日: 2009年12月5日

雨で始まる土曜日

 出がけに雨が降り出す。
 その時刻に出る人が、皆、傘を取りに部屋に帰るので、マンションのエレベータは大混雑。
 降りるだけの片道のはずが、また上がって降りるので、トラフィックが三倍になっている。
 マクドナルドで朝食。
 クォーターパウンダー with チーズ(レタス&トマト)という長い名前の食べ物。
 パサパサのマクドナルドのハンバーガーも、こうするとある程度ジューシー。
 Mサイズのたっぷりホットコーヒーがうれしい。
 雨の土曜日なので、100円バスで日ノ出町駅前まで。
 そこから徒歩で、スタジオへ。
 本日は、iTunes でインターネットラジオのジャズのステーションを聞きながら。
 ふだんに巡り会う機会ががあまりないコンテンポラリーなジャズプレイヤーに出会ってしまって、amazon で二枚もCDを注文してしまう。
 引きこもりなので、どこかしら欲求不満なのだな。
 執筆集中期間も三ヶ月目になると、読書欲も欲求不満で、やたら本も読みたい。とにかくこの三ヶ月、本を一冊も読んでいないのだ。
 いろいろ飢えている。
 執筆の方は順調。
 山場を次々とこなしていく。
 あと、数カ所つなぎ込みをしていく必要があるが、かなりはっきり終わりが見えてきている。
 こういう時期の執筆はかなり楽しい。
 ただし、もしかしたらどっかで破綻しているのではないか、という不安は、依然としてある。これを考え出すと、めちゃくちゃ怖い。20万字が水泡に帰すリスクは依然として消えていない。
 午前0時半過ぎ、仕事を畳んで、遠回りで歩き、桜木町駅前のバーミヤンで、若鶏の唐揚げ甘酢ソースとビール。
 離れたテーブルでなにか段取りの打ち合わせをしている。
 内容から劇団関係かと思ったら、結婚式の打ち合わせだった。たしかに、ライブパフォーマンスの段取りだ。
 午前1時半のことである。もう疲れきってる感じ。
 結婚式と披露宴とかにどれだけ意味があるのか、という議論はあるけれど、しかし、それ故に、「これほど面倒なことはもう二度とやりたくない」と思う、というところに意義があるような気もする。
 まあ、2度めの時は、一切やらないことにすれば、別に、めんどくさくもないのだけど。
 再婚の人たちがやらないのは、別に日陰にいるからってわけじゃなくて、やらずに済めばそれに越したことはないと、賢く学習した後だからだろう。
 とりあえず一度やっておけば、親戚や親もまあ納得しているのだろうし。
 僕はというと、もともと劇団関係者だったりするから、当時、ライブイベントのプロデュースとしては楽しんでやったけど、とにかくひどく疲れたのだけは確かだ。
 結婚式場のお仕着せは一切なし。
 当日歌う曲を作ったり、衣装を考えたり、配布する印刷物の原稿依頼、編集者との打合せ、進行表、司会者の依頼、案内状の文面を考え、印刷し、引き出物の手配、など、それはもうありとあらゆる事を自分でやった。まさにプロデュース。
 会場に頼んだのは、場所と料理だけだった。
 26年前の体力だからできたこと。
 あのころはサラリーマンだったから、文化祭的な非日常性に飢えていたし。
 いまだったら、会社員時代と違って、毎日、新しいことを考え続けている毎日だから、結婚式ごときにエネルギーやテンションを使いたくないと思うだろうな。
 と、執筆のテンションが残っているので、バーミヤンでビールを飲みながらでも  pomera で饒舌に書きまくっている。(笑)
 わ、1400文字、ほとんど原稿用紙4枚だぜ。
(むなしくなるので、原稿料には換算しない)