時々、雨が降る、どんよりと冬ざれた一日。
大統領になる前のバラク・フセイン・オバマの演説を音声付きで本にしたものが40万部売れている。これからももっと売れるだろう。
英語の演説というのはとても聞きやすいし、ちゃんとしたスピーチライターが書いた文章で文法的にもきちんとしているし、言語のリズムを活かしているし、ふつうの話し言葉よりもゆっくりであるし、なによりわかりやすい平易な言葉で綴られているから、たしかに英語の教材としても最適といえる。
日本の場合、政治家の演説はあまり内容がないし、演説のシロウトである官僚が言質を取られないようにすることこそ最優先みたいに書いているし、そもそも演説で国民を動かそうと思っていないし、上手に人心を捉える演説をするとマスコミに「パフォーマンス」だとか「劇場型政治」だとか、いわれのない非難を受けるし、というわけで、演説に学ぶべきところは何もない。
でもね、言葉が生きている、言葉が人を動かす、ということを言葉を商売にし、言葉を自分の人生にしている僕はとても喜ばしく思うのだ。
昼過ぎ、担当の編集さんから連載の準備のための資料が届く。
マンガ本10冊。
週刊で連載するとなると、一話ごとのストーリーのまとめ方など、参考になるのはマンガではないかと考えた。ふつうの週刊誌にも小説は連載されているが、連載中に小説を欠かさず読む人はあまりいないだろうということで、ストーリ展開のしかたのお手本をマンガに求めてみようと。
では、読む人があまりいないのになぜ週刊誌に小説が連載されているのか、というのは出版界のとある内部事情による。
大相撲初場所、朝青龍対杷瑠都。
(このつづり漢字変換に苦労するなあ。枇杷、瑠璃、都、と入力して不要な文字を消しました。朝青龍は辞書登録してあるんだけど)。
馬車道のスターバックスから、向かいにある全国共済に設置された街頭テレビが見える。がっつり強さを見せて12連勝。いいぞ朝青龍、このまま優勝して欲しい。
奥の方の席なので、スタバの中でワンセグは受信できなかった。(これは将来のためのメモ)
今年初めての焼き鳥は、馬車道の裏路地にある「半どん」。
やや上品すぎるきらいはあるけれど、落ち着くし美味しいし高くないし。結構でございました。
どうにも体が硬くて、どっこいしょ状態。
ちょっと小走りに走っても、なんかどすんどすんする感じで、まったく体が切れない。フットサルをやるなんざあ、もってのほかの感じ。
すぐには治らないにしても、少しでも改善の努力をしようと、スポーツクラブで、ひたすらストレッチ。1時間くらいやっただろうか。最後にマッサージチェアで10分ほど休憩。
血圧 100/68 脈拍 77。
帰宅して、入浴剤をいれて温まり、食事をしたらつかれがどっと出た。
全身の筋肉に蓄積されていた疲労物質がどっと流れ出したような感じ。
こういう日は早く寝よう。
昨夜は、起きて生中継をみていたけれど、同時通訳でよくわからなかったので、英語で聞き直しました。
http://www.asahi.com/international/090121douga.html
大雑把に言って、
「いま自分たちは、困難にあるけれど、自分たちの歴史を思い起こして、先人たちがやって来たことについて、我々は自信を誇りを持って、困難に立ち向かおうじゃないか、そうすればできるよ」
内容的にはそういう話でした。
いつもそうなのだけれど、(バカブッシュの演説ですら)大統領の演説を聞くと、感動するのですね。涙が出そうになる。
それはアメリカという国の成り立ちと、彼らの教育と、スピーチライターという専門職の洗練された文章と、伝道師的伝統の英語の音楽的な言葉のリズムと、そういうすべてのものの重なり合わせだけれど、基本にあるのは当事者意識を皆が持とうとしている、もたそうとしていること。
自分の国であり、自分の困難であり、自分の未来が自分の手にあるという基本構造。そしてそれが自由ということであり民主主義というものであると、つねに確認し続けていること。
結果として、アメリカが行うことが世界を幸福にしないことはたくさんある。それはもうたくさん。
けれど、大統領が替わってリセットがかかる度に、アメリカ国民はアメリカ合衆国国民であることを誇りに思い喜ぶチャンスをもつということだけは事実のようだ。
一方、日本の政治の問題は、国民に当事者意識がないこと、政治家が当事者意識を持たせようとしないことに尽きるように思う。
何もかも足りない困窮のなかから、経済が成長すること自体が幸福の増大に結びついていたときは、それで、だれも困らなかった。
政治がいくらか失敗しても、だれかが私腹を肥やしても、みんなの生活が向上しているときは、多少のスローダウンも、取り分の不公平も問題にはならなかった。
でも、いまのように困難に直面したとき、そのことはとても大きな障害になる。
政治家が国民にわずかな負担を求めることすら困難になってしまっている。単純にたった数パーセントの税金すら上げられない。
政治家と国民のあいだに信頼関係がないから、国民自身が自分の国を造り動かしているのだと思っていないから、自分の国の金庫に自分の財布からいくらか移動させるだけで、それは以前として「自分が主権者である自分の国のもの」であることにかわりはないはずなのに、税金を払うと云うことが、自分の財布から抜き取られ、自分とは関係のない財布に入ってしまうと思うのだ。
誇りがあれば、自ら傷みを負うことができる。
信頼されていると思えば、一緒に困難に立ち向かおうと言えるのに、「票を入れて戴く」「税金の負担をお願いする」あるいは「票を入れたらあとはだまって政治家に任せる」という構造だし、自分が主権者なのに被害者だと思ってしまっている国民は、国の困難や自分の困難に自分の責任を感じず、政治の責任を追求しては失望し、ますますしらけて何もしなくなる。
僕は日本を好きだけれど、アメリカに大統領が生まれる度に、アメリカ人を羨ましいと思う。キューバの人を羨ましいと思うのと同じように。
なんだか、だんだん強くなってます。朝青龍。
結局、稽古をあまりしないで静養した方がいいってことのような気がする。
目指せ、全勝優勝だ、朝青龍!
ほぼ30年ぶりにパスポートが切れていたことに気づいたので、世田谷区役所玉川支所までバイクで出かけて、戸籍抄本をとってきました。
この季節、完全防備で乗ると、1時間かそこらなら全然寒くないですね。むしろ、建物に入ったときに暑いのが問題。(笑)
午後2時半、ベイクォーターにて、連載の打合せ。
4時前に終了してヨドバシへ。母親のテレビのための分波器を購入。
横浜駅西口の吉野家で牛丼(並:380円)の小さな贅沢。
さらに「桜木町落書きブールバード」(勝手に命名)にある自転車屋へ。目当てのものは無かったけれど、大きな自転車屋なので、楽しかった。
ジャックモールのダイソーで、メッシュの巾着袋とベビースターラーメン(の類似品)計210円を購入。
すべて crosswalker をはいての徒歩だから6kmくらいは歩いただろうか。
妻は外食。
こちらは手を抜いて、ベーコンとニンジンとキャベツのスープ、チャーハンなどをつくる。生野菜はスープとかぶっているけど千葉で60円で買ったキャベツを千切りにしてキューピーマヨネーズで。千葉で買ったキャベツは一週間が経過してもまだシャキシャキしていて、木屋の菜切り包丁で切るととても細かくきれいに切れて、甘くて美味しい。
在庫の長編の直しに手をつけようか。
朝青龍は9連勝、クルム伊達公子は残念ながら全豪オープン本戦一回戦で敗退。
本日は、母の七十七歳の誕生日。
カナダにいる弟と折半で、液晶テレビをプレゼント。
昼過ぎに、テレビが彼女の自宅に届き、弟からの花束が届き、夕方からは、うちの夫婦と中華街「萬珍楼点心舗」でフカヒレ点心コース。
Volkswagen Golf Variant で、自宅まで送り届け、テレビのセッティング確認。壁のコンセントから出ているアンテナの仕様が不明だったため、地上波しか接続できていなかった。
分波器を入手の上、再訪問してBS視聴の設定が必要。
しかし、画面サイズが小さいこともあって、映像はめちゃめちゃきれい。さすが21世紀のシャープ AQUOS 液晶テレビ。
そこへ、弟から国際電話が入るが、こちらは回線品質が悪く、途中で話は中断。
21世紀とは思えない。
最後は、弟の勤務先の会社が製造しているデジタルカメラで、花束と液晶テレビと七十七歳の母が一緒に入っている写真。
映っている画面で「007」の映画をやっていて、たまたま弟の会社が番組スポンサーだったので、妻のアイデアで画面に会社のロゴが出た瞬間に「画面静止」させて、パチリ。絶好のタイミングだ。
帰宅後、電子メールでさっそく写真を弟に送付。100%アナログな母親には、後日、弟の会社のプリンターでプリントしたものをプレゼントしよう。
帰宅後は、絵本の仕事。
昨日の午後、Austrarian Open Tennis のサイトで、クルム伊達公子の予選三回戦をリアルタイムの途中経過を追いかけていた。映像はまったくなし。スコアの変化だけがわかる状態だったけど、けっこうドキドキ。
ストレート勝ちして、ついに本戦出場。
すごいなあ。ただただ尊敬。
朝青龍も開幕から今日まで8連勝。
ガンバレ、伊達公子。ガンバレ、朝青龍。
封切り初日に行こうと思っていて、事情で先延ばしになっていたのを、先ほど見てきました。
キューバ革命の立役者「エルネスト・チェ・ゲバラ」のドキュメンタリータッチの物語。
ゲバラに対する十分な知識がないこともあって、よくわからないところや、視覚的にカストロとゲバラが区別できなくなってしまうところがあったりで、部分的に頭の混乱が起きたけど、すごく面白い映画でした。
ゲバラをヒーローとして描いているということは、キューバ革命を全面的に肯定している映画であるわけで、それをアメリカが作っているところが、アメリカの懐の深さですね。ふだん、目一杯ふところが浅く見える(笑)アメリカですが、こういう映画を作る国でもあるんだ。
だって、アメリカこそがキューバの敵であり、ゲバラが南米で活動していたときの、本当の敵だったわけだから。
冷戦時代も遠くなりにけり、ということなのかもしれないけれど。
僕の一番ストレートな気持ちは「キューバ革命やゲバラについてもっと勉強してからもう一度みたい」ってこと。
少なくとも、この映画を観ていると、キューバ革命がなぜ成功したのか、という理由の一つがはっきり見えてきます。(と、シロウトの僕は思った)
よく左翼の一部の薄っぺらな人で、相手を論破できないときに、学歴や出自を持ち出して、裕福な家庭で育った人間には、または、高学歴の人間には、弱いものの痛みはわからない、なんて議論にならない、根拠にならない、反則中の反則の話、禁句中の禁句を持ち出して、議論の相手を唖然とさせる人がいるのですが、そんなときにギャフンといわせるいい表現が見つかりました。
「じゃあ、君は、裕福な家庭で育って自分自身医者だったチェ・ゲバラは人々の痛みがわかっていなかったとでもいうのか」
今度からそういってみよう。
(て、まったくレベルの低い話でスミマセン)
革命っていうのは、先鋭化した活動家がいくらいてもダメで、ノンポリを自分の味方にすることによってはじめて成功するはずのものだ。
だからこそ「あんたにはわからない」なんて言葉は、活動家としては絶対に吐いてはいけないセリフだからね。
革命というのは活動家が「人民の前衛」に立つだけじゃなくて、前衛の後ろにたくさんの人民がいないと成り立たない。「あんたは僕の後ろにこなくていい」と自分の方から人民を分断してしまう革命家はだめである、ということが、この映画を観ればわかるはず。
活動家のみなさん、ぜひ、ゲバラに学んでください。
最近、プラクティカルな議論ばかりで、思想的な議論をしていないので、右翼でも左翼でもいいから、久しぶりに、ちゃんと議論のできる人と話をしたいなあ、なんてことも思った夜でした。
最近では、ブログを書く人など、書くこと自体を職業としていなくても、「書き手」が増えているから、pomeraみたいな道具は、もしかしたら、ものすごく需要があるのかもしれない。
一昔前、神話があった。
「タイプライターがふつうに使われる欧米と違って、日本人はキーボード操作が苦手である」という神話だ。
家電メーカーは、どうやらいまでも、どこかそう思っているふしがあって、テレビのリモコンにキーボードをつけないから、ビデオのタイトルを入れたりするのがすごくたいへんだったりする。
せっかく機械の能力としてはいろいろ便利になって編集能力やタイトル管理機能があったりするのに、文字入力のインターフェースが悪すぎるのだ。バカだよね。
USBでキーボードを挿せるようになっていれば、多くの家庭にあるキーボードで文字が簡単に入力できるというのに、50音の表の上をカーソル移動して文字を選ばせられる。
(せめて、携帯電話方式でテンキーで文字入力できればずっとまし)
実際は、いい道具さえあれば、それで文字を書きたくてしょうがない人はたくさんいるのかもしれない。
著述を直接職業としない人でも、実際、会社での仕事の多くは文書作成だし、仕事以外にも、ブログに日記を書いたり、自分史を書いたり、趣味で小説を書いたりする人はものすごくいるから、いまや「使いやすい文章入力ツール」があったら少々のお金を出しても手に入れたい人は意外に多いのかもしれない。
若い世代は、すでに携帯メールでコミュニケーションしながら育っているから、思いの丈を文字にする文化は、これからますます盛んになるだろう。
文房具屋さんの KING JIM が「電子鉛筆」として pomera を発売したのはひょっとしたら必然なのかもしれない。電気屋さんやパソコン屋さんこそが、キーボードやパソコンをいつまでも特別な存在と考えていたけど、ユーザーの方はとっくに書く道具として使いこなしていたのではないか。
pomera とその評判を見聞きしていると、そんな気がするのだ。
筆記用具だと思えば3時間しか使えないなんてあり得ないし、ネットにつながらないとダメだなんてことも別にない。そんなボールペンや鉛筆がどこにあるっていうんだ。
都内へ出勤。
道が空いていて、いつもよりも早く渋谷に着いたので、マクドナルドがまだ朝食メニューではないか。
というわけで、マックは断念して、直接、駒場図書館を目指す。
キャンパスに着くとさっそく条件反射的に腹が減っている。(笑)
新しいメニューに挑戦、というわけで、「富山ブラックラーメン」(400円)。本当に富山にこういうラーメンがあるのかどうか知らないけれど、醤油味で焦げ茶色のスープだ。スープはふつう。麺はそこそこ悪くないかな。
おなかが空いているので、スープまでしっかり飲んじゃったよ。(笑)
ITALIAN TOMATO CAFE Jr. で連載の企画についてpomeraでメモを作る。
途中、使いだしてから初めて「電池の残りが少なくなりました」とのメッセージが出て、充電式の eneloop を、予備の単四電地に交換。電池で動くということはなんとすばらしいことか。
全体を通じてのテーマとか、サブエピソードの規模とか。
掲載だから1回ごとに、それなりの「山場」をコンスタントに確保する必要があるのだが、単行本化のときには、それではリズムが悪くなってしまったり、冗長になったりするので、どのみち、かなりの書き直しは必要になるだろう。
刊行周期を週刊とした場合、1回の分量は原稿用紙にして、15枚から20枚程度なので、スペック的には pomera で書けてしまう。むしろ、確実に締め切りを守るには、pomera のような道具でいつでもどこでも書けるということは大きなメリットかもしれない。
長編の執筆では、数量的なバランスや、構造を俯瞰するために、アウトラインプロセッサや Excel などのツールを頻繁に参照するので、パソコンが必要になることが多くなるのだけれど、こうして考えごとをしながらどんどん書いていくような場合は、pomeraでまったくストレスがない。入力ツールとしてほとんどPCに遜色がないといえる。
もう少しこうだったらさらに便利になるのになあ、というところはもちろんある。
明日明後日がセンター試験なので、駒場キャンパスは午後休講。食堂も図書館も午後五時まで。
家に帰ったら、ハドソン川に旅客機が不時着して全員助かったというニュース。すごい。
年末に期限切れになるクレジットカードのポイントの景品で送られてきたのは、ワコールの DAMS CROSSWALKER なる下着。毎日履いて一日6000歩以上歩くと、痩せてすらりとした体型になるのだそうだ。
面白いのでさっそく身につけて、夕方、横浜駅西口までウォーキング。東急ハンズの自転車売り場を見て帰ってきた。4.2kmを45分で。
痩せるかどうかはわからないけど、さすが世界のワコール。着心地は素晴らしい。
そうはいっても、たかが下着のパンツ1枚が買うと5250円。一桁値段がちがいますって。そうそう買えません。
下着だけに1枚だけでは毎日使うわけにはいかないし。
昨年3月に発売されたものらしいけど、これの女性用バージョンはすでに類型720万枚も販売されているのだとか。みんな自分の体にお金をかけるんだなあ。まあ、見苦しくない自分でいよう、という心がけは素敵です。
長編のタイトルを30ほど考えたものを編集者にメール。
