年: 2014年

黙々と終結に向けて

 長編の執筆、終わりが近いが、まだ終わらない。
 朝型だの夜型だの言わずに書けるときにどんどん書く、という感じなので、生活リズムなどあったものじゃない。
 そういう具合だからランニングはできないけど、かわりに徒歩通勤を遠回りするなどして、少しでも運動をするようにしている。
 電車やバスに乗るよりも、歩いている方が遠くを見るので、目を休めるのにもいい。
 残り30枚と思ったところから25枚書いたけど、依然として残りは30枚くらい必要としている。物語が豊かに膨らんでいるので、成り行きに任せている。
 翌午前6時過ぎ、事務所を出る。
 きれいな夜明けの空で清々しい。それほどは寒くない。
 一人の時は時速6kmくらいで歩くのだけど、この速度だと、真冬の明け方でも家に着く頃には汗を掻いている。とはいえ、防寒の用意をしない訳にも行かず、服装が難しい。

座談会収録

 午後2時から、横浜市立大学のプロジェクトで制作している「黄金町読本」の最新刊のための座談会の収録。
 終了後、長編追い込みの続き。

黄金町芸術学校小説コース

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 午後4時から、黄金町芸術学校小説コースの第三回目。
 午後6時過ぎ終了。
 末吉町からチョイモビで県庁第二庁舎で車をドロップ。(14分280円)
 この方角は公共交通機関ではうまく移動できないので、チョイモビがぴったりだった。
 そこから徒歩5分ほどの象の鼻テラスへ。
 午後6時から始まっている展覧会のオープニングイベント。
「みっける VISITOR CENTER YOKOHAMA」という横浜の各地でクリエーターなどが撮影した写真を構成した短い映像を一斉に展示する展示会。
 阿川大樹の作品も展示されます。撮影編集音楽ぜーんぶby阿川大樹。
 社交的な精神状態ではないので、午後8時半頃中座して、徒歩で帰宅。
 自宅近くに新規オープンした和食系の牡蠣屋さんで、妻と合流して、生牡蠣を食べながら酒を飲む。
 目が痛くて、仕事に支障をきたしているのだけど、今日は執筆を休んで牡蠣を食べたので、回復してくれるかな。
 写真は象の鼻の夜景。
 中古1万円ほどで購入した Galaxy S2 LTE のカメラで撮影したもの。
 3年前の2011年11月に発売されたものだけど、カメラ機能もけっこう使える。
 電話機でこれくらいの写真が撮れてしまうんだからデジカメが売れなくなるわけだ。
(実は、このカメラ、暗いところはわりと得意だけど、うんと明るいところは苦手)

江戸の粋

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 行きがけにマクドナルド。
 クーポンを乱発してくれているので、フィレオフィッシュ(190円)、ナゲット(100円)、コーヒー(0円)で、合計290円。
 この値段であれば、僕は文句ありません。
 立派じゃないものも社会には必要。
 明日の芸術学校の授業の準備。
 執筆は午後8時頃から。
 難しいところがなんとか解決した。(と、思う)
 こんどこそ。あと30枚。たぶん(笑)。
 細川元総理が都知事選に立候補するということで、公式ホームページができている。
 中身はまだなくて、真っ黒の背景に細川さん小泉さんの写真が配置された表紙だけの「じらし広告」ができている、トップの言葉は「殿、出番です!」
 すると、同じ都知事選立候補者のドクター中松が、まったく同じデザインで写真を中松さんにしたものをつくり、「直参旗本、出番です!」と。
 ドクター中松は直参旗物との家系だそうで、熊本藩の外様52万石の田舎侍が何を言うか、ここは東京であり、こっちは旗本直参だ、と、完璧な構成のウィットで迎え撃っている。
 江戸の粋を感じる。
 横浜も、神奈川もいいところだけど、選挙だけは東京にかなわない。
 東京には魅力的な泡沫候補が出て来るけれど、神奈川にはいない。
 そこが東京の都会たる由縁だし、神奈川は野暮で田舎だなあ、と思う。
 泡沫候補に眉をひそめる人もいるけれど、日本国憲法の重要な理念のひとつは「普通選挙」であり、参政権のうちの被選挙権は基本的人権だから、どんな人も選挙に立候補してよいのであり、それを批判するのは日本国憲法の理念に反している。
 だれでも立候補できることは民主主義の基本だからね。

象の鼻テラス経由

 午後2時過ぎに起床。
 四時間弱しか寝ていないので、目が痛い。目薬目薬。
 朝食はトップバリューのレトルトのソースでスパゲッティ・カルボナーラ。
 この味なら自分で別のものを作った方が安くて美味しいな。
 家を出て、象の鼻で18日から開催される、アーティストの北川貴好さんのイベントに貸し出すヘッドフォンを届ける。
 ジョギングで行くつもりだったけど、体調が不十分なので Baybike で。
 そのまま黄金町に出勤。
 書いても書いても残りが減らない。
 長編の終わりは蜃気楼。

いいシーンが書けている

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 マクドナルドの新商品「ダイナーダブルビーフ」を試す。
 粒胡椒と照り焼き風のソースがミスマッチ。
 まったく洗練されていないところがアメリカン。けっこう好きかも。
 翌午前1時を過ぎると調子が出て来るので、仕事がやめられなくなってしまう。
 今日もなかなかいいシーンが書けた。
 いつも仕事の帰りには食事をするところに困るけど、今日の朝食(?)は、余裕で駅の立ち食いそば屋(事務所から徒歩1分)が開いている。きつねそば(370円)
 というわけで、通勤時間帯午前8時22分初音町発のバスで帰宅。

短編「化粧ポーチ」掲載

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 月刊「ジェイ・ノベル」2月号(実業之日本社)に「化粧ポーチ」が掲載されています。
 久々の短編50枚。
 2014年1月15日発売です。
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インド料理

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 世の中は成人の日らしい。
 日本はほんとに休日が多い。
 アメリカで会社を作っていた頃、「日本は休みばっかりだね」とよく言われた。
 まったくそのとおり。日本人が働き者だ、というのは昔の話。
 夕食は片道1kmほど足を伸ばして、伊勢佐木町入口のインド料理「モハン」へ。
 ここは料理も美味しいのだけど、高級店ではないのに調度がスゴイ。
 テーブルと椅子はすべて象の象嵌。壁は彫金によるレリーフ。
 夜半になって、連載エッセイを片付け、事務所の賃貸契約書を用意して、また長編にもどる。
 
 午前5時過ぎ、すごくいいシーンになった。

おにぎり

 頂き物の梅肉があるので、おにぎりを3つつくって出勤。
 右足首を軽く故障しているので、走らずに遠回り徒歩通勤5km。
 みなとみらいは車が大混雑。
 赤レンガ倉庫は消防出初め式ですごい人出。
 大桟橋のつけねで知り合いがやっている小さなカウンターだけのカフェに立ち寄った、突然、千客万来で続々とクレープが売れていく。わお。
 原稿用紙5枚くらいしか書けなかったけど、午前0時を過ぎたところで切りのいいところになったので、事務所を出る。
 24時間営業の「中華一番」はこの時刻、ほぼ満員。
 日曜日であまり他の店がやっていないこともあるのかな。
 小皿料理(パイコーと青梗菜のうま煮)、餃子、ビール。
 交通はもうないのでもちろん徒歩で帰宅。

図書館と牡蠣パーティ

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 調べものをするために横浜市立図書館へ。
 神奈川新聞のバックナンバーを調べるため、マイクロフィルムを一ヶ月分見たら、目が痛くなった。
 きっとタウリンをたくさん含む牡蠣をたくさん食べれば治るだろう。
 というわけで、夜は、かんだん広場の近くで、新年牡蠣パーティ。
 15kgあるとかで、食べても食べてもなくならない。
 どれだけ食べたか覚えていられない。
 アーティストとか、ディレクターとか、キュレーターとか、諸々10人ほどで食べてしゃべって飲む。
 新年のスタートの感じ。