7時20分に目覚ましをかけたつもりだった。
2時間遅れの起床午前9時20分。
午前11時、出発。一路、長野県大町温泉郷へ。
一番の難所は中央高速調布インターチェンジまで。高速に乗ってしまえばあとはほとんどそのまま渋滞なし。交通量は少ない。ガソリンが高くなったせいもあるのかな。
こちらは1980年代前半にリッター140-172円を経験しているので、いままでそれより安かった方が不思議な感じがして、特に驚かないんだけど。
体感的にここ最近、いくつかの品目で急に上がったというものの、過去20年間、あまり物価が上がっているという実感がないし、多くの品目で価格はむしろ下がっているので、現在辺りまでは「物価高にあえぐ」という印象はない。テレビではさんざん庶民に大打撃なんていうけど、全然、ピンと来ない。昔はもっとずっと生活苦しかったから。
(これ以上に上がると、そろそろ初体験ゾーンかもしれないけど)
サラリーマンをやっていたころの昼食代は、工場勤務の社員食堂時代は別にしても20年前でも800円くらいだった。そのころのガソリンはリッター150円くらい。
いまでは、コンビニ弁当があるので、500円でも可能だし、マクドナルドでよければ300円でもランチが可能。物価はまだそんなに高いという実感はありません。
タマゴも牛乳もほとんど上がっていません。
30年前、手取り10万円を切る初任給で風呂なしトイレ共同の8畳一間に暮らしていたときも、夕食を外食すると定食が600-800円だったから、今と同じようなものです。いまみたいにチェーンの居酒屋はあまりなかったので、飲み代ももっと高かった。
高速道路はスイスイ走るととても楽しいので、ガソリン高騰も悪くない。
いままで無駄に走っていたところが節約されるようになるでしょう。宅配便だって、ほとんどの場合、別に1日で届かなくたっていいじゃない。
無駄に急いで無駄にエネルギー消費していたのを改めるいい機会だと思います。
と、そんなわけで、午後4時、大町温泉郷の旅館「緑翠亭 景水」に到着。
和風の温泉旅館は久しぶり。
窓側が外の景色の見えるお風呂になっている。24時間お湯が満たされている浴槽は信楽焼。
夕食の料理は板長さんの創意工夫が表現された味も見かけもすばらしいもの。
難をいえば、量が多すぎるってことかな。こりゃあ太りそうだ。