日: 2014年9月5日

代官山とコザ

 夕方から代官山へ。
 東京の中でもお洒落な町とされている代官山で、およそお洒落からほど遠いコザのミュージシャンと芸人がステージに立っている、という不思議なイベント。
 友人でもあるコザのデイゴホテルの社長・宮城悟さんの本『哀愁のB級ホテル』(燦葉出版社)の出版記念イベントだ。
 悟さんは残念ながらこの本の出版よりも前にガンで亡くなってしまった。
 4月にコザにいったとき、僕を知る人々が口々に「悟さんに会って帰ってね」と僕に言う。つまり、次に来るときはもう会えないと、みなわかっていたわけだ。
 会って少し話ができた。
 その時も、ガンの話などお互いにひとことも口にせず、ふつうに話して普通に別れた。
 悟さん、帝国ホテルのただ飯(江戸川乱歩賞パーティ)をすっぽかして、ここへ来たよ。楽しい会だった。