
少し秋の気配がしてきたとはいうものの、暑い時間を避けて横浜中央図書館へ。自転車で向かうと最後の野毛坂が難関。鎮痛剤といっしょに飲んでいる筋弛緩剤のせいで下半身に力が入らないものだから。
しかし、本日二回目の薬を飲んだのが出発直前だったため、まだ血中濃度が上がっていなくて、意外に大丈夫であった。
1冊返却して、1冊借りる。
返したのは経済の本、借りたのは医学の本。
あとは、少し遠回りして、山下公園赤レンガ倉庫など、ふだんのポタリングコースを走ってみる。なかなか順調。他人が見たら100m歩けない人間には見えないだろうなあ。
かつてはあれだけ歩いていたのにさっぱり歩かなくなって、欲求不満なのか食べる量は増えてしまったので、ウエスト周りが増加中。まあ、入院すればカロリーコントロールがしっかりするので、痩せると思うけど、運動不足はひどくなるから、少しでも運動しておこうと思って。
帰宅後は、サッカーテレビ観戦。
A代表の日本vs.カメルーン、オリンピック代表の日本vs.ベトナム、そしてU-17ワールドカップの日本vs.ナイジェリアと3試合。
オリンピック代表の試合は面白くなかったのでほとんど見ないで本を読んでいて、おかげで借りてきた本を読み切ってしまった。
そんなわけだから執筆はあまり進まない。
8月も22日。夏休みの宿題を残している子供みたい。
といいつつ、実は、夏休みの宿題は7月中に全部やってしまうような小学生だったので、夏の終わりに宿題を残していた経験はないのだけれど。
本日はコルセットの型取りのため、整形外科の装具外来。
すでに予約は一杯だったところ、次の週が手術だというのでむりやりねじ込んで入れてくれた予約なので、午後3時半の予約だけど、その時間に行くと、まだ10人ほどが待合室で待っている。
それでも、本を読んでいるうちに午後4時半に呼ばれる。
いつもとはちがう診察室の光景。
床には古新聞が敷き詰められている。
「上着を脱いでください」
「ズボンを下げてください」
という感じで、直立して両手を杖に預けている間に、腿の辺りから脇の下までキッチンで使うのと同じラップでぐるぐる巻きにされる。
足下のプラスチックバケツに白い液体が入っているのは拙稿、じゃなくて、石膏。白衣を着た装具屋さんが、そこに幅広の布を漬けて浸し、軽く絞っては、腰から胸へラップの上から巻き付けていく。放っておけばミイラになってしまいそうだ。
「もうじき固まりますからね」
5分くらいしか経っていないけど、直立しているとすでに足がかなり痛む。しかし、石膏が固まるまでガマンするしかない。
固まったのを確かめて、胴体に何やら書き込んでいる。名前とか病院名とか。
やがて、カッターナイフで、胸から腹にかけて正面正中線付近を縦に切って外すと、僕の体型を忠実にコピーした筒ができあがるわけだ。
(カッターナイフで腹を切られたらどうしようと必死で腹をへこませたのは言うまでもない)
一部とはいえ、自分の身体の3Dモデルを見るのはなかなか不思議な気分。こういう体験ができるのも病気のおかげである。
コルセット代は23535円、来週火曜日、病室に届くので現金で払うということ。保険が適用されるので、あとから書類を揃えて保険組合に請求すると7割がもどってくるのだけど、その手続きには診断書が必要でお金がかかる。なんだか納得できない制度だ。
窓口での本日の医療費支払いは、2310円。これはいままでで一番安い。
24時間テレビ(日本テレビ)は、好きな人と嫌いな人にはっきり別れるようで、僕の知り合いで24時間テレビを見る人はほとんどいない。
もちろん、僕も見ない、というか、事前情報を聞いてはいたが、いったいいつ行われるのか興味もないので知らなかった。
で、たまたまチャンネルを替えたら、欽ちゃんがあと1.5Kmくらいで武道館に着くけれど、放送時間内には間に合わなそうだ、というところで、「間に合わない」というところが妙に気に入って、番組的にどう落とし前をつけるのか、そこに興味が湧いてしばらく見てしまった。
人はたまに感動して泣きたくなる、という一種の「心の生理現象」みたいなのがあるのは理解はできる。まあ、僕だってそういうふうに思うことはあるし。
だからこそ、どうやったら人を感動させられるかというのはある程度わかりきっていて、人を泣かせる小説とか感動させる小説とか、そういうのを書くのは別にむずかしくない。単純な技術上の問題なのだ。
泣けるか、感動できるか、じゃなくて、何によって泣くのか、何によって感動するのか、というところが問題なのだ。
(必ずしも泣かなくても感動しなくてもいいけど、たとえばの話ね)
欽ちゃんが24時間テレビで70kmを「歩ききって」、感動した人もいるらしい。
まあそうだろう。でもさ、こういう風にしたらかなりの人を感動させられるってことは、みんなやる前から判っていて、見る人もわかっていて、予想したとおりに感動したいから見ていたんだよね。
そういうニーズがあるから、そこに商品を提供する、ということを非難することもないと、理屈では思うのだけれど、感動ってそんなにまでして、しなくちゃいけないのかね、と見る人の方にいいたい気分になる。
「欽ちゃんを見てわたしもがんばろうって思った」
て、おいおい、欽ちゃん見なくたって思えよ。(別にそう思わなくてもいいんだけど、とにかく思うきっかけが欽ちゃんかよ)
欽ちゃんくらいがんばっている人って、僕のまわりを見回したら、いくらでもいるから、きっと、欽ちゃんをみて感動している人の周りにだって、いくらでもいるんじゃないかな。
66歳なのに、とか、身障者なのに、とか、そういうオマケのスペックつけなくたって、ちょっと自分の周りを見てみればそれで十分なんじゃないのかなあ。がんばっていないように見えて、けっこうがんばっている人は多いような気がする。
別に欽ちゃんじゃなくて、どんな人生だって、いつかどこかでのっぴきならないことになるものだし、それでも、たいていの人はそこを切り抜けて生き続けていくものだ。
まあ、一日に煙草を何箱も吸っていても、66才で70kmくらいは歩き通せるということが証明されたってことで、いいってことにするか。
愛でほんとに地球が救えるのならいいけど、地球を救うのは愛じゃなくて理性だと思う。
戦争は愛によって引き起こされている。目に見えている人、近くにいる人だけを愛そうとすることこそが、戦争の原因じゃないのか。目の前にいない人のことを考えることのできるために必要なのは、愛じゃなくて理性だ。自分が愛する人を殺した人にも愛する人はいる。
世間は猛暑だ酷暑だと言っているというのに、少しも夏らしいことをしていなかった。
旅行も、海も山も、ひと夏の恋も。(笑)
やっと手術が決まったので、入院までに娑婆の空気を楽しむことにする。
娑婆といえば、まずはヨットだ。
たまたま今日はレース。
男3女5というレースらしからぬ華やかなメンバーで参加。
すごく楽しかったなあ。
レース終了後は、会費一人1000円で飲み放題食べ放題の焼きそばパーティ。
写真は、パーティ開始を待つ、ボートヤード。

上場企業役員だったこともあるKさんが、家の近くまで来てくれて、2時間ほどいろいろな話を聞く。
夕方、TSUTAYA でCDを5枚を借り、スターバックスコーヒーで原稿書き。
静かだけれど、内容のある一日だったかな。
目が覚めた。??? ヤバ!
とあわてて飛び起きて、目覚めて20分後には、病院の待合室にいた。予約時刻9:30に間に合いました。
エクセルの表にまとめた神経根ブロック注射のあとの症状の経過などを見せて、……、手術決定!
8月27日、午後から入院。 30日、手術。入院期間は3週間の予定。
というわけで、さっそく手術前の検査。
採尿、採血、心電図、出血時間測定、胸部レントゲン、完了。
(心電図の受付の女性が妙にセクシーだったなあ)
来週、21日には、手術後にはめるコルセットの採寸。
生まれて初めての入院&手術の甘美な響きに、遠足の前の子供のような気分。
入院前の to do list 入院のときの持ち物リストを作らなくては。
とりあえずツタヤへいって、病院で聞くCDを借りてきましょうかね。るんるん。
とにかく、やっと手術に漕ぎ着けた、という感じ。
2時に桜木町で打合せ。
家から自転車で漕ぎ出す。歩道の照り返しがすごい。遠赤外線から赤外線から可視光線から紫外線までまとめて、莫大な量の光子が僕にぶつかってくるって感じ。どうやら光子にも質量はある。
途中、郵便局で韓国の友人あてに著書を発送。
彼女、一応、大学で日本語勉強したはずなんだけど、たぶん、読めないだろう。そもそも英語でしか会話したことない。
10年ほど前、半導体関係の雑誌の仕事でシリコンバレーに取材にいったとき、大学出たての彼女も雑誌社から派遣されてやはり取材に来ていた。半導体のことをほとんど知らないし、車もないし、財布をなくして困っているという、オマヌケなジャーナリストだった。けど、それがいまじゃ、ソウルで自分の会社をやっている。
打合せの後は、久しぶりにプールでリハビリ。
どうも心が病人モードで執筆もはかどらないので、できるだけ生活を元に戻すことにした。足が悪いだけの普通の人になろう。
ビルの5階のプールは、本日、ドームが開いていて、空が見えるし、近隣の高層ビルが見える。背泳ぎをすると圧巻。(しなかったけど)
気温34度、で水温公称30.5度だけど、表面は36度くらいはある感じで、クビの回りが温かいのだよ。
角にホースが伸びていて、そこから冷たい水が注入されているのだけれど、焼け石に水。このプール、水を温める設備はあるけど、冷やす設備はないわけ。(あ、フツーないな)
74年ぶりに日本の暑さの記録が更新されたそうだ。
40度の夏というと、テレビのワイドショーなんかはすぐに「地球温暖化」を口にするけど、昨日までは74年前の方が暑かったのだよ。地球規模の気候変動を最近50年やそこらのことで語ることは、正確性において大いに疑問があるということは、いつも頭に入れておきたい。
ヒートアイランド現象と温室効果を混同している論調にも注意。

『反転―闇社会の守護神と呼ばれて』(田中森一 幻冬舎)を読んだ。
東京地検の検事をやめて裏社会の弁護士になったいわゆる「ヤメ検」の自叙伝。
60年前の貧しかった日本の田舎、バブル時代、検察庁、経済犯罪、そんな小説のネタ満載(?)のノンフィクション。
こういう本の読者はどういう人たちなのだろう。まさか、みんな小説を書こうと思っているわけじゃないだろうに。(笑) 情報量豊富な良書。
終戦記念日。昼間、窓の外の温度計は38度を指していた。実社会は気象台の百葉箱よりだいぶ温度が高いようだ。とはいえ、外へは出なかったので、涼しく過ごした。
日本中が35度だ40度だとニュースが言っているけど、足が悪くてほぼ家にいるので、夏の暑さの実感がない。
この春まで住んでいたマンションはすごく暑くかったのだが、引っ越してきてからは涼しいのだ。
以前の部屋は東向きで、まず、午前中に暑くなり、そのままずっと一日暑い。
いまは、西向きで午後3時過ぎからしか暑くならないし、それもたいしたことはない。
最近これだけ暑いと、東向きとか南向きとか、かえって暮らしにくいんじゃないだろうか。
そういえば、南向きの家にこだわるのは日本人の特徴のひとつらしい。
図書館に予約してあった本が用意されたとメールが入ったので、午前中、バイクで図書館へ。
ついでに医学の専門書に少し目を通す。
混雑していて椅子が空いていないので、ジベタリアン。
午後は、自転車でクイーンズスクエアまで。

ニンテンドーDSを買うほどの経済的余裕はないので(笑)マクドナルドのハッピーセットを買いました。
左は「PKサッカー」右は「バイクレーシング」
背景は時節柄(笑)脊髄神経根の解剖図。
こんなデジタルゲームとハンバーガーとポテトSとドリンクSとで、クーポンを使うと300円。
安いよなあ。
画面が反射型モノクロ液晶で情けないですが、ゲームの難易度は簡単に勝ててちょうどいい。
むずかしいゲームが好きな人がいるけど、僕は理解できない。必ず勝って終わりたいので、ふつうのゲームでも第1画面が終わるとリセットしてまた最初からやります。むずかしい画面へ進んで負けてゲームオーバーなんてまっぴらゴメン。
