
暖かいぞ。バイクで出かけよう。
郊外は混んでいるだろうと逆に都内へ。第三京浜を走り、目黒通りへ少し遠回りして、駒沢通り。向かうは駒沢公園。
東京の中でも世田谷区の深沢あたりは緑も多くこの季節は走っていて清々しい。生まれたのが世田谷なのでこのあたりは土地勘がある。交通量が少なくて気持ちのよい道を選んで走ることができる。
駒沢公園にバイクを止めて、散策。
中学生の頃に自転車でよく通ったプール(営業は夏だけ)の横を通り、広々とした広場を歩き、丸くなってサッカーをしていたり壁打ちテニスをしている人、ベンチに寝そべっている人、ただ歩いている人、座って楽しそうに話す人。
30mはあるかという長いリードをつけて、投げたボールに向かって犬を走らせ、愛犬の決定的瞬間を捉えようとカメラをかまえるが犬の方がなかなか思ったように反応してくれない女性愛犬家。
そんな風景がうれしい。
遠くを見ていると何より目が楽になってくる。
暫定税率がまた明日から復活するからということで、行き帰りのガソリンスタンドには行列が目立つ。
「明日から値上げ」といわずに、「この一ヶ月だけ安売り」と受け止めれば幸福なのに、テレビは「明日から値上げ」と盛んにいうから幸福が吹っ飛んでしまう。日本人は幸福になるのが下手だなあ。


新宿紀伊國屋本店で編集者と待ち合わせ。
近くのビルの8階の喫茶室へ。(ここは以前はバーだった)
コーヒーが800円くらいするけれど、ポットサービスでゆっらりできる。パソコンを開いて仕事をしている人も多い。アラーキーの目撃情報があったり、Mac を開いている放送作家がいたり。
編集者とはじっくり3時間近く話をした。内容は非公開です。
ひとつ下の7階のバーには10年以上前から時々顔を出している。正統的なショットバーでプロ意識の高い店だ。店長の教育がとても行き届いている。
その質に対してはとてもリーズナブルかむしろ安いのだけれど、会社員を辞めてからは支出バランスの観点からなかなか行けない店。
パーティの幹事の下調べをしなくてはいけないので、今日もそこへは寄らず。
執筆中の歌舞伎町小説の取材がてら、午後八時台の歌舞伎町一帯を散策。機会あるたびに町の変化を定点観測しているのだ。
ひととおり観測点をめぐり、靖国通りにでたところ、ビルの出口付近にキャスターバッグをもって立って電話をしている女性がいた。その持ち物や風貌からは、おそらく近隣のホテルに出張しているお仕事の女性である。大きな荷物をもっているのは、コスプレ系かSM系のお仕事。雰囲気からするとたぶんSM嬢。このシーンは小説の中で使える。
ふつうならここでゴールデン街へいくところだが、下見もあって、地下鉄で四谷三丁目へ。荒木町・杉大門通りの和食屋「やくみや」へ。
以前、ゴールデン街にあった店だが、昨年11月に移転して、立ち寄るのは今晩が初めて。
以前は7人くらいでいっぱいだったが、20人は優に入れるフロアになり、厨房も立派に。6-8人のグループが2組入っていて、厨房の店主・佐和さんはずっと背中を向けて黙々とお仕事。
3品と銘酒とビールで3600円。
改めて新宿に戻り、ゴールデン街のいつもの店。
十和田の美術館をプロデュースしている人が外国のアーチストを連れてきたり、6月に個展をやる画家が宣伝材料のハガキを持って飲みに来たり。
いかにもゴールデン街な(笑)夜だった。
連休の合間で東京には人が少ないかと思いきや、繁華街はとても混んでいた。
世の中、知らない間に(て、知っとけよ)ゴールデンウィーク。
フリーランスにとっては、土日も連休もあまり関係ないのは、いいのか悪いのか。
午後、郵便ポストまで行ったら、人がわんさかいるではないか。人の流の圧力というのを感じる。流体力学でいう「ベルヌイの法則」だ。観光地に住むというのは、こういうときにしんどい。
(家に籠もっていればいいってだけなんですけどね)
しかし、夕方になると、どうにもこうにも外へ出たくなり、とはいえ混雑はいやなので、バイクでヨットハーバーまで行く。
ハーバーオフィスの閉まる6時直前に到着。
ほとんどの人が帰った後で、すでにひっそりとしている。
ハーバーマスターと連休の予定などを話して、メンテナンス中のSさんの船に上がり込んで、15分ほど話す。
ボートヤードにある自動販売機で缶コーヒー。
ふだん缶コーヒーは飲まないのだけれど、オートバイに乗るとどういうわけか缶コーヒーが飲みたくなる。缶コーヒーという商品が出たての頃、冬場にバイクを駐めて暖かい缶コーヒーを手にして救われた記憶が体の奥に刻まれているのかもしれない。
自分の船を見もしないで(笑)帰宅。
別に用事があったわけではなく、ただ90分ほどの気晴らし。ちょうどいいリフレッシュだ。
帰宅後は、月曜の打合せの準備。
これが動き出せば、三作同時進行になる。ほんとは四作同時進行させなくてはならないけれど、それはとうてい無理なので、四作のうちどの三作を動かすか、ということだ。
それとは別に、一昨日あたりから「とある事件」をきっかけに、猛烈に書きたい短編のアイデアが頭に湧いてくる。アイデアが湧いた時って、他のものをすべて放り出していきなり書きたくなるんだけど、曲がりなりにもプロになってしまうと、そういう乱暴なことは各方面に迷惑がかかりすぎて許されない。でも、書きたい。
やっと聖火リレーが終わった。
ネット上の情報を証拠も含めて検証して総合すると、どうやら警察が相当に中国人よりの対応をしたらしく、チベット支援の人たちだけでなく、現場を見ていた人たちからも、報道姿勢と警備方針について非難の声が上がっている。
警備上の理由からは人数の少ない方を押さえつけるのは鉄則なので、「混乱させない」という観点からは当然のリスク管理だと言えるけれど、報道の方はまったくお粗末だった。
このあたりは、実際に長野の現場にいた人たちがいろいろな形でネット上にレポートしている。
ところで、中国人のグループが世界各国で聖火を取り囲んで「五星紅旗」を振り「聖火を守った」ことは、果たして中国の為になったのだろうか。
実際に沿道を埋めているのはネットで声を掛け合った個人個人などだそうだが、彼らが振っていた「五星紅旗」は、わざわざ中国政府が支給しているわけだから、ようするに中国政府は彼らの行動を煽っていることはまちがいない。
そんな人海戦術や、大声や、ときには暴力的な実力行使もして、反対の立場にあるものを威圧的に封じ込める姿が世界中で見られ、それがまた世界中に報道された。
その結果として聖火が「無事に」北京に到着したところで、それで中国が立派だと国際的に評価されることはなくなってしまった。むしろ、かえってチベット問題が大きくクローズアップされるだけだったように思う。
もし、チベットを支援する何者かが聖火を暴力で消してしまったら、世界の非難はその人間に向かい、中国は被害者になることができたかもしれない。ところが、現実には「聖火を守るために威圧的態度をとった」という印象が残り、「中国はたかが聖火ごときにこんなことまでやるのだから、さぞかしチベットではひどいことをやっているにちがいない」という「印象」を持つ人の方が多いのではないかと思う。
愛国に燃えているはず中国人たちはこのことをどう考えているのだろう。
結局、彼らが昂揚させた愛国心は国の評判を落とすのに役立っただけだ。
もし日本で行われるオリンピックの聖火が世界中で歓迎されないという事実があったとき、たしかに日本人も、あるいは、僕自身も、不愉快になるだろう。けれど、それは感情の問題であり、やるべきことはその感情とは別のところにある。
他国の中にあって注目を集めた大通りで自国の国旗を振り回すことで旗を振る人の国の評判は下がることはあっても上がることはない。シャンゼリゼ通りを大声を上げて日の丸を振って歩く団体がいたら、当然、フランス人は日本を嫌いになるだろう。ようするにその場で「力」を示しても、たとえその場で相手を圧倒しても、何の得にもならないのだ。
彼らの刹那的な感情としての愛国心は満たされるかもしれないが、愛する自分の国にとって結果的に少しもプラスにはならない。
それを仕向けたのが中国政府であったということも、絶望的にセンスが悪い。中国政府が在外中国人に「自制」を求めていれば全然ちがう結果になっただろうに。
午後1時、某出版社にて打合せ開始。
後ろの時間をオープンエンドでとってあったのだけれど、順調にすすんで、午後3時に終わる。
外は春。散歩がしたくなる。
キャットストリート。なんとなくこれから伸びよう、という若者が集まっている場所で、僕はここが好き。
原宿側へたどってみたら、あれ、かつてのフレンチクォーターのところ(シェイキーズのところといってもいい)に出るんだったっけ。原宿をよく歩いたのは、まだ竹下通りに人が集まるよりも前、トンガったファッションの人たちが歩いていた頃だ。35年くらいかそれ以上前。
バギーパンツというのが流行って、他のどこにもいないけれど、原宿にはバギーパンツの男性がたくさんいた。マンションメーカーが頭角を現し、原宿がファッションの発信地になり始めた頃。
いまはないけど表参道の交差点にレオンという喫茶店があり、時間帯によってはそこにモデルやカメラマンやスタイリストといった人たちが顔合わせをしていたり。スタイリストという職業が確立しはじめてまもなくのころだ。
高校生はほとんどいない。中学生なんて絶対いない。
僕は高校生で、渋谷から高田馬場への通学の途中で、その町にいるときには、どこか精一杯背伸びをしていた。
授業が終わってから3時過ぎにいることが多かったけれど、生まれて初めて学校をサボったときにもそこに行って、そのときそれで大人になったような気がしたものだ。
どの店にも寄らず、原宿の駅前の交差点を左折。
山手線の線路の代々木体育館側の道を渋谷ファイアストリートへ向けて歩く。
並木の緑がとても美しく、カメラを持っていないことが悔やまれるけれど、この道を一番歩いた頃にはカメラなんて持ってなかったんだと思い直した。
渋谷駅までもどり、楽器屋にも寄らず(!)横浜へもどる。
ゆったりとした空気の余韻が残っていて、みなとみらいの駅を降りてから横浜美術館へ行って、「木下孝則展」を見る。美しいものをみる幸福。
TSUTAYAで多和田えみ「∞infinity∞」を買って帰宅。
20年もののバイク GB250 Clubman を知り合いのメカニックにメンテナンスしてもらって再び乗り始めたのがちょうど1年前のことだ。
自賠責保険も満期を迎える。
幸いなことに4月から保険料が安くなった。
どちらにしても期限が切れる前に保険を更新しなければならない。で、コンビニで自賠責保険に加入できるとわかって、プールの帰りにセブンイレブンに寄った。
大きなコピー機に液晶タッチスクリーンがついている端末があり、そこで、ナンバープレートの内容、車体ナンバー、住所氏名などを入力すると、紙が出力されて出てくる。
それをもってレジで保険料を払うと、レジで、「保険のしおり」とナンバープレートに貼るシールをくれる。
さっきの端末にもどり、さきほどプリントアウトされた番号を入れると、保険証書がプリントアウトされて出てくる。
保険加入の方法としてこれ以上簡単な方法はないし、数分で、保険証書まで即日発効というスピード。
コンビニってすごいな。
夕方からプール。
ウォーキング20分+75m+25m。
平泳ぎのフォームを変えてみた。
僕が水泳を学校で教えられた頃は、平泳ぎのルールでは沈んではいけなくて、つねに頭が水上に出ていなければならなかった。
そんなわけで、40年以上そういう風に泳いでいたわけだけど、全日本選手権(オリンピック選考会)を見たら一回息継ぎをするたびにかなり大袈裟に全身を水中に潜らせている。
テレビで見た北島康介の水中のようすをイメージして泳いでみた。
タイムは測らなかったのでわからないけど、ずいぶん早いような気がする。とにかくワンストロークで進む距離がすごく伸びているのがわかる。
最近、短距離走のフォームについての本を読んでいるのだけれど、だれでもフォームを変えたら走るのも速くなると、為末さんも、高野さんも、朝原さんも、末續さんも、みんな口を揃えて言っている。
二輪の駐車場の支払いついでに市立中央図書館まで。
3冊返して1冊借りる。
ガソリンが安いうちに給油をしておこうというわけで、山下町のセルフのスタンドで入れた。
走行距離177.2Kmで満タンにしたら4.18リットル。
42.39Km/Lです。
おお~。1リッターでマラソン走り切っちゃいます。
まあ、もともと燃費のいいバイクなんだけど、久々なので改めて驚く。
支払機に前金2000円入れたら1500円くらい返ってきた。
あまりにも燃費がいいのと、あまりにもたまにしか乗らないので、どっちかというとガソリンがなくなる前にタイヤの空気が減るのだ。
ガソリンスタンドの隣が行きつけの Blenz Coffee なので、そこで借りてきた本を読む。
Blenz Cofee はスタンプ通帳があって、7杯飲むとメニューにあるもの全品Lサイズでもなんでもタダで飲める。さらに、その7杯の3回分が通帳になっていて、都合21杯飲んだところで、ふつうの1杯無料の他に、次にRサイズならなんでも飲める券を1枚くれる。都合21杯お金を払ってのむと、全部で25杯飲めるのだ。
今日がちょうどその日で、カフェラテのLサイズをタダで飲めて、券を1枚もらえた。

多和田えみちゃんのミニアルバム「∞infinity∞」が本日発売になりました。
1年ほど前かな、沖縄でミニライブを聴きました。写真はそのときのもの。
コザにある僕がよく行く飲み屋さんでライブだったのです。
(実は、その隣が彼女が歌を勉強しているスクール)
彼女、毎日のようにあちこちでライブを重ねてました。
ちっちゃい体ですげえがんばり。
プロの世界の話なので、がんばったから偉いわけじゃありませんが、自分の歌を聴いてもらうという原点をしっかりもっているんですね。
カバー曲も上手にこなすのですが、自分の歌になると、俄然、輝きを増します。
ちょっと話もしました。
「自分の持ち歌の方がずっといいね」といったらうれしそうにニコっとした。
そういや、このときのライブ、僕はパーカッションでちょこっと参加したのであった。 (タンバリン叩いただけです)
ぼくは「ゆらゆら」という曲が好き。
いまなら、yahoo動画で、フルバージョンを聴くことができます。
iTunes でも購入可能(1曲150円)
僕は、明日、アルバムを買いに行きます。
多和田えみ・オフィシャルウェブサイト
http://www.techesko.com/main.html
多和田えみ・ブログ
http://emi.ti-da.net/
歩いて10分のパシフィコ国立大ホールで、Huey Luis & The News と Chicago のコンサートへ行った。
それぞれ100分の公演が間の休憩20分を挟んで二つ連続。
ところどころ、もう片方のミュージシャンが反対方のステージにゲスト出演。
シカゴにところでは、ヒューイルイスの連中が全員どこぞのホテルの浴衣を着てステージに乱入。
午後7時から始まって終わったのは10時40分。
いやあ、それにしても疲れた。前の人たちが最初から立ち上がっちゃうんで、4時間近く立ちっぱなしだし。
案の定、聴衆の平均年齢は50代。
沖縄でもそうだけど、僕が見たり聞いたり喋ったりするミュージシャンって、おっさんばっかりやん。
若者はあんまりロック聞かないみたいだし。
ロックっていまの高校生にとっては、僕らが高校生の頃の演歌みたいなものなのかな。少なくとも若者の音楽ではなさそう。
たまにマセた(笑)高校生がロックをやっていたりするわけだ。
曲ごとに取り替えたりするからものすごい数のギターが登場したけど、ギブソンはなくて、フェンダーがほとんどでしたね。
あと若干のよく見るけど僕が名前を知らない楽器。
