diary2012

町屋で「創作中華 一之船入」

 やや内臓が飲み疲れ風の朝。
 シャワーを浴びた後、ホテルのビジネス朝食という名のパンとシリアルとゆで卵と飲み物を食べる。
 チェックアウトして散歩がてら烏丸通りを四条から三条まで上り、京都歴史博物館別館にあるアートンギャラリーへ。
 学生時代の演劇に仲間がそこで仕事をしている。
 たまたま在廊の社長さんにも初めてお目にかかる。
 再び、四条へ下り、ホテルに戻って迎えを待つ。
 午前11時ちょうど某氏が運転手付のレクサスでピックアップに来てくれる。
 京都に行くと、急にVIPみたいになってしまう。(笑)
 本日のランチは「創作中華 一之船入」という町屋造りのお店。
 高瀬川に面していて、船宿だったところだそうだ。
 上品で美しい中華のコース料理。
 いろいろな話をした後、そこで某氏と別れて、京都駅まで町歩き。
 どこかのカフェで仕事をしようかと思っていたけれど、次の日の黄金町芸術学校の「だれでもなれる?小説家講座」の題材の写真などを撮影しながら、主として新町通を下って、1時間余りで京都駅へ。
 そのまま新幹線で帰宅。(午後6時)

三省堂書店京都駅店、それから京都の夜

 午前の新幹線で京都へ。
 朝食は崎陽軒のシウマイ15個入り。ビールでなくお茶。
 京都駅到着後、駅ビルの三省堂書店京都駅店へ。
『インバウンド』(小学館)の帯にコメントを寄せてくれた書店員の鶴岡さんのお店。
 売り場を見ると、7月の発売から5ヶ月も経つのに平積みで手書きポップが立っている。うれしい。ありがたい。
 近くの店員さんに声をかけて鶴岡さんを呼んでもらう。
 ほどなく現れた鶴岡さんに事務所に案内され、店長や文庫担当の方にも挨拶。
 ありがたいことに、サイン本を8冊も作らせてもらいました。
 近畿地区で、阿川大樹のサイン本を扱ってもらうのは初めて。
 お近くの方は、ぜひ、三省堂京都駅店へ。
 その後、本来の目的の打合せ、そして忘年会へ。
「路地もん」(新町御池下る)で炭火焼きコース、「ぎをん 蘆田」のスッポン鍋の最後のビールだけに合流し、フィニッシュは祇園にある老舗のショーパブ「カルシウムハウス」でオカマのショー。
 女装していても、それはもうはっきり男なのだけど、とある瞬間、すごく魅惑的な表情をする人たち。
 あとで聞いたら、かじこママは関西では有名な人らしく、テレビにもよく出ているのだとか。
 僕らのテーブルについてくれた「あきちゃん」(本名はほんとに「あきお」よ)は新人だそうだけど、西川史子センセに似ている。
 お客さんが埋まってからショータイムになるらしく、始まったのは11時近くになってから。
 大衆演劇風というか、アングラ劇風というか、わざと洗練させないステージが、これまたけっこういい。
 創立30年の年季の入った店の天井や舞台には、作りつけの装置などがあって、いろいろなサプライズの仕掛けが。
 見かけチープだけど、これはよく作り込まれた立派なエンターテインメント。
 いいものを見せて戴きました。
 ホテルに帰ったときにはけっこう酔っ払っていた。

天下一品を下品にするな

 Stereo 1月号(2800円)付録のヘッドフォンアンプ付USB DAC を入手。
 ふだん使っている某ヘッドフォンアンプ(購入価格1.6万円)と音は結構いい勝負。
 そんなわけで、一日中、ヘッドホンでいい音を聴きながら仕事。
 中華のチェーン店・天下一品を天一と略す人がいるけど、天一といえば銀座の天ぷら屋だ、と常日頃、天一という略し方に違和感をもっていた。
 Twitterで「天下一品を天一と略したら残るのは下品じゃないか」という言葉を見つけて、我が意を得たり。

チーム阿川大樹作戦会議

 午前3時、寝ようと思ったら急に本日の予定を思い出す。
 午前9時には元住吉の関東労災病院スポーツ整形外科へいかなくてはならないではないか。うっかりしていた。
 というわけで、4時間ほど眠って起きて、水だけ飲んで家を出る。
 病院で受付を済ませてから売店でオニギリを買って待合室で軽く腹ごしらえ。
 リハビリの経過報告につづいて、肩鎖関節に注射。
 会計待ちのあいだにロビーのドトールで朝食。
 医師が診察して注射して550円だった。ふだんのリハビリで450円は割高感があるなあ。
 そのまま黄金町へ出勤。
 ランチは駅まで行って立食いそば。
 信号が青なら事務所から30秒で行けるので超便利。
(その手前に焼き肉屋があるけど興味なし)
 午後7時、某社の担当編集者さん来訪、まもなく営業さんも合流して、「チーム阿川大樹」のミーティング&忘年会。
 現在執筆中の長編の次の本についてのアイデア出し、など。
 曙町の「アポロ」からタクシーで移動して都橋「華」へ。

久々に10kmラン

 少し暖かかったので、昼間、10kmを走ったり歩いたり。
 10km走るのは9月26日にフットサルで走って以来。
 結構、筋肉に来たけれど、マッサージ器を使ったらわりと回復が早い感じ。
 トレーニング法だけじゃなくて疲労回復のノウハウも重要だね。
 ランニング用のロングタイツを買おうと思っているけど、なかなか買いに行く暇がない。
 今はいているのは、むかーしユニクロで売っていた BodyTeck という商品。特売で1500円くらいで買った記憶がある。
 見た目は似ているけど、本格的なタイツはCW-Xだと16000円くらいする。アシックスだともう少し安い。
 故障しないように走るにはどうやら必需品のようなのだ。
 家の近所のオフィスビルにあるドトールで仕事。
 客が仕事の空気なので、こちらも集中しやすい。
 スターバックスよりコーヒーが美味しくて安いしね。
 走ったせいか、肉が食べたくなったので、夕食は野毛のブッチャーズグリルまで出て行って、150gステーキ(1050円)を食べる。
 サラダバーが無料なので、例によってトマトを3個分くらい食べる。

オフ黄金町

 それほど深く関わったわけではないけれど、黄金町バザールも終わったので、黄金町に出勤せずに仕事してみる。
 暖かい時間に4km走る。
 家と家の近くで仕事。
 夕食は、湯豆腐、ぶりの照り焼き、ワカメも味噌汁、モヤシと人参のXO醤炒め。

黄金町バザール 2012 最終日

 プレイベントから数えて3ヶ月にわたって開催された「黄金町バザール2012」も本日で最終日。
 通勤経路に軽く町のようすを見て回る。
 幸運にも比較的温かい日差し。陽気に誘われて人出も結構出ているようで、町に活気がある。
 エッセイの〆切なので午後7時過ぎまで仕事をして、クロージングパーティへ。(会費500円)
 みんなの顔が明るい。
 若い人が多い。
 地元商店会の料理も美味しい。
 どんどんいい町になっていく。
 一次会終了後、エッセイを仕上げに事務所へ戻る。
 少し直しを入れて午後10時過ぎ、とある場所を通りかかったら、アーティストたちが集まって飲んでる。
 午前2時頃まで芸術談義。
 かなり飲みました。
 パーティのあまりのお酒なので会費はタダ。
 ほんとにいい町だ。(笑)

三菱みなとみらい技術館

 かねてより夫婦で懸案事項になっていた、三菱みなとみらい技術館へ。
 三菱がいかにたくさんの国家的プロジェクトに関わってきたか、というのがとてもよくわかる。
 それはそれとして、H-2A ロケットとか、小型旅客用ジェット機 MRJ とか、ロケットエンジンの実物とか、潜水調査船「しんかい6500」の精密断面模型とか、地球深部調査船「ちきゅう」とか、科学少年の心が躍る。
 一方、伝えたいものは素晴らしいのに、見せ方がまるでなってないものも多数。
 素晴らしい技術の一方で、広報部門であるこの施設にはいい人材が投入されていないらしい。
 妻の買い物の手伝いで、横浜西口のヨドバシカメラへ。
 キヤノン PowerShot S110 というコンパクトカメラを購入。(妻の研究用)
 説明を聞いてからもっていた iPad で安値を調べて、価格交渉して値引きしてもらう。
(個人では好きな値段で買っていいけど、公費で買うときには、すぐにわかる安値よりも高く買うことはできない)
 ついでに腕時計の電池交換。
 天気予報が外れて、かなりの雨が降り出したので、以後の夫婦の予定は中止。
 黄金町へ出勤。
 午後11時過ぎまで長編執筆。

体のメンテナンス

 午前中、ウォーキング&ジョギング 5km。
 夕方、仕事場近くの整形外科で肩のリハビリ。(10回目)
 午後8時半まで仕事して、午後9時、野毛でマッサージ60分。
 年を取ると、体を維持するだけで努力も時間もお金も必要。

冬の野外バー

 3kmほどのジョギング。
 まあ、走れるのだけど、循環器呼吸器系よりも筋肉が限界になる、そんな状態に戻ってしまっていることは明白。
 つまり、マラソン出場を決めた9月初旬、3ヶ月前に逆戻りだ。
 午後7時半すぎ、コガーデンが屋台に変身する「コガバー」へ。
 高架下だけど野外なので、足首にレッグウォーマー、そして、この冬初めてジッポーのカイロを持参。
 アーティストたちと表現について、けっこう真剣に話をして、楽しかった。
 6時間分オイルを入れたはずなのに、シーズン始めで中のフエルトが乾燥しきっているためは4時間ほどで消えてしまった。
 意識してなかったけど、午後11時には体中の筋肉がこわばっていた。
 パソコンのバックアップ作業をさせてあった事務所に戻って少し暖を取り、カイロを再点火して、午前1時前、帰路につく。