南国の風が吹き抜けてゆく。
ブランチは「すばやーケンサン」で沖縄そば(450円)。
コリンザのがらんとしたテーブルで、マンションの管理組合の仕事。
近くのコールセンターの従業員が同じ場所でくつろいでいる。
午後8時前、旬鮮伍八へ。
コザに来て以来、ご主人Sさんから、小林淳子が沖縄民謡について、いろいろと教えてもらっているので、お礼をかねて。
午後10時、一番街に戻って、ハナちゃんの屋台に立ち寄る。
ハナちゃんは浅草出身のナイチャーだけど、コザで彼女を知らない人はいない。FMコザのパーソナリティでもあるし、町のイベントでは必ず手伝っているし、神出鬼没でどこにでもいる。
町のあちこちで彼女に一日5回以上会うのだって珍しいことではない。
去年は、そんな彼女が病気で姿を見せなくなっていた。
ところが、一番街のシャッターの前で屋台をやっていたのだ。
コザについた日から、その前を何度も通っていたけど気づかなかった。病気で15キロもやせていたから。
そこにいたのが彼女だってわかったのは、今日の昼になってからだ。
もう酒は飲めないので、グレープフルーツジュース(100円)を頼む。
そしたら近所のおばあがくれたというバナナをたくさんくれた。
いいちこ200円、オリオン缶ビール300円、と薄利の商売をしているのに、まるでエビタイだ。
ハナちゃん、ありがとう。
最後はパーラーりんりん。
もう酒は飲めないので、ウーロン茶とうっちん茶(各250円)
おなかいっぱいだというのに、みんなが食べ物を分けてくれる。